「一日かけて噛み締めた感想」チェンソーマン レゼ篇 うきわさんの映画レビュー(感想・評価)
一日かけて噛み締めた感想
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原作は二部途中まで履修済み、アニメは流し見+総集編程度の予備知識ありの感想。
前半はレゼとのドキドキデート、後半は大音量のバトルがメインの構成で、なんだかんだ常に刺激が多く何も知らない状態でも楽しくなることは出来そうだなと感じた。その分最後の喪失感はあるだろうが...。ただ、ストーリーについて考えると原作の展開を知らないと物足りないだろうなという感じ。薄く感じそう。総集編程度の知識があればだいぶ違うだろうけど、それでも気になることは残るかも。
展開を全て知っている自分は、最初こそ呑気に見ていたが、ストーリーが進むにつれて結末がチラついてしまい、レゼが新幹線に乗っているあたりで突然ボロボロ泣いた。
100分という時間は率直な感想を言うと長く感じていたが、映画を見終わったあとには「あぁ、あの時間をかけてレゼに呪われたんだな」と納得のいく感情になった。
原作では不敵さが勝ちあまり肩入れ出来なかったレゼだが、声と動きで大変魅力的になっていて、堪らず原作を読み返した。余計に辛くなった。
バトルシーン、ドラマシーンそれぞれかなりテンションが違うが、映画を通じて思ったのは芸術作品だなぁということ。物語と言うよりは詩的な感じもした。
鑑賞後、漠然とした虚無感に襲われるためもう二度と鑑賞したくないと思っていたのだが、一度鑑賞したら明日からの特典が本当に欲しくなってしまった。何より時間が経つに連れてもう一度鑑賞したくなってくる。数日単位での余韻なのかもしれない。
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