「モノクロで際立つ絶望」ゴジラ-1.0/C しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
モノクロで際立つ絶望
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ゴジラ・シリーズ第30作(通算33作)のモノクロ版。
TC PREMIUM THEATERで鑑賞。
ノベライズは既読。
1作目を彷彿させるモノクロ映像によって戦後間も無い時代の空気感が醸し出されていて、映像に説得力がありました。
カラーも良いですがこちらのバージョンが正なのではないかと思えるくらい、モノクロがしっくり来ていて驚きました。
ゴジラの恐怖が2割増3割増で迫って来て、モノクロによって「怪物感」がより強調されている気がしました。こんな絶望に抗えるのかと、3回目なのに新鮮な気持ちで観られました。
[余談]
いちばんはじめに出る東宝マークもモノクロだったら完璧でした。その後のスタンダードサイズのモノクロマークは1作目の流用だろうと思われますが、本編はシネマスコープなのだから、モノクロのTOHOSCOPEマーク(黒澤映画とかの素材を拝借?)にしても良かったんじゃないかなと感じました。
[以降の鑑賞記録]
2024/06/06:Blu-ray
※修正(2024/06/06)
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