「壮絶な生き様なはずなのに何故か笑えちゃう」RHEINGOLD ラインゴールド ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
壮絶な生き様なはずなのに何故か笑えちゃう
想像できないほどの過酷な生き方をしてきたのだろうと思うのです。
きっとクルド難民で主人公のカターくらいに生活を立て直した人って稀有なんじゃないのだろうか、それはお父さんの職業が幸いしたのでしょうね。
それでも少年時代からやってる事はヤバすぎなんですが、主役の小心というか繊細というのか、悪になりきっていない表情と、ちょっとおバカさん的な行動に笑いを誘発され、重いテーマをライトなテイストで観られるようにしてくれたのだと思います。
才に恵まれるって、大事ですね。そして成功を認められられ風土(それでもYouTubeで過去を晒され嫌悪されるけど)も良いなと感じました。
それにしても、オーケストラの世界って採用を身体で勝ち取るのはわりとアルアルなのかなぁ…国内でも話に聞いたことがあるし、他の作品にもあった気もする。
まあ、周囲に傷ついた人はたくさんいたのかもしれないけど、成功できて良かったよね。
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