デビルズ・バスのレビュー・感想・評価
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今も変わらぬ女性のストレスと悲しい結末。
いーよいーよ、こういうの好きだよ。
例によって歴史文献から抽出した歴史物なんだね。田舎の民間伝承、死体の指や首筋の髪、処刑のお祭り騒ぎなんかは実際昔あった事だそうだ。エグいシーン多いけどビビらせるように撮ってない。
2人監督のインタビューでも語り口を法廷劇スリラーか、歴史ホラーか脚本作る時に迷ったがどちらもやめたと書いてあった。
だから淡々としていてテンポが遅く少し観てていらっとしたが、エンドタイトルで女性の子供殺しが中世でいかに多かったか、、それに至る女性の鬱病の原因の数々なんかがテーマになっていることを知り腑に落ちた。デビルズバスはそんな鬱状態の事を言うらしい。
この病んでいく過程は現代でも一緒だよね。昔より逃げる手段が増えただけで、状況的、金銭的に逃げられなかった人は似た様な事件を起こしているわけだ。ま突出した田舎の人口減少もそこから逃げ出す女性が多いことに他ならない。ガールウィズニードルもだが女性は逃げ場少な過ぎだ。
主演の女性はミュージシャンでサントラ担当だったが、候補の主役がスケジュール的に出演出来なくなり、内容気に入った彼女が主役に立候補して決まったと言うながれだそうだ。なんか美人じゃない感じがリアリティあってよい。曲も実に良いのだよ、サントラ欲しい。
とにかく暗い…今の自分の幸運に思いを馳せる
70点ぐらい。史実に基づき…
17〜18世紀のオーストリアで
実際にあった事件をモチーフにした作品
自殺するより人を殺して告解してから死ぬ方がマシ
自殺したら地獄行き
と考えられていた頃の話
冒頭でセベリン・フィアラ監督とヴェロニカ・フランツ監督が挨拶した時に
フランツ監督が白骨死体が散らばっていてあちこち炎が燃えてる地獄絵図のシャツを着ていて
なんかすごいな…と思っていたので似たようなシーンが出てきた時笑いそうになってしまった
女も生き辛い時代だけど、不能男や気弱な男も生き辛い時代だよなと思った
映像がグロ美しくとても楽しめた
ジェシカ・ハウスナー監督のお姉さんのターニャが衣装デザイン
パラダイス三部作(ザイドル監督で脚本がフランツさん、そして二人は今夫婦)が自分には合わなかったので
こういう方向性ならかなり好みだなと思った
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