「実は仇討ちの物語ではない?」ビーキーパー 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)
実は仇討ちの物語ではない?
蜂に始まりマッチョに終わる
いけ好かない詐欺集団を根絶やしにするために
戦う養蜂家のお話
養蜂家のアダム(ジェイソン・ステイサム)は
激怒した
それは親切にしてくれていた婦人のためだ
彼の脳内には「恩義」や「仇」という言葉すら浮かんでいないのかもしれない
蜜蜂が本能で働き、本能で増えるように、彼もそれまでの人生に基づく本能的な部分に従って動いているだけなのかも
そんなことすら思わされるくらい淡々と戦い、目的を遂行していくアダム
端から赤子の手をひねるように障害を排除するもんだから逆に先の展開が心配になったりしたけれど、想像してなかったところまで敵の規模も大きくなっていく
シンプルなマッチョの復讐映画と違うのが、主人公 VS 敵とは違う第三極としてFBIが出てくるところ
捜査官の一人が恩ある婦人の娘という設定も良いし、相棒は「怪獣バトルに巻き込まないでくれよ・・・」と言わんばかりに終始引き気味で、
この二人が良い意味で作品にヌケ感と人間味を同時に出してくれる
まあ、何はともあれカジュアルアクションが見たいときにオススメの一本だ
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