「音楽の凄味」ゴジラ-1.0/C komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽の凄味
カラー版と比べて、モノクロ版の方がゴジラの存在感が増した様に感じた。
その為か、後半で流れるゴジラのテーマ曲によって湧き上がる恐怖や畏怖といった感情が、桁違いに大きくなって感じた。そして、それによってゴジラに立ち向かう人々の覚悟、意思の強さがより際立って見えた。
終戦から時が経ち、初代ゴジラの上映時の様に怒りや憎悪、恐怖というものは実感を伴った共感を得られなくなっている。そんな現在に於いても、それらを追体験させ続ける この曲の凄さを思い知らされた。
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