「上映後色々と考えてしまう。」チェンソーマン レゼ篇 北川那義さんの映画レビュー(感想・評価)
上映後色々と考えてしまう。
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チェーンソーマンの世界観は自分にとって難しく、
面白い!と即答が出来ないのが素直な感想です。
バトルシーンや場面ごとの描写はとても鮮麗でしたし、
こうしてレビューを書いてる
今でも考察するのが楽しいです。
(ほんと好みの問題なので気を悪くさせてしまったらすみません🙏)
が、鑑賞して藤本先生は何を伝えたかったのかを考えるとまた、楽しみが増えるスルメのような作品かなと思ったり。レゼはシンプル可愛いと思うけれど、
最終的には可哀想可愛いに行きつきました。
レゼ⇨ソ連のモルモットとしての道しか知らない少女
デンジ⇨自分の意思の下飼い慣らされる犬みたいな少年
田舎のネズミ、都会のネズミ
両者似た境遇の中で、レゼはデンジとの出会いが価値観を壊してくれたんじゃ無いかなと思いましたね。
ラストの二道でのシーン
きっとレゼはモルモットとして、ボムとしてではなく
レゼとしての道を突き通し、ピンを抜かずに殺されたんだと思いました。
海辺でデンジの誘いを断り立ち去るシーン
(恐らく気持ちの変化に戸惑っている最中)
募金した人に送るガーベラ
デンジがくれた花を思い出す
自分の生き方について最後まで向き合う
電車に乗らない(決意の表れ)
デンジの待つ二道へ
立ち止まり、
一度進んだ道(分かれ道)モルモットとしての人生から
道を引き返す
人を殺すことに躊躇もなければ、
任務のため恋心を抱く演技もこなす彼女が
ただの1人の少女に戻った瞬間だったなと今になって思います。彼女が憎めないなと思える結末でした。
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