シミュラント 反乱者たちのレビュー・感想・評価
全3件を表示
必ず〜最後に♪
4つの規律(制限)を課せられたAIロボのシミュラントと、それを取り巻く人間達の葛藤を描いた作品。
内容的にはSFサスペンスといった感じでしょうか?ポスターのイメージやSFアクションといった文言は粗見当違いと言ってもよいかもですね(笑)
人を傷つけてはいけない等といったルールがあるのだが、それに不信感を抱く捜査官やシミュラントの解放を目論むエンジニア、自身をシミュラントと気づけていない男やその恋人の模様をスリリングに描いていく。
人間に愛を抱くシミュラント達の哀しさや、危機を防ごうと奔走する捜査官の姿は良いものの、アツくなったり、涙腺を刺激するには何か今ひとつパンチが足りない印象。
中々良い感じではあると思うんですがね〜、ちょっと惜しい。
それでも、実はこの人も…といった所は読めても、さらにその先の展開や、最後のエバンの行動には中々に戦慄を覚えたし、未体験ゾーンのSF作品として普通に楽しめた作品だった。
因みに、アイロボット好きのワタクシとしては、奥さんを守るためにリサが活躍してくれたりしたら嬉しかったかもw
あとはワンちゃんもこれといった出番はなかったよな…。
んで、最後のはワタクシの幻聴では無いと思いますが…映画の何かの暗示?それとも単に歌の一部なのかな?
電磁パルス砲撃ちまくろうか
人間と見分けがつかないアンドロイド「シミュラント」を4つの規律から解放しようとするハッカーと、開放されたシミュラントのエバンの話。
妻と事故にあった直後の記憶がなく、その時の夢を頻繁にみるエバンの話しと、開放された4Gシミュの捕物から始まって、なんだか高級ラブドール?
7Gの開発者がなんちゃらハッカーがなんちゃらとなって行くけれど、イマイチ開放のヤバさが伝わらず盛り上がらない…まあ確かに倫理的にはアウトなんだろうけれど。
終盤になってターミネーターじゃあるまいしな力はみせたけれど、感情は人間と同等な訳だし、他のシミュをみせる訳でもないし結局やっぱり盛り上がらなかった。
新しい皮袋に古いアイデアを放りこんでも
主人公夫婦の夫がジェネリック版トム・クルーズと言っていい風貌。だからニセモノ感が強くて、その印象に引っ張られてしまう。
ブレードランナーとか攻殻機動隊と同じネタをやるんだったら思いっきり、アクションに振るか、哲学的なセリフで攻めて欲しいところ。その辺が中途半端なんだよね。
シュミラントという新しい言葉を使っても、物語自体は、どこかで聞いたような話しを詰め込んだだけでございました。
全3件を表示