劇場公開日 2025年7月11日

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顔を捨てた男のレビュー・感想・評価

全107件中、21~40件目を表示

4.0ルッキズムにとどまらない深みのある作品

2025年8月9日
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鑑賞方法:映画館

ルッキズムを取り上げた作品なのだろうとタカを括っていたが、
それにとどまらないところに心を打たれた。

というのも、
セバスチャン・スタン演じる主人公エドワードは、
その特異な外見から、ひどい扱いを受けてきていて、
自分自身にも自信がない。
そんな彼が治療を受け、新しい顔(本来の顔だろう)を手にいれ
それなりに仕事がうまくいったりモテたりするようるなったが、
エドワードの本質は変わらないのだ。
人と比べる、人を羨む、自分に自信がないのは変わらない。

一方、昔のエドワードの顔に良く似たオズワルドは、
特異な顔にも関わらず、周囲の人たちとのコミュニケーションは抜群だし
自分に自信があり、顔のことをコンプレックスに感じているそぶりがない。
人と比べたりなんかしないし、むしろ人をたてるのだ。
だから人から好かれ、信頼されるのだろうと思う。

この人間的な本質の違いが、彼らの人生が全く異なる結果を生んでいる。
まさに人としての本質を抉り出すように描いていて、
私は心を打たれたし、自分自身も外見にコンプレックスを持ったり
他人と自分を比べたりせず、自分の人生を楽しもうとあらためて思った。

パンフレットも購入。
じっくり本作の余韻に浸ろうと思う。

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ひでちゃぴん

3.5エゴとアイデンティティのはざまで

2025年8月9日
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鑑賞方法:映画館

なかなか際どい題材を扱って攻めている脚本演出が上手い。観客が自分の感覚を自らに問いがちなシーンがあり、外見による差別ということについて向き合うことになる。
ただ本作の秀逸なところはそれ以上に、外見の変化によって明らかになっていく主人公のエゴを描いていくところ。外見含めた自分を全否定し、違う人になることを選んだくらいなのに、好きだった女性への執着と外見が変わっても元々の自分のアイデンティティは捨てられないという様子の描き方が独特。自分と同じ病を持っていても人生を謳歌している人に感じる強い嫉妬。観客は自分がこのスクリーンの中の話に対して感じる感情感想は正しいのか?と自問自答してしまう。不思議な魅力を持った作品。
主人公のエドワード役は「アプレンティス」で見事なトランプ像を演じた人。内面と外見の演技の複雑なバランスが見事。
驚いたのは後から出てきた主人公が嫉妬することになるオズワルドを演じている方は本当にその顔の症状を持っている方とのこと。すごい役者、だからこそこの作品に力があるのかもしれない。

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まっちゃまる

4.02025 58

2025年8月8日
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鑑賞方法:映画館

すごーい、ブラックジョーク!
見ている自分にも人を見た目で判断するなという教訓と、自分の気持ち次第でハンデだろうがなんだろうが変わるんだぞ。というのをユーモアとジョークで見せてくれた。

さらにフィルムで撮っているのか荒っぽいノイズ感が見ている人を終始不安にさせつつ時折出るおっかなさやおっきな音が日常生活の怖さも感じさせていて見事に見ている人を不安で楽しい世界へ連れて行ってくれたと思った

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yougo!!!

4.0生まれ変わる時

2025年8月7日
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悲しい

難しい

顔に特異な形態的特徴を持ちながらも新薬により治った男が、治療前の自分と似た男と出会い、動き始めたはずの新しい人生が…といった物語。

これは深く考えさせられる作品ですね。

現実問題として、男女問わず見た目が良いことは計り知れないほどのアドバンテージであることに異論はないと思います。

自信が付いたエドワードは仕事でも成功していき、かつて憧れた彼女と…。

そんな中、突如現れたオズワルド。かつての自分と同じ立場にあり、そんな彼と心を寄せ合って熱い友情が生まれる…的な展開になると思いきや。

う〜ん、そのことを気にもしていない(ようにみえる)オズワルドに、人知れずコンプレックスを抱いたのでしょうか。あれ程苦しんでいた自分と何故こうにも違うのか。そしてあろうことか、生まれ変われたはずの自分が、かつての"自分"に全てを奪われていくような感覚…。

結局大事なのは見た目ではなく心だよね…

なんてくだらない綺麗事を言うつもりはサラサラないですが、エドワードとオズワルド、確かに輝いてみえたのはオズワルドであることもまた事実か…。

なんとも複雑な気持ちにさせられた作品だった。

それはそうと、皆さん動物は責任をもって飼いましょうよ。んで、イングリットさん、最初は素敵な女性かと思ったが、あんたも中々にね…。。

そして最後。日本食なのが何となく誇らしいが、この後がどうなるか…っていうか何を伝えたい場面なのか?

また、エドワードに関しては主治医には普通にありがとうございますで良かったのでは?

細かい所が少し気になってしまったかも。
いずれにせよ、難しくも良作だったと思います。

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MAR

5.0容姿というより、過剰な自意識

2025年8月7日
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鑑賞方法:映画館

美しさに固執する物語は数多あれど、
その逆を進んで、悲劇に陥るのは珍しく、
随所の現代的なジャズ音楽の効果もあり、なんとも皮肉な物語。

最も面白いのは、周囲のほとんどの人間が主人公の意識とは対照的に、
あまり容姿を気にしていないように描かれていること。

やっぱり人間は中身が大事とか、教科書的な説教臭い話ではなく、
万事大概が自意識過剰だよ、お気楽に、
とオズワルドが軽やかに肩を叩いてくれる感じ。

自分の殻という固い天井を突き破って出てくるものは
結局、生身の自分自身でしかないというような、
寓話的なエピソードも随所にあって、ユニークな映画でした。

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HK

3.5ルッキズム云々という問題ではない

2025年8月6日
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鑑賞方法:映画館

驚く

ホラーかミステリーだと思って鑑賞にいったがそうではなかった。

姿形を変えても、嫉妬に狂っても、長い間刑務所にはいっても、相変わらずだね、と言われてしまう悲しさ。

ほんとに、悲し過ぎる!

他人を羨んでも仕方がないと分かっていても、感情的になってしまうと…。

セバスチャンはどこかの段階で、現実を冷静に見つめることができて、冷静に判断することができたのだろうと思う。

エドワードを他人事だといって笑っていられないほどには冷静でありたいものである。

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うさぎさん

4.0見た目が全てではない

2025年8月1日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

ストレンジダーリンと比べると遥かに面白かった。
あそこまで酷い容姿の人っていない?と思うけどでも役者を目指してるのも凄かった。
よく目指そうと思えたね。勇気がある。
整形して演出家の女性と良い感じになったらオズワルドという過去の自分に遭遇性格は明るくおしゃべり奥さんやお子さんもいたから驚いた。
オズワルドの登場で男性もおかしくなり知人を殺して刑務所行き顔にボール当たる監視官も知らんぷり顔にボール当たると痛い私も経験者なので分かる。笑えない。
刑務所から出てきてオズワルドと女性誰?再会来てくれたのはいい人だった。
私もあまり容姿を重視しすぎる人が苦手そういう人は言葉悪いけどクズが多い。
内容考えた人中々良かったと思います人間は顔だけじゃないんですよそう思いませんか?

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Lec

3.5欠点をなくすことが必ず幸せになれるわけではない。短所と長所が表裏一...

2025年7月31日
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知的

欠点をなくすことが必ず幸せになれるわけではない。短所と長所が表裏一体であることを考えさせられる映画です。極端ではありますが、自分の幸福は自分で切り開くものと思わせられます。

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ショカタロウ

3.0ストーリーは面白くて

2025年7月31日
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鑑賞方法:映画館

惹かれたが、設定に無理あるけどね。マスクでの演技でいいんじゃない?

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Miya-n

3.0題材はいいのだが、、、

2025年7月29日
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鑑賞方法:映画館

何かと「サブスタンス」と比べられるのかもしれないですが、全然違うと思います。
サブスタンスが、自身の希望により変化を遂げたのなら、こちらは、特に自身が変わろうとして変わったのではなく、むしろ変えられてしまったのではないかと思います。

いくつかの設定には、結構簡単に済ませてしまったんだなと思うところもあったりで。
はじめ行われていた治験も、当の本人がいなくなったということでその後全く出て来ずそこで終わってしまったり、イングリッドは男を取っ替え引っ換えというキャラかなと思えば、オズワルドとは長く続いてそれが簡単に覆っていたり、と。

エドワード(ガイ)とオズワルドの同じ境遇であるようなのだが、全く違った者の対比を描いているのかもしれない。が、簡単に描き過ぎてるように思えて。

突っ込みどころはいろいろあり、ガイの身元を調べたらすぐわかるやんとか、イングリッドがガイにマスクを付けて来てとベッドでお願いをしいざ付けてくるとやっぱり違うと笑って済ませておきながら、オズワルドとはプラトニックな恋愛を続けられているのかと疑問を持たせられたりとか。

題材はすごく良いと思うのですが、最後はもっと驚きを持って来て欲しかった。
最後もなんかモヤモヤが残る終わり方でした。最後少し映った女性は誰?何だったのでしょうか?

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Tarik

3.5どうしてこんなストーリー思いつくんだろう? 一筋縄では行かないとこ...

2025年7月29日
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どうしてこんなストーリー思いつくんだろう?

一筋縄では行かないところがまた良かった

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jung

4.0醜い顔の二人の真実「格差」

2025年7月29日
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悲しい

怖い

驚く

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かな

3.5自分と真逆の人間は自分を映す鏡

2025年7月28日
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この作品で、顔を捨てた男を演じたセバスチャン・スタンが、ゴールデングローブ賞、ベルリンの銀熊賞を受賞している。彼は、ルックスが自分の人生をダメにしていると錯覚し、自分の特異な顔を捨てる男を演じている。かたや、特異な顔を卑下せず、なめらかな弁舌で、コンプレックスなんのそので人生を好転させていく男が登場する。その好対照とやるせなさが丁寧に描かれている。

この主人公と真逆の存在が、この作品を面白くしている。
自分と真逆の人間が、自分を映す鏡の役割をはたしている。
人からどう思われているか、とあまり考えすぎるとこういうことになってしまう。自分をよく見せれば好感を得られるという錯覚から、地を出しても人望がある人間を妬むのだと思う。でも、ありのままに生きてるタイプの人間にも、人知れない葛藤があり、しかも、そのタイプは、実はほんの一握りだという事実を忘れてしまう。対極にいる男の目に見えない努力に蓋をし、なぜ彼女が彼を?の問いばかりをつきつめる。

ルックスを変えようが、生来の癖はなおらない。それがその人らしさであり、人間臭いところ。主人公のさわやかな苦笑いで終わるラストが、彼の初めて見る安堵の表情に思え、とても印象的だった。

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ジョー

3.5鏡の話

2025年7月27日
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悲しい

知的

難しい

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いぱねま

4.0エドワードを批判できるほど自分は強くなれるのか…

2025年7月27日
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悲しい

知的

難しい

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あ

4.0楽な作品じゃないよ・・・

2025年7月26日
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思い返せば思い返すほど辛くなる
万人に当てはまるからか? それとも共感性羞恥からか?
あなたにもぜひ確かめてみてほしい。そんなことを思わされた一本

リンパ腫の影響で顔の大部分が腫れ上がっているエドワード。俳優を志しているが、陽の目を浴びるのはまだまだ遠い様子

そんな彼に新薬の治験の話がやってくる。顔の腫れがなくなり、目立つ容貌でなくなるというのだ

ここまで観て漠然と『笑ゥせぇるすまん』の基本フォーマットを想像した私だったが、投薬後に現れる一人の男によって物語は思いもよらなかった方向に進み始める・・・

今作の原題は『A Different Man』
元もシンプルゆえに色々な受け取り方ができるが、観た後では邦題も味がある名訳じゃないかと思えた

障害やルッキズムが要素として登場する作品ではあるが、あからさまに差別する人々は出てこず「主たるテーマはそこではない」というメッセージが聞こえてくるようだ

冒頭に「辛い」と書いたがより近い言葉は「居心地が悪い」かもしれない
主人公バカだなぁと笑えるほど楽な作品を見せてくれる気はさらさらなさそうだ

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作務衣もん

4.0自分が問われている

2025年7月26日
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顔、容姿が変わることで、成功を得たものの、以前の自分に似た男の成功に嫉妬。
成功ってなんだ。
幸せってなんなのか。
自分の中にあるもの。
自分を活かせばいいというもの。
ということで、納得できるものだろうか。
納得しなければならないものなのだろうか。

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nyaowan

3.0かなり単純に「人は見た目より人柄」、陰の者より陽の者のほうが好かれ...

2025年7月26日
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かなり単純に「人は見た目より人柄」、陰の者より陽の者のほうが好かれるよて話だよ、とまとめると身も蓋もない感じがするな。
ルッキズムについて社会的構造まで踏み込まず個人的レベルな話で終わっちゃったように見えるのが残念だったな。

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teraox

3.0人間ってなんだろうか?

2025年7月26日
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エレファントマンのような作りだが全く別物。
隣の芝は青く見えるの究極版なのか?
考え方が全てなのか?人はそんなにも強くなれるのか?究極を言うとそうなのかもしれないが弱いから人間であるのではないか?を問われる映画。
撮り方は結構斬新なZoom等使って飽きさせない感じになっている。

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るい

2.5もっと狂気じみた物語と思っていたのだが…(微エロあり)

2025年7月25日
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元祖浮遊人
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