「モノクロ版製作は 初代「ゴジラ」への挑戦」ゴジラ-1.0/C あべしゅうさんさんの映画レビュー(感想・評価)
モノクロ版製作は 初代「ゴジラ」への挑戦
日本アカデミー賞を受賞した「ゴジラ-1.0」は、ハリウッド版レジェンダリーゴジラに対する日本からの回答だったかと思う。本当のゴジラはゆっくり重々しく、お金をかけずに人の感性に訴えかけるものであると・・。
ではモノクロ版の製作はというと、昭和29年の初代への挑戦ではないのかと感じた。どんな最新ゴジラを製作してもどうしても超えられなかった初代は、モノクロが醸し出す時代感を含めた「特別感」にあったはずである。それに真っ向勝負し、遂に超えたのではと思う・・。銀座を壊す恐怖、これ以上ない「ゴジラのマーチ」とのセッション。
ラストシーンの浜辺美波も、モノクロの方が際立って美しく感じる。
コメントする