「黒人の本音」アメリカン・フィクション odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
黒人の本音
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大半のアメリカの白人層がアフリカ系黒人に抱いているであろうイメージを風刺したコメディ、口では差別反対、皆平等などと綺麗ごとを並べても小説や映画などのエンターティンメントの世界では見下しがちな本音が出てしまうのかも・・。
奇妙な家族構成の内輪話が延々続くので正直どうでもいいと醒めた気分で観ていたが、ラストで2作目の映画が本作だったと臭わす結末に唖然、一本取られました感、弟が自分の役は誰が演じるのかと聞くと、タイラーペリーと答えていましたね、アメリカのエンターテイメント業界はユダヤ系アメリカ人が牛耳っている中で実力で成功したレジェンドを引き合いに出すところも流石です。
モンクをいじっているくせに何故かモンクの曲はかからずじまい、最後にマイルス・デイヴィスの枯葉がかかりました、誰もが認めるモダンジャズのレジェンド、黒人の実力を納得させたかったのでしょう・・。
アメリカ人ではないのでエピソードのあるある感はさほど感じませんでしたが現地では、さぞうけたでしょう、アカデミー賞も納得です。
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