「夢に遊ばれる輩たち」ドリーム・シナリオ なかじwithみゆさんの映画レビュー(感想・評価)
夢に遊ばれる輩たち
ニコラス・ケイジ主演の情報しかなく観た。
(観る前に、できるだけ前情報を入れないで、先入観なく
楽しみたいという発見を期待している。)
開始30分頃までは楽しんでみた。
ただ、これが限界だろう。
監督はクリストファー・ボルグリ、『シック・オブ・マイ
セルフ』の人。
あの映画も転結が弱かった。この監督には
脚本のサポートに他のストーリーテラーが必要。
製作のアリ・アスターは売れっ子でアイデアも枯渇して
他に手がまわらない、のだろうね。
この手の不可思議なお噺映画は転結に注目されるから、
起承だけのアイデアだけだと楽しめない。
夢は自分が刺激した脳の映像。
デジャブは認知心理学的説明と
生理学的な説明(脳の海馬傍回という場所で、一時的な異
常が起こること)が説かれるが、明確にはまだ解明されて
いない。
面白い題材だが、限界を突破して新たなる世界観を表現
するクリエーターを、映画界も見つけてほしい。
(僕はスピリチュアルな世界観がすきで、デジャブも己で
多く経験している。
でも、ソレでしかない。
広がりも羽ばたきもない。
ただの凡人に夢を操ることなんて、できない。
デジャブ自体、自分の世界でしかないのだ。)
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