THE WILD 修羅の拳のレビュー・感想・評価
全7件を表示
どこの時代でも「お金、女性、薬」なのよね…。
今年80本目(合計1,172本目/今月(2024年2月度)33本目)。 (ひとつ前の作品「コヴェナント 約束の救出」) 一つ前の方の採点タイトルをお借りする形になりましたが、結局この映画ってまさにそれなんですよね…。もうこてこてにその話「ばかり」なのですがすがしいほどにわかりやすいほうです(ただ、序盤、似たような人がたくさん出てくるので誰が誰か区別するのに若干時間がかかるかも)。 ここや公式サイトほかには深く予告など書かれていますが、つかみが最初からわかりやすいし、なぜ主人公が服役したのかといった理由についてもそうそう述べられてしまい、またいわゆる「黒幕」が何を狙っているのかうんぬんも映画の半分くらい(60分くらい)でわかってしまうので、余計にタイトル通り「お金と女性と薬」の世界に生きる方はそれなんだなぁ…というところです(換言すればわかりやすいというところはあるものの、逆に言えばそれ以外に動きようがなくストーリーが大半読めるという難点でもある。ここは長所と短所が同時に存在しうる)。 いわゆるノワールアクションもの(一部推理を必要とするところもあるが)という観点では出てくるものはフルセットで出てくるし、韓国映画ってこういうのはとても得意なんだなというのをまた認識できた一作です。日本と韓国は得意とする映画ジャンルが違いますが、映画産業としては切磋琢磨してお互いに発展をとげれば…と思う一人です。 なお、PG12指定であるため(R15ついても文句は言えないようには思えるが…)、一部に残酷なシーンや「えっちなシーン」が出てきますが、どちらもPG12なので配慮はあります(まぁギリギリR15かとは思えるが)。こういった関係はあるものの、映画全体のトーンとして暗いイメージがつねにまとうため、「残酷なシーンが実際にあってもわかりにくい」という「謎のメリット」も存在します。 採点に関しては特段気になる点まで見当たらなかったのでフルスコア扱いにしています。 大阪市で韓国映画が見たいと思ったらシネマートですが、シネマートでも1週間遅れであったようです(犯罪都市3は来週かららしい)。 なお、BGMについては確かに「ちょっとそこでそのBGM?」というのはあるのは私も気になりましたが、逆に「このBGM良いなぁ、何だろう?」というものもあり、エンディングロールを最後までみればBGMについても記述はあります(ここは英語で表示される)。
火病気質
地下ボクシングで相手を殺してしまい服役した男が、服役後に友人ヤクザのコマになる話。 仮釈放後静かにひっそり暮らしたいと思っていたけれど、あてがわれた娼婦を気にかけて、彼女を襲ったヤク中刑事をボコったことで、友人ヤクザに助けを求め沼に足を踏み入れるストーリー。 田舎町のヤクザの身内のマウントに脱北麻薬ブローカー、そしてヤク中刑事とそのコマが入り乱れあっちこっちでヒソヒソ企む展開で、隣国お得意の被害者意識丸だしの鬱陶しさはあったけれど、それとは正反対の思想の主人公がカッコよくもちょっともどかしい。 終盤はコンゲームかよっ!な感じになってちょっと面倒くさいし、この展開でオオチそれ?とちょっと残念だったけれど、全体的にはまあ楽しかったかな。
全7件を表示