「天才 vs 努力家」それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン つーじさんの映画レビュー(感想・評価)
天才 vs 努力家
3歳息子の映画館デビューに。本編が始まるまでの予告編の長さだけで、「まだ〜?」と駄々をこね始めて、ヒヤヒヤ。「アンパンマン、お顔の準備をしてるんだよ〜」と宥めることで、なんとかじっとしておくことに成功。無事に本編までたどり着く。オープニングでは、アンパンマン体操やアンパンマンマーチが流れて一気に息子の心を掴む。他の方のレビューで子どもたちが歌い出すとあったが、今回の回では誰も歌い出すさなかった。
今回の主人公はバイキンマンらしく、バイキンマンがいつも以上に活躍していた。
「おれは、何度やられても…諦めないんだー!」ってセリフに、今回の特別キャラのルルンが心を動かされる。
そのセリフに、そういえばバイキンマンってアンパンマンに何度でも挑んでいくよなぁと思った。アンパンマンはその純真とパワーだけで何度でもバイキンマンを払いのける。バイキンマンはあれやこれやと策やロボを作っては、アンパンマンに挑む。もはや天才 vs 努力家の構図じゃん! と妙に感心する。
劇中では、バイキンマンが何もないところから一からロボを作っていく過程が描かれるのだけど、バイキンマンの0→1精神がすごい。己がもっている力にかまけているのは、もしかしてアンパンマンの方かもしれない。息子と60分しっかりと映画を見て、劇場をあとにする。映画館を出たなり「つぎのアンパンマンみるー!」と別の劇場に入って行こうとする息子。慌てて止めると「アンパンマン、お顔のじゅんびしてるの?」と言う。ひとまず次も映画館で見られそうだ。
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