「モンクはあだ名だったのね。」アメリカン・フィクション おひさまマジックさんの映画レビュー(感想・評価)
モンクはあだ名だったのね。
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☆3.8な感じでした。
淡々と進んでいく、とろーんとした序盤なのだが、やけくそ作品「マイ・パフォロジー」が代理店のお眼鏡に叶うあたりから、コメディコメディ!笑いましたね!ただし大人な笑いだと思います。出版社?の社長さんとの掛け合いは全ウケです。電話機奪い合うあたりなんかバカバカしくてもう~~笑
「なんだそれは?ストリートファッションと言っただろ」
「そうしたよ」
「ばかな。セサミ・ストリートかよ」
ウケる~。めっちゃそんな感じだし。
ファミリーも雰囲気よく。バカな兄貴だな~とか思いながらも、そうでもなかったりでハートフル。こういうマッタリとしたハートフル・コメディってアメリカ人は作るの上手いですよねえ。
日本だと山田洋次さん作品みたいな。三谷幸喜さんのギャグ路線じゃなくて、やわらかーい笑いっていうか。こういうの日本でも復活してほしいな。今の日本のコメディ(らしきもの)は不景気や時勢の香りが漂い過ぎて笑いにくい。
評価会議のランチタイムのやり取り。不器用な主人公の、それらしい不器用正論が出てきて、なんだか身につまされる感じもしました。「当てる仕事」と「やりたい仕事」なんか違って当たり前…と考えてますが?なるべく近づけるのを努力と言うんだよと思いながら頑張っていきたい。とか考えてしまった。
そんなこんなをぶっ壊すラスト。見ていて「えっ!?」となるラスト10分の流れ「なんだよ~もうー」と思いながらもニンマリ。私は好きでしたね!
このレベルなら劇場公開すればよかったのに。
悪くないですよ。そんな一作。
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