「タイトルの印象で作品を軽んじてはいけない。」余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。 らんさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルの印象で作品を軽んじてはいけない。
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タイトルの印象から「ライトな作品で、安易に余命というテーマを扱っているのかもしれない」と少し身構えていました。悲しみを強要されているような気持ちになるので余命がテーマとなっている作品が苦手な私ですが、この作品はもっと違うところに作り手の想いがあるのだなと感じます。
残された時間の切なさを描くのではなく、春奈は秋人に、秋人は春奈に出会った事で色鮮やかでカラフルな世界を生きることができた。そんな2人の純粋で真っ直ぐな日々を描いた物語として受け取ることができました。
結末はタイトルからなんとなく想像はできましたが、それでもキャスト陣のお芝居と映像の美しさに引き込まれ、最後までこの映画に没頭できました。天国でも一緒に笑い合える日々を過ごせていると良いなとただただ2人の幸せを願う気持ちが残る、優しくてあたたかい作品に出会えました。
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