「死霊館ユニバースかと思った」オーメン ザ・ファースト 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
死霊館ユニバースかと思った
オーメンシリーズと言えば、悪魔の子ダミアンに関わった人たちが無惨にスポンスポン死んでゆくその様が見どころ、要するにファイナルディスティネーションシリーズと同種の珍死鑑賞作品…というのはわたくしの勝手な受け止め方ですが、実際そうした楽しみ方をする層は一定数いるようです。
しかし今回はそのダミアン君が生まれる前の話であるため、当然のように珍死シーンはごくわずか。
代わりに、一応本筋であるところの、キリスト教の教義にまつわる恐怖の描写に力を入れてきましたが…
その描写が既視感バリバリ、新鮮味がほとんどない…
加えてあちこちはられた伏線がイマイチうまく機能しておらず、「ああ、そういえばあったねそんなこと…」くらいの薄い衝撃しか受けません。モノによっては投げっぱなしに見える設定も…。
そもそもの話、わたくしのような典型的日本人には、キリスト教関係の恐ろしさってなかなか感覚として掴みづらいですからねぇ…
というわけで、個人的期待には沿わず、さりとて他に目立つ見どころもなく、な、ちょいと残念な一本でした。
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ibtさんのコメント
2024年4月9日
克晴さん、こんばんは。
共感ありがとうございます。
私個人ではありますが、最初の作品で完結していると思っています。
全てタイムリーで観てきたものですから、あ〜そうなんだと、そんな感想しかありませんでした。