「キム・ソノより、マセラティのほうが貴公子(断言)」貴公子 おひさまマジックさんの映画レビュー(感想・評価)
キム・ソノより、マセラティのほうが貴公子(断言)
まあ、こんなもんでしょ!と言える一作。
良い意味で ぎゅっとまとまったアクション作品だったし、さすが韓国映画だなと。
でもなあ。韓国映画は素晴らしい作品の宝庫なので、なんでかなー、これくらいでは満足しなくなってきたのかも。って感覚も否めない。
さらに、ポスターや予告編で期待したけども、But this isn't a noir film... それとアクションコメディの間くらいの中辛味だ。ハナからそう思って見ればよかったかな?
甘め採点の☆4です。
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韓国芸能界に特有のゴシップからの強ダメージの後、銀幕から本格復帰のキム・ソンホ主演作。キャリアの仕切り直し。そして何ならですね、シリーズ化、狙いたい!という事務所の意気込みを強く感じる内容だった。
本作のイチバンの見どころは、何と言っても、マルコと貴公子が機内で初めて最接近するアノ場面。機内上映を見ているマルコの左後ろから【ぬーっ】と出てくる貴公子の横顔。気づき振り返るマルコを見つめ【ニヤリ…】(^_^;)おーっと!これはキモコワいぞ。ソロモンの偽証の永作博美を思い出したワンシーンだが、極上のイケメンの爽やかな笑顔を、ここまでキモコワな笑顔に変えられる演出と演技に内心、拍手。
でも個人的に このコワさ、ラストまで引っ張ってほしかったのだ~~(T_T)
物語中盤の"追いかけっこ”のあたりからは貴公子=守護者としての存在感が高まり、共にアクションコメディ映画に変貌していく本作であり、貴公子はまるでシティ・ハンターの冴羽獠みたいなキャラに。ざんねん。
とは言え!カーアクションは痺れるほどのカッコよさ。マセラティとベンツのチェイスは劇場で見る価値アリ!!っていうかマセラティがやっぱりかっこよすぎる!やばい~(〃∇〃)
さらにさらに、ラストのハイスピードな血戦はさすがの一言!手に汗握る暇もない。
この30分で満足度はグッとアガり、冒頭のひとことに繋がったのだ。