「夢で逢えたら・・・に期待!」ドリーム・シナリオ やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
夢で逢えたら・・・に期待!
不条理と不快感と恐怖の詰め合わせを嫌というほど眼前に並べられるのはアリ・アスター×監督→◯関連作品においてはよくある光景です。その中で今作は恐怖度に関しては控えめだったでしょうか。映画の予告編以上に怖いシーンなかった様な・・・。
一方、人を不安にさせたり不快に思う小さな事象をひとつひとつ丁寧にほじくり返し、それらにきっちり伏線を張ってじわじわと増幅させた上で悪夢として具現化させていく手法が、本当に悪趣味(笑)でしたね。
こうなると理不尽に一方的に痛めつけられて愛するものも奪われて惨めなだけな彼に対し哀れみの念しか湧かなかったのが正直なところ。
最後の夢のシーンをきっかけに、彼の心が本当の意味で救われてほしいとまじめに願ってます。
コメントする