「ハードル高め、でも悪くない」無名 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
ハードル高め、でも悪くない
中国に攻め込んでいた日本軍と当時の中国政府・国民党軍、そして革命を目指していた中国共産党。この関係性を理解していないと話を理解するのにかなりきつい映画。この基本構造をわかっていても、日本軍の確執とか、時間軸とか、各キャラの関係性とかを理解するのが難しかった。
雰囲気はいいんだよなー。出てくる人たちもカッコいいしキレイ。こういう時代のアナログなスパイ合戦ってなんかスタイリッシュ。でも、中盤まで話が入ってこなくて相当困った。
後半になってキッチリ理解できていたというわけでもなくて、急に激しくなったアクションに魅せられただけの話。そして、なるほどそう来るのかと少々意外な展開を楽しんだ。そりゃそうか、中国が作っているからメインは共産党だよな。
あんなに話がわかりづらくて、登場人物たちに感情移入できずに困惑していたのに、最終的にはそんなに悪くない感想になってしまった。やはり、好きなジャンルでそれなりのカッコよさがあれば楽しめてしまうんだな。不思議。
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