「たしかに半地下のほうがマシかも」ビニールハウス ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
たしかに半地下のほうがマシかも
ビニールハウスが出てくる韓国映画(しかもそれが燃える)というとバーニングを連想してしまうが、こっちは自傷癖、認知症、盲目、知的障害、非行少年…とネガティブ材料をいろいろ集めて展開していくサスペンスで、劇伴ほぼなしの緊迫感に満ちた100分間はかなり楽しめた。
しんどい要素を詰め込んだ酷い話なのだが、それらのネタの使い方がうまくて伏線回収も丁寧。小倉智昭似の盲目の旦那に悪事がバレそうになるところでは、張り詰めた場面にも関わらず(逆にそれゆえに)爆笑したくなるシーンにもなっていたりで、ホントに気が抜けない(笑)。
主人公役のキム・ソヒョンは序盤の不幸で枯れた感じから、話が進むにつれて美人になっていくように見えたけど、気のせいだろうか(まあ元から美熟女なんで…)。
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