劇場公開日 2024年8月16日

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「『蒲田行進曲』に謎解き要素を付加した空気感。」フォールガイ Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5『蒲田行進曲』に謎解き要素を付加した空気感。

2025年3月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

単純

2024年公開、アメリカ映画。

【監督】:デヴィッド・リーチ
【脚本】:ドリュー・ピアース
【原作】:グレン・A・ラーソン〜『俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ』

主な配役
【コルト・シーバース(スタントマン)】:ライアン・ゴズリング
【ジョディ・モレノ(監督)】:エミリー・ブラント
【トム・ライダー(主演俳優)】:アーロン・テイラー=ジョンソン
【ゲイル・マイヤー(プロデューサー)】:ハンナ・ワディンガム

1.ホンモノのスタント(ギネス記録)

コルトがスタント復帰する場面に出てくる「キャノンロール」という荒業でギネス記録を塗り替えた。

スタントに関わる人たちへの敬意が、随所に表れている。
それもそのはず、『ジョン・ウィック』シリーズでも有名なデヴィッド・リーチ監督は、元スタントマン(ブラッド・ピット、ジャン=クロード・ヴァン・ダムのスタントダブル)なのだ。

2.絶妙なキャスティングと仕込まれた多数の小ネタ

主役を演じたカナダ人俳優のライアン・(トーマス)・ゴズリングは、『ラ・ラ・ランド』で有名だが、キャリアはとても長い。
Wikipediaにかなり詳しく書いてある。

イギリス人俳優のエミリー・ブラントは、最近だと『オッペンハイマー』に夫人役で出演していたが、個人的には、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の印象が強い。

2人のバランスが絶妙に良く、くどくないし、観ていて疲れない。

そして、あちこちに過去の映画に関する小ネタや、コントばりのボケが挿入されていて、適度にお笑い要素も含んでいる。

3.まとめ

『蒲田行進曲』に謎解き要素を加えた独特の風合い。
映画愛を感じると同時に「なんか懐かしい感じ」。

すごく良くできた作品だが、☆を気前良く付けたくなる感じでもない。
うまく言語化できない自分がもどかしいが、
「なにかが足りない」のだ。

「なにかが多い」場合は、すぐにわかるのだが、「なにかが足りない」場合は、本当にもどかしい。

それが分かってからレビューしろよ、
というご批判は、慎んで承りたい。

…ここまで書いて閃いた。

そうだ、「意外性」が足りないのだ。
あっ!と驚きたかった自分がいたのに。

続編もウワサされている。
全体としては楽しく観ることができた。
☆3.5

Haihai
満塁本塁打さんのコメント
2025年3月25日

こちらこそ ありがとうございました😊

満塁本塁打
ゆーきちさんのコメント
2025年3月25日

ハリウッド作品って完成するまで数年かかるから、もうすでに取り掛かっていないと、公開は相当先になりそうですね。
ライアンもお年ごろだから、あれくらいのスタントが再現できればいいのですが。w

ゆーきち
満塁本塁打さんのコメント
2025年3月24日

イイねありがとうございました😊ライアン・ゴズリングは ラ・ラ・ランド も良いですがというより
『ドライヴ』が秀逸で良いです ご存知でしたらごめんなさい🙏

満塁本塁打
talismanさんのコメント
2025年3月24日

「蒲田行進曲」が来るとは!素晴らしい意外性です!

talisman
ゆーきちさんのコメント
2025年3月24日

共感ありがとうございました。

続編、あるといいなぁ😭…。ライアンの新作、めちゃくちゃ期待してます

ゆーきち
Mさんのコメント
2025年3月24日

蒲田行進曲は大好きな映画ですが、外国版蒲田行進曲の発想は全くありませんでした。おもしろかったです。

M
トミーさんのコメント
2025年3月24日

共感ありがとうございます。
最後の落下!位じゃ驚きませんよね。予告篇でガンガンだったジャーニーが使われないのが一番びっくりだったかも。

トミー
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