「なんだこれ?おもしれー!」RHEINGOLD ラインゴールド バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
なんだこれ?おもしれー!
全く期待していなかったのですが、
めちゃおもしろい!当たり!
実在ラッパーの実話に「ヒントを得た」
半生ストーリー。
脚色が素晴らしいのか?そもそもリアル
ストーリーが破天荒すぎるのか?は不明
(脚色が多めだと思いますが)ですが、
畳みかけてくるナチュラルボーンな
おもしろエピソードがぐいぐい引き込んで
くれます。
ちょいとクスっとできるところもあり、
テンポもリズムもよくって、間延びせずに
一気に最後まで飽きさせません。
なんだろうなぁ、
「えー、危険な奴がおりましてぇ~」
で始まる落語を聞いているような感覚。
きっと、それは悪いことやってるけど
素朴で憎み切れないちょっと抜けてる
主人公のキャラクターがそうさせてる
のでしょうね。
・・・そんなところも落語みたい。
また、内戦等を背景にしたお国事情
社会情勢、移民の状況などなどを、サラリと
描くところもイカしてます。
こういう見せ方もあるんだなぁと
感心。(これでも十分つたわってくるんですよ)
さらにキャスティングいいですねー。
主人公なんて年代ごとに何人揃えたんだろう?
これがまた良いのですよ。体形の変化とか、
乱暴加減の変化とか・・・。
キャスティングに成功してる映画に間違い
無いですよね。
サクセスを描いている割には、そこに関する
描き方はちょっと少な目なんですよね。
ですから街の不良物語といっても過言では
無いです。モデルのラッパーがどれほど
著名なのか?はわかりませんが、その方を
知らなくても十分楽しめます。
お勧めです。
コメントする