ザ・パイロットのレビュー・感想・評価
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パイロット?、
日本名で「パイロット」というタイトルではあれど、メインは遭難かサバイバルかという内容。
敵から逃げるのもあったけど、この内容なら、別に戦時中でなくてもパイロットでなくてもよさそうな(笑)
そしてやはり遭難してからは、予想通りの故郷を懐かしむ回想シーンも随所にあったり。
見てて、ただ寒そうな、飢えや自然の厳しさと戦う映画(笑)
せっかくなら狼を手なづけて仲よくなるようなストーリーなら、見た目は寒いぶん気持ちはまだあったかくなれたろうに。
パイロットとして飛んでたのは最初と最後だけ、うーん。
終盤に話が進んで最後まで見たけど、主人公の眉毛の濃さが印象に残った(笑)
義足のパイロット
第二次大戦中のソ連でナチス軍と闘う義足のパイロットを称える追悼というかむしろ国威高揚映画、驚いたのはエンドクレジットで主人公と同じように両足を失っても空軍に復帰し活躍したパイロットたち9人の名前と実績が表示、実話ベースだったようです。
見所はメッサーシュミットとイリューシンの空中戦なのだろうが意外と少なかった、ソ連のイリユーシン Il-2は主に対地攻撃の爆撃機もどきだから後部座席に射撃兵が居る割にはメッサーシュミットに苦戦していましたね。主人公のパイロット、ニコライ大尉が森に不時着し瀕死の状態で基地に戻るまでのエピソードが長いし、ロマンス迄詰め込んでいるからまどろっこしさが否めませんでした。
ひとりじゃない、もう一度空へ〜!!
WWⅡの最中、敵陣に不時着したソ連パイロットのサバイバルを描いた作品。
…ということで良いのかな?
何と言うか、色んな要素が詰め込まれていてどれが柱なのかちょっとわかりづらい。
そんなこんなで中々の迫力を誇る空戦シーン。被弾のカランコロンという音にはヒュンとしますね。
程なくしてドラマパート。前にはナチス、後ろには狼な絶望シーンも印象的だが、助けてくれた相棒や同胞達の姿よ…。
後半はリハビリ。いよいよ何を見せたい映画かわからなくなってきたが、絶望の淵に立たされても生き抜こうとする男の姿にはアツくなりますね。腕を取って立ちあがるとこにはググッときた。
何にせよ、生きようとする思いって大事だなと感じさせられた。ワタクシだったら立ち直れないかもだけど、自分を生かす為にどれだけの人が…と思えば、やはり生きていかなくてはいけないですよね。
ソ連というと素直に感情移入はし辛いのが正直な所ですが、いくつもの人生が繋がってこの結末に辿り着き…贔屓目なしに1つの戦争映画として良き作品だなと思わされた。
シュトゥルモヴィークがお好きなら
未体験ゾーンの映画に過大な期待はしてなくて、映画館のスクリーンで飛行するIL-2 シュトゥルモヴィークが観られればOKのレベルまでガードを下げていき、まあそれで正解でした。
ロシア映画なんであわよくばフライアブルの実機が出てこんかなと期待していたが、飛行シーンはフルCGで地上シーンはおそらく撮影用プロップでしょう。他にはYak-9、I-153がチラっと出ます。あと当然、敵役のBf109と何故かT-6も。CGもプロップもなかなか出来は良かったと思います。(マイナスゴジラの震電のCGより上かな)
IL-2と言えば36,000機以上作られ(軍用機最多生産)ドイツ地上部隊をボコボコに叩きまくった超有名地上攻撃機なので、せっかくコイツを登場させるならもっと機数出して派手な地上攻撃シーンをたっぷり入れて欲しかった。 登場が冒頭とラストの各10分程度はやや寂しい。
ドラマ? えーと、独軍占領地に不時着したパイロットがしつこいオオカミさんと死闘したりしながら、協力者のおかげ(死屍累々)で生還、凍傷で両脚を失うもパイロットとして再起するという話に、恋人との再会の話がチラリと絡む、なんてストーリーが一応ありましたね。劇中、主人公が両脚義足のパイロットの前例があると言ってるのは有名な英国空軍の戦闘機乗りダグラス・バーダーさんのこと。
エンドクレジットには戦闘で脚を無くしても戦線に復帰して戦果をあげたソ連のパイロットたちの名前が列挙されますところ、ちょいと愛国心高揚映画っぽい。
Dr.ナイスタイミング♪w
ソ連空軍パイロットが不時着したドイツ国防軍占領下から脱出するサバイバル劇。
WW2下の1941年12月、ナチスの戦車隊に空爆を仕掛けたIl-2がメッサーシュミットと交戦し、ドイツ国防軍の占領するデミャンスクに不時着し巻き起こっていくストーリー。
始まりは11月?と思ったら、あーなるほどバックストーリーのネタの仕込みねw
早々に戦闘から不時着し、相棒ショータに助けられたニコライが、ド軍や狼に追われながらデミャンスクの森を生き抜く展開になっていくけど、なんか半分ぐらい寝てません?そして尺まだ1/3ぐらい残ってません?
どこまで実際にあった話しか、実際の出来事からインスパイアかは知らないけれど、後半は一昔前の映画の様な御都合主義のミエミエドラマを繰り広げて行くから、ダメじゃないけどちょっと安っぽいw
それでもまあわかり易かったし、戦闘もそれなりに見応えあったしなかなか面白かった。
前例は例外とか言ってたけれど、エンドロールみるに結構いたのですね。
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