ドリーム・シナリオのレビュー・感想・評価
全42件中、1~20件目を表示
浅はかな人間と消費社会
理不尽で胸糞悪い。
出たくもないのに多くの人々の夢に自分が出てしまうようになって世界中で話題となり、人々がミーハー精神で突然近寄ってくるようになったかと思えば、今度は夢の中の自分が凶悪な人物になったからと、現実生活で差別とすら言えるくらいの迫害をあちこちで受けるようになる。
今回は夢という形だけれども、メディアの印象操作によって簡単に手のひらを返す人間の浅はかさを見せつけられて結構不愉快。
主人公には本を出すという夢(達成したい事の方(笑))があるのに、消費主義的に彼をコマーシャルに利用しようとする広告企業に流された結果、安い小説の刹那的なキャラクターとして利用されてしまう所も残酷に見えた。
人の夢にまで広告を出すという近未来デバイスのノリオもディストピア感満載だったし、消費主義への批判も感じ取れた。
面白かったけど、観ていて気持ちの良いシーンが無かった。
なんでがわかりきらないSF
サイエンス・フィクション=SF映画の定義は広い。
人の夢に出て人気者に、何もしないだけの無害さとはいえ
ニコラス・ケイジが夢に出てきたら、それだけでホラーだ。
たくさんの人の夢に出没する、この設定は面白い。
目だって人気者に。バズる感覚に近い。
不特定多数の実生活で知りえない人たちに、自分だけ
自分のことを知られる。有名人あるあるだと思うが
一般人にはそういった体験は縁遠い。
ここまではネタフリだ。映画はもうひと展開する。
夢の中で悪いことをする。ケガをさせたり、殺しに来たりと。
ん?ホラー映画か?そうだ映画内でも言われていた
フレディー感がある。ナイトメアな。
一転して嫌われ者に。シマウマのシマは目立つが、群れの中に
混ざると、ひと塊となって逆に個体がどこにいるのかわかりにくい。
これが、テーマというか物語の根っこみたいなものだと思う。
目立ってしまったポール(ニコラス・ケイジ)は、夢の中で悪さしたせいで
非難され、自分が所属するコミュニティーから追い出される。
仕事、家族、友人(あまりいないけど)。
これって、SNSに例えたら、あり得るはなしで。
自己責任の範囲を越えて、悪意ある受け取り方をされて炎上したら
総シバキに会って、自分が所属するコミュニティーにいられなくなることもある。
目立つってのは、生きていくうえで不便でもあるのだよと言われているようなの
だが、映画的にはオチが微妙で。インセプションのように、夢の中に潜入して
みたいなSFとは違う、もしかしてあるかもSFだなぁと。
本を書いていないのに、出版願望があるポールはどこか「明日から書くし」と
いっていた僕のようでもある。
夢オチでなかったのはよかったが、なんでポールが人の夢に現れたのかを説明
しようとしない。説明をガン無視する設定にSF映画的考えると微妙だが、説明
したところで「それ自体空想の話」なのでどっちでもいいかと。
立ち上がりがいい映画だっただけに、ちと残念。でも最後まで観られたのは
ニコラス・ケイジの演技力なんだろうなぁ。
夢で逢えたら
しがない大学教授ポールの身に起こる不可思議な現象。なぜだか世界中の人々が見る夢にポールが現れる。彼と知り合いの人だけではなく彼と会ったことがない人の夢にも現れるという。
ポールが自分に起きている現象を知ると、今まで人々の夢の中で何もしなかった彼が突然行動を起こし始める。
彼の講義で私語をしていたり受講態度が悪かった生徒の夢の中では彼らに襲い掛かり、若くて魅力的な女性の夢の中では性的な行為に及んだり。彼が他人の夢に入り込めることを自覚したとたん彼の中に眠る願望がそのまま行動を起こしたかのようだ。
コミック寄生獣の岩明均の短編作品で主人公が眠ると夢で他人の意識とつながるというテレパシストの話があったけど本作もちょうどそんな感じ。
世界中の人々の意識の中に同時に入り込めるというのはある意味インターネットに似ている。世界中の人々が彼を知り、そのことの不思議さに最初こそ楽しんで好感を抱いていたが、彼が夢で危害を加えだした途端彼を忌み嫌うようになり、挙句には彼に攻撃するようになる。彼が公の場所にいれば、誰かから必ずクレームをつけられ暴力まで振るわれる。これもいまのネット上でよく見られる光景。バズって注目されてる間は皆から面白がられるが、下手なことをして炎上したとたん周りからは誹謗中傷を浴びまくる。
ポールは娘の発表会からも締め出され、社会から抹殺されそうになる。家族への危害が及ぶことを避けるため別居を余儀なくされるポール。
このような超常現象がなぜ彼の身に起きたのか。彼が持つテレパシー能力なのか。この事件をきっかけにして他人の夢に入り込める通信システムが開発され、世界的ブームとなる。
ポールはそのシステムを使い自由に逢えなくなってしまった妻と夢の中で逢おうとする。
今まで目立たずに生きてきた彼が突然世間から注目され、これを機会に出版の夢を実現しようとする。しかし有名になれたのもつかの間、その弊害によりどん底に突き落とされる。
シマウマの縞模様は群れの中に入れば捕食者からは狙われにくくなる、群れから出れば途端にその姿は目立ち、捕食者に狙われる。しかしその目立つ姿は異性を引き寄せ求愛活動にも適する。ポールは世間の人々に注目されなくてもいい、愛する妻にだけ自分を見ていてもらえればそれで良かった。
彼は自由に逢えなくなってしまった妻と今も夢で逢い続ける。
異常な状況に巻き込まれてただ戸惑うニコラス・ケイジの役どころが可笑しいのと、少女の夢の中で彼が突然迫ってくるシーン(サスペリアパート2の気持ち悪い人形のオマージュ)には爆笑させられた。
ほんとニコラスケイジは理不尽な状況に追い詰められて困惑し破滅していく役どころを演じさせたらピカイチだと思う。
自分には何の非もないのに社会から抹殺されてゆく様は現代社会で今なお起きてるネットリンチを彷彿させた。
なんなら最初の夢から怖い
人々の夢に同じ男が出るという話。
まずこのポールという冴えない親父に、ニコラスケイジが本当にピッタリハマっている。素晴らしかったと思います。
人々の夢に出るポールと現実のポールの行動は一致していて、現実のポールが精神的に不安定になったりすると、夢のポールもどんどん暴力的になっていく。バイオハザード7のベイカーおじさんと風貌がかなり似通っているので、ホラーみがすごい。
夢がキーワードということで、ところどころぶつ切りになる演出やBGM、中途半端なカット、と不安になる要素満載。だんだんと暴力的になっていくポールも怖いところだが、当初の何もしないポールというのも不気味に感じてしまい恐ろしいと思ってしまった。
現実では何もしてないポールへの理不尽な迫害、ポールも相変わらず冴えないまま過ごし、キャリアも崩壊。挙げ句の果てには商売の対象になる始末。
そんな心ざわめく流れとは反するあのラストシーン。今まで観たどんな夢よりも穏やかで、切ないシーン。カタルシスを味わいました。
こういう炎上のスパイラル、あるよねー
もし自分の身に同じようなことが起きたとしても、ポール同様にロジカルに理屈で通そうとしても相手の感情に打ち勝つことはできず「なんで分かってくれないんだ!」と苛立ち、自分が被害者なんだと自分主体で主張してさらに反感を買って炎上のスパイラルに陥ってしまうんだろうなぁと思いながら鑑賞。有名になったことを、それがポジティブであれネガティブであれ、利用しようとアプローチしてくる企業が現れるところや、テクノロジーで瞬時に真似するところなど、ここ数年の世の中の出来事をニコラス・ケイジの巧みな演技で表現した作品でした。
作品が伝えたいのは“バズる“ことへの警鐘か。
何も特質するものを持っていない冴えない平凡な中年男性が知らないところで突然大バズり。
一躍人気を博するけれど、これまた知らない所で理不尽にバッシングされ、自分は何も悪くないのに一挙手一投足が批判の的に。
結局、よく分からない所で騒動は突然収まるけれど、シコリが残ってしまい元の平穏な生活には戻れず…
これ、今回の話は夢の話だったけれど、実際に起こりうる現象だなと感じた。
素人が突然誰かの発言でバズってTVに取り上げられ、消費されていく。
しかもよく分からない起業家に利用されるのもリアル。
最後にポールが炎に焼かれそうになる奥さんを救出して、抱きしめながら“これが現実ならいいのに…”と言って空に舞い上がって終わったシーンは悲しい、、
平凡な中年…
目立ちたい、認められたいけど、そんな才能もないし、準備もしてない、秀でるものもない。けれどアイデアだってあるし、自負もあると日日悶々としながらも平穏に暮らす普通の男。努力もせずに一躍有名になり、自我が一気に吹き出し、理想を語るが、これまた一気に周囲から叩かれ、家庭からも街からも追い出される。何もしていないが、跳ね返すだけの何かを持ち合わせておらず、何もできなかった。今のSNSの怖さを物語っている気もするが、ほとんどの人が持ち合わせていない非凡さ、特別な才能、つまりは普通の人あるあるを描いている気がする。
ここまで話をボカシてやるのか
「インターネットでバズって調子にのってたら、ひょんなことから炎上して叩かれた」って事象を描いてんだよね。
でも、それをそのままやるんじゃなくて、みんなの夢の中に何故か現れた男っていう話にして描いてんの。
バズから炎上への変わり目が、若い女にちょっと手を出してうまくいかなかったからっていうのがいいね。
有名になると異性が寄ってくるよね。知らんけど。
それは、自分がモテてるんじゃなくて、自分に起きてる事象がモテてるんだけど、そんな判別つくわけがない。調子にのってるし。
だから、なんかおかしなことも起きるんだよね。
ラストもそんなに救いのある感じじゃなかったけど、バズっても調子のんなよってことかな。
バズったときにチヤホヤして、炎上したときに叩く人たちは、そんなにいろいろ描かれてないけど、本当に悪いのはそいつらなんだよね。気を付けよ。
ジェットコースター栄枯盛衰
ニコラス・ケイジの演技が凄すぎて
それだけで面白く観ることができました。
多くの人の夢の中に登場するポール
(ニコラス・ケイジ)のバズり方が現代的で、
ちょっと調子に乗っちゃうポールの気持ちも
わからなくもないですね。
夢の中にどのように出てきてるかをみせる
数シーンが超面白かったですね。
特に娘の夢に出てきて、大袈裟に行進しながら
娘に近づくポールがマジで怖いしむしろ笑えます。
女性が見た性的な夢の再現シーンの
ポールのおなら2発は脱力できておかしかったですね。
2発目は予想外だったので、思わず声が出そうでした。
現実社会では真面目に生きているポールなのに
拒絶されていく様は不条理極まりないですし、
こんな悲しい話はないよなあと切なくなりましたね。
ましてや自分の夢の中に自分が出てきて、
ボウガンで射られるなんて痛すぎです。
ラストのノリオという人の夢に出られる仕組みを
使って、奥さんの夢にトーキングヘッズの衣装で
窮地から助けるシーンは、
割と冒頭に出てきた奥さんの見たい夢のくだりの実現で
グッときました。
面白かったけど、中年の悲哀が切なすぎるので、
高評価にはできませんでしたが、
よくできている作品で、面白かったです。
いかにもA24な作品なのでファンの方は是非!
悪夢を見ていたのは誰?
夢が発端となるおかしなことに巻き込まれる主人公ポール。話が進むにつれて、そのおかしなことは全てポールが見ていた夢でした、という終わり方かと思ったら、そんな単純なものではなかったですね。
最初は彼に関わったことのある人の夢に出てきたのが、その偶然が重なったことでSNSでバズり、関わりのない人も彼を意識するようになって夢に見るようになり、一部のフェイク投稿に引っ張られて、夢で彼が襲って来る人に変化し、ポール自身も周囲に巻き込まれたことで、その状況を意識したことで、関連した夢を見始め、そのうち夢か現実かの区別がつかなくなっていったところで、夢を見ていたのは、本来傍観者であった観客ではないかということに気づかされます。
夢なんて、自分の意思で見られるものでもなく、目が覚めた時に必ずしも覚えているとも限らないもの。「天狗裁き」という落語がありますが、夢の内容で責任を問われるという理不尽な流れは似ています。夢なんて意識的に操れるものなんかじゃないのにね。
「バズり」の無責任さ
都市伝説ThisManで世界中に顔が知られているおじさんが実在していたらきっとこんな感じ。
普通に暮らしてる普通のおじさんが自分の意図しない所からバズって、有名になって、メディアに踊らされ、調子に乗って、勝手に加害者にされて、誹謗中傷されて、家族も傷付けられ、何も悪いことはしてないのに何故か謝罪して、本人はそこから動けなくなり、外野は何事も無かったかのように元の日常に戻る。
毎日毎日何かしらで起こる「バズり」の責任なんて誰も取ってくれない。注目を浴びることは気持ち良いかもしれない、自分の可能性が広がるかもしれない、けれど
その現象に対して責任を取ってくれる人は誰もいない。
それは夢でも現実でも同じこと
沢山の人々の夢に男がでるが
彼は何をするわけでもない
だが突然彼は夢の中で凶暴になる
原因が承認要求か性衝動なのか分からん
彼は現実にはしていない行為の夢で理不尽に厭われ、迫害される
そして愛する家族にも否定されるのだ
現実が悪夢と化した足掻きの末、彼が夢に出ることはなくなるが、元の暮らしに戻ることもできない
喪失感のまま終わる、宙に浮いていく彼は妻の夢だとしても
火のないところから立つ煙
ある中年男性(主人公ポール)が突如として不特定多数の人物の夢に登場し、夢を見た人々に翻弄させられる物語。
いい夢に出てくればいい奴、悪い夢に出てくれば悪者扱いされ、主人公にはどうすることもできない。夢に影響されているのが、若者ばかりなところも気になる。現代の過剰なSNSの印象操作を端的に示しているのだろうか。
ホラー要素もあるが、コメディ色も強め。無音のシーンでいきなりおならの音が響いたときは、クスッと笑ってしまったが、周り(劇場内他2名)が笑っていなかったので、少し気まずい空気になってしまった。
ストーリー自体は分かりやすく、難解な部分的はない。ただ、結末は特にひねりはなく、尻つぼみな印象となった。
不憫兎に角不憫😂
あのニコラスケイジの夢の中でなんもしないところが、SNSで何となく好感度もなんも無いのにちょっと気に止まってメモ代わりにいいね押しちゃう感じに近くていいなと。んでその男が自分とお互い同士存在しているだけで干渉し合わなかったのに、自我を持ってどちらかが干渉しだすと大抵良くない火が起こるところなんてSNSそっくり。夢とか無意識の領域に入ってくる辺りがSNSの広告以上に嫌だけど、夢と現実のシーンの違いは分かりやすいのに地続き感のある撮り方が不思議で面白く見れました。
不可抗力すぎて可哀想なのにあまり同情心を呼ばないキャラクターがナイスでした。そんな中、奥さんとラブラブなのがとても救いになります。そう、自分の周りとの関係が築けていれば人は大丈夫なんだよと思わせてくれる。
そして警戒心と不安に怯える表情がコミカルに見えるところが流石のニコラスケイジ!
SNSのいいねボタンの安心感と肯定度の高いいいねって名前って日頃からなんだかなぁって思ってたけど、ボタンを押すくらいには見たよボタンでもういいじゃん。お前の事見たよボタンなら少しは無礼もはたらけなかろう。
ニコラスケイジは自身がミーム化した時の経験をフルに活かしたとパンフレットで語っていて、一周回って嫌な経験がこの映画に昇華されてニコラスケイジにとってはある意味ハッピーエンド。
個人的には好き
個人的には好きな作品だった
理不尽に他者から攻撃されたり自由を奪われ挙句の果てに謝罪をさせられ、家族にまで同調圧力受ける
現代社会におけるネットリンチを風刺した作品で個人的には笑いながら楽しめたわ
今夜ニコラス·ケイジが夢の中に出てきませんよーに(/--)/。 着想とキャンセルカルチャー(この言葉初めて知った)批判は良い。夢でもしぃ逢え~たら~♪ ブキミなこと~ね~~ 𝄽 by本田美奈子?
今回は,みんな大好きニコラス・ケイジ♪ヽ(´▽`)/
知り合いの夢の中だけでなく、見ず知らずの他人の夢にまで頻繁に現れるようになり人気者になっていく。ここまではコメディで,けっこう笑える。
しかし、夢の中で、夢を見ている本人を殺したりして、嫌われ者になっていく。 悪夢だけど夢の中の事だから現実には何もしてないし,されてもない。 なのに、まるでもう犯罪者扱いで、なんかスリラーみたくなってくる。
ニコラス・ケ~イジ ♪ヽ(´▽`)/
自身は何もしてないのに人気者として祭り上げられ,これまた何もしてないのに地面に突き落とされてしまう。
結局、始めからから良いことも悪いことも何もしてないのに、なんと社会から排除されてしまう。
「何てこったい、いったいワシが何をしたと言うんじゃ」 ( ̄□ ̄;)!! by ニコラス·ケイジ
ここいらへんは、キャンセルカルチャー批判だと思う。
昔から、著名人や企業·団体の発言や行動が問題視され、ボイコットや不買運動につながることはあった。
しかし、昨今はSNSの普及により、排除や排斥の言動が行き過ぎてるように思う。
して,我らがニコラス·ケイジ君♪ヽ(´▽`)/
けっしてSNSで誹謗·中傷が拡散されたワケではなく、不特定多数の人々が勝手に見た夢による社会からの排除である。だから、余計やり過ぎと理不尽さが強調されてる感じがした。
まあでも,そこいらへんはニコラス・ケイジだから仕方がないのかな,と妙に納得してしまう (^^)。 「すまん、ニコラス・ケイジ」
何度も何度も同じ悪夢を見て意識に刷り込まれてしまうのは、似た意見のSNSやブログを何度も何度も見て考えが凝り固まってしまうのと同じだと思う。
だけど、何度も同じ悪夢を見たからといって、それによって人々が考えや意識、行動を変えるのはおかしいと思う。だから、この映画にはSNSで人々の考えや意識、行動が変わる事への皮肉や風刺、警鐘が込められてるのかもしれない。
というわけで、キャンセルカルチャー批判とSNSへの警鐘を鳴らしたかったのだから、ニコラス選手がなぜ夢に現れたかはどうでもイイ話なのでその理由は描かれない。
「ええ~、SNS批判とか,そんなこたあどうでもイイから、ニコニコケージが夢に出てきた理由を知りたーい。なぜ描かんのじゃあ。消化不良ぉ~」、と思った。
映画には関係ない話
最近のGoogle検索は最初に ”AIによる概要” というのが出てきてすごく助かる。 全く知らない言葉の時は、WikipediaよりこのAIによる概要のほうが簡潔でわかりやすい。
タイパは良くなったが、自分で色々調べる能力が低下してアホが加速してしまいそうでチトこわい。
ニコラス・ケイジさん、ごめんなさい。
いやー
これ現代社会に対しての凄い問題作なのですが
そのテーマ性以上に
「ニコラス・ケイジが酷い目にあっている」
のが観ていて楽しくてたまりません。
(といっても、隣にニコラス・ケイジがいても虐めたりしませんが)
ニコラス・ケイジさん、ごめんなさい。
と、今自分の人間性に疑問だらけです。
けっこうよかった
SNSで大バズりしたせいでその後大炎上して、ニコラスケイジが選挙前の斎藤知事くらい蛇蝎のごとく嫌われる。奥さんに謝れと言われて生配信すると、泣いて謝っているのに自己中心的すぎると言って奥さんに怒られる。最初はもっぱら奥さんの方から好き好き言われていたのに、どんどん嫌われてかわいそう。奥さんと別れて子どもとも別居生活で、仕事も失い、いいことが一つもなくて、気の毒すぎて悲しい気持ちになる。
そもそもそんなに悪い人でもない一般人のできごとで、夢はないにしてもSNS社会では現実でもあり得ることだ。飛躍しすぎて現実離れしていれば、いくらなんでもないわ、と安心できるのだけど、非常に抑制された表現であり得る形だけで描いているので恐ろしい。
閑話:結婚すると報告した息子に親父は説いた「
自分に非が無くても謝る事が出来ないなら、オマエは結婚の準備が出来ていない」というショート動画を思い出しました。
休題:劇中の謝罪配信したところで「これで家族との関係は修復されるのかな?」と予想したのですが...。やっぱり謝らなければ良かったのかそれとももっと早く謝れば良かったのか、謝る道理、謝るタイミング、謝る方法、どうすれば良かったのかその答えが今もわかりません。謝るということが何と難しいことか。
最後のあの機械は蛇足だったかな、と思いました。"機械使いました"は寂しいですねぇ、それを意図したのかも知れませんが。
"原理が解明されネイチャー誌に寄稿された"ぐらいに留めておいて、教授は自力?で他人の夢に現れる事が出来る世界で唯一の人間なのですから、初めて意図的に他人(妻)の夢に入り込むことに成功したのかそれとも只の夢だったのか、曖昧にして言及しない方がロマンを感じます。
学校会社職種役職、人生の節目の都度"夢のシナリオ"を描いて来ても思い通りには行かないのですが、思い通りじゃなくても人生のシナリオで出会う人達には「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」ぐらいは素直に言いたいもんですね。
全42件中、1~20件目を表示