「さすがMAPPA!」チェンソーマン レゼ篇 ベーコンえっぐさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがMAPPA!
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原作は未読で、アニメは押さえています。
満席に近い観客は9割が男性。
興行的には成功と言われるスタートを切っているのを把握したうえで鑑賞です。
もともとのアニメが今一響かなかったので、とにかくMAPPAのクオリティーを楽しもうと考えていました。
そこは、「さすがMAPPA!」・・・でも、それだけです。
原作マンガがあるので、変えるわけにはいかない所もあるのだと思いますが、レゼの行動の思考が全く分からないのが致命的です。
彼女が誰で、どうしてデンジに近づき、結果的にミッションの遂行に失敗した理由がよく分からないので、感動のしようがないです。(終盤にセリフで説明が簡単にはありましたが)。
レゼにあれだけの能力があるなら、あんなに回りくどく思わせぶりに近づく必要もないですし、戦闘?開始のタイミングもインパクトはあれど「そこで始めるか??」と疑問です。
後半の戦闘シーンは派手ですがとにかく一本調子で単調。ただ音響はすごいのでガンガン「がなる」ので、耳がヘンになりそうでした。うるさいので寝ませんでしたが結構飽きてしまいます。前半の冗長な展開もあって、正味90分が長い長い・・「鬼滅の刃」の155分の方が短く感じます。
レゼの心象風景をどこかで挿入するなどして、デンジをだましていることへの葛藤が描かれていたら、最後も少しは感動できたかもしれません。
結果的に、米津さんのPVを見ているだけで十分という気になってしまうのは、私だけでしょうか?
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