キングダム 大将軍の帰還のレビュー・感想・評価
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見事な第4作目!
実写版キングダムの第4作目。趙との戦いに入り、龐煖登場からの続きとなります。
原作を読んでない方はネタバレになるので、スルーでお願いします。
タイトルにもあるように、大将軍の帰還とは勿論王騎将軍の事。
本作は完全に王騎将軍が主人公といっても過言では無い作品となっています。
原作でもとんでもないカリスマ性を持っていた王騎将軍。
いくら史実に基づいているとはいえ、このメインキャラをこんなに早く殺してしまってよいの!?と当時はかなり驚きました。
王騎将軍が亡くなったのがコミックスでは16巻。その後も次々と魅力ある武将たちが登場し現在72巻。
すっかり王騎将軍の存在も薄くなっていましたが、本作を観て、やっぱりすごい大将軍だと感動しました!!
龐煖との戦いも一太刀一太刀の衝撃音や反動の表現が素晴らしく、その迫力に圧倒されます。
シリーズが進み、戦の規模も大きくなりますが、壮大な戦闘シーンの見せ方もよくぞ邦画でここまでやってくれたという感想。
実写版キングダムは本作が最終章と言うことなので、ここでキリにするのかもしれませんが、個人的には函谷関の戦いまでは観たかったですね。
この後どうする?
4作目にして、シーズン1?の大団円という感じでした。
主人公の信は本作では脇役で、大将軍である王騎の因縁の対決を中心に描かれます。
終盤は特に感動しますし、2時間半近くの大作でもだれず、満足度は高いのですが、観終わってすぐに感じるのは、「さて、この後はどうなるの?」という素朴な疑問。
原作なり、実際の歴史なりを多少なりとも知っていると、このペースでは、これから少なくとも10作以上は作らなければ終わらないことはすぐに分かります。
今の素晴らしいキャストでそんなに長く続けられるとも思えず……。
さあ、どうなるのやら。
正直、このクオリティなら当分続けて欲しいですけれど。
ちなみに、敵軍の軍師の副官が魅力的で、本作で終わるとも思えませんでした。
制作サイドの奮起を願いたいところです。
熱いねぇ。
1作目からずーっとテンション下がらずに熱く熱く感情持っていかれる作品。
今回は特に童信に背中で生き様を見せる王騎。
心揺さぶられる作品でした。
このシリーズ、次への期待値で星5を付けないんだけど、もうどうなっちゃうのよ〜
ありがとう。
読んだら泣かずにはいられない『キングダム』16巻を、実写として最高の形で映画化してくださり本当に感謝です。
私が個人的に楽しみにしていた場面が全て、想像を超えるスケール、クオリティで描かれていることに感動しました。あまりのクオリティに、全ての登場人物が、本当にそこに存在しているとしか思えませんでした。あれほど壮大な世界観が、緻密に再現されていることに血が沸き立ちました。今作も間違いなく、「何度も劇場で観たい!」と感じる映画です。
う~ん
昨日観てきました。自称キングダムファンです。
今回が最後と聞いていたので、楽しさ半分さみしさ半分でした。
さてタイトルからして王騎に何かしら関連あると思いました(原作は読んでいません)
今回は間違いなく王騎主演ですね。大沢たかお素晴らしかった。
ただ信以下飛信隊がもう少し描かれていればよかった。なんかぼんやり、そしてうやむや。
最後ということでしたが僕なりの見解では第一章が最後、次からは第二章だと感じました。原作でもまだ16巻くらいらしいので。
次は再来年くらいかな?山崎賢人以下皆さんが元気な姿で次の映画観てみたい。
大将軍の理想形を見事に描いている。実写版ならではの良さがあり気持ちが伝わってきた
王騎vs.ホウケン(吉川晃司)の一騎打ちの場面は見事。馬ごと吹き飛ばされて、それを持ちこたえる場面など、実写でちゃんと迫力を出せていることに感心した。アニメだと一般の兵士よりも何倍もの体格で描くことで迫力を出しているけど、実写は等身大でそれができない。でも、砂塵や映像のアングルの工夫などでうまく表現している。戦いの途中の口上も迫力があって、力が入る。殺陣は少しやりすぎなところもあったが、単純に矛を振り回すだけではないので楽しめた。
信が目指す「大将軍とは」という問いに答えるのが、この映画の王騎で、ホウケンに匹敵する武力、李牧の作戦に対抗する知力、大軍団を指揮する統率力、そして全軍から信頼される人望を備えている、ということだろう。大将軍の理想形がここにある。KINGDOMシリーズの中で、王騎は特に人気があるというのは、とてもわかる。
山﨑賢人の演技が良かった。怒りや勇気の激しい感情を、顔面を崩して表現していて、気持ちが伝わってくる。先頭を切って走る時の気合の入った表情も良かった。ラストの帰還時の演説も万感がこもっていて迫力があった。実写版ならではの良さがある。
カイネ(演:佐久間由衣)、キョウ(演:新木優子)はミスキャストでもないけど、出てくる場面ではちょっと力が抜ける感じがした。もう少し「目の力」や、重みのあるしゃべり方で鋭敏さを出せたのではないか。楊端和(演:長澤まさみ)、羌カイ(演:清野菜名)は、そこはさすがと思う。
王騎将軍!!キングダムは面白い!!
原作は読んでいません。
この映画を観に来た殆どの人が同じような思いに駆られながら映画を観ていたのではないでしょうか?
キングダムは面白い!
王騎将軍はカッコいい!
頭が良くて強くて、かっこいい大将軍です。
全作見ているうちにその魅力に引き込まれてしまう
今回、珍しくネタバレ付けておきます。
先ず、この作品を見ていて残念だったところは摎(きょう)役の新木優子のキャスティング。なぜ??違和感しかありません。
大将軍?次の城で勝利が100??
あんな、ヒョロッヒョロの鍛えてもいない身体で何を言っているのか?
見ていて作り上げた王騎将軍の筋肉が「俺の存在て…」って泣いてましたよ。
あの細っこい腕全てを布で纏って隠すとかして欲しかった😭。見ながら気持ちが冷めてしまった。
設定として、村で待つ幼き頃から可愛がってきた妹のような美しい娘で良かったじゃないか…
そして、ほうけん(吉川晃司)と王騎(大沢たかお)との決戦…
もう、見たくないくらい辛かったです。
受け入れ難い終わりにみんなが泣くのを堪えていたのではないでしょうか?
周りからは啜り泣く声が絶えませんでした。
この感じ…ああ、進撃の巨人でエルヴィンがやられた時と同じような気持ちに…
嘘だろ?嘘だろ?っていう…あれです。
王騎将軍は馬に跨りながら、みんなに最後のメッセージを伝え、最後に矛を信(山崎賢人)に託したと同時に亡くなった様子でした。
その時の王騎の体幹の良さよ…
王騎将軍は亡骸として帰還…という事でした😭
まだまだ続くキングダム…
王騎将軍がいなくなって、ここからどんな風に私の気持ちを動かす展開になっていくんだろ?
ほうけんの動きにも注目。
みんなが期待している展開になるんじゃないかな?
次回作を楽しみに待っています!
ファルファルファルファル❗️
映画は4作とも劇場で鑑賞。
原作は最新話まで読了、まだまだ終わる気配なし。
映画は4作目にして最高傑作でありました。
キングダム作中最大のカリスマ、王騎将軍=天下の大将軍とは何者かを、大沢たかおが見事に体現し演じ切った。1作目の登場の時には、正直少し胡散臭さを感じたのだが、よくよく考えてみると、原作の王騎のキャラ自体が初めは胡散臭さかった事を思い出して、改めて大沢たかおスゲ〜なと今作で思いました。
1作目で王騎が矛を振るシーンでは、「うーんちょっと軽いんじゃ無いかい王騎さん」でしたが、
王騎、龐煖の決戦では弩級の迫力で、互いの矛が撓るほどの激突は、これが観たかったと素直に思いました。
欲を言えば雑兵真っ二つとかの原作にあるゴア描写が欲しいのですが、レイティングに引っかかるし、老若男女皆さんが血を沸き立てて鑑賞するには、致し方ない事かと。
原作王騎に寄り添い、正に血肉を与え同化し超えようとする大沢たかおの仕事は、何らかの賞を与えて然るべき素晴らしさでした。
論功行賞ならば、第一功ですね。
相対する龐煖を演じる吉川晃司は、初登場の3作目では、なんで吉川晃司やねんってツッコミましたが、原作龐煖に寄り添わないで、武神求道者を吉川晃司なりに、具現化していたと思いました。
中々どうして、あの腕の血管は出るもんじゃ無い(確か出てたと思う)
着ていたボロが血に染まった赤色なら、もっと良かったのにと思いました。だけど賞はあげません。
第二功は、山﨑賢人。
本作では主役と言うより、脇に回って王騎を引き立てる役回り。
それでいてちゃんと信の成長を体現してみせ、将の器を醸し出し、あの若さでシリーズの座長をこなすのは、中々できる事じゃないと思います。
第二功でもう1人は吉沢亮
この人の嬴政は、1作目から完成されてて他に誰が演れるんだ!のビジュアルでハマり役。この人は銀魂の沖田や東リべのマイキーもハマってたので、役のオーラから具現化する達者な役者さんですね。
一筋流す涙は尊いし、開門を促しサブタイトルを回収した台詞は痺れました。
第三功は、飛信隊の皆様
特に最早こっちが本業だろ?の真壁刀義の沛浪の存在感。
安定の清野菜名の羌瘣、龐煖に巫舞を仕掛けてクルクル回るとこ。
立派に役どころを完遂した三浦貴大の尾到。
後、岡山天音の尾平の歯。
そして特別功が三つ❗️
初登場の草刈正雄の昭王
偉大なる大王としての立ち姿、特に声。
新木優子の摎
原作通りキャスティングした人偉い。
謎の仮面将軍、強いが華麗で決して線の太いキャラではない。
その儚い王騎への想いと芯の強さを、新木優子が体現してた。
それから
もっと出せの長澤まさみの楊端和とその太もも。
そして、本当にこれが言いたいが為に長々書いてきました。
個人的には特別大功。
要潤の騰❗️
原作の騰がとても好きなキャラで第1作の時から要潤が演じる騰を注目してました。
ビジュアルはそれほど寄せては無いのだけど、王騎との距離感と立ち振る舞い、静かに王騎の横にいるけど、唯ならぬ曲者感と、どこか軽やかな部分。
前作の軍略会議で荒ぶる蒙武に見せた飄々たる表情なんて原作の騰はしない(原作の騰はずっと同じ顔)のに、間違いなく騰❗️
そして
待ちに待った騰無双ファルファル❗️
これが観たかったよ待ってたぜ❗️
あっでもファルファルって口で言うんじゃ無いのね、刃音なのね。
王騎の台詞「本来 あなたの実力は私に見劣りしません」くーっそれが聞きたかった。
とても満足しました。
今作を最終章と謳ってますが、勝手に王騎の章の最終章だと思っとります。
今夏にも3作まとめて撮入するとの噂もありますし、陰陽師0で落とした体重を戻してる山﨑賢人を見て、絶対続く筈だと信じてます。
原作が続いているので、完走が不可能なのは分かりますが、合従軍編の実写化は必ず実現して下さい。
お願いします。
作品毎に俳優達が成熟し真の大作に
スケールの大きな引きの風景と動き、人馬一体の迫力、ファンタジーレベルの激しいアクションや大軍が移動する様を眺めながら戦いの先を読む様子など、見た目の面白さも多い作品だが、一作毎にスクリーンの中の人物達が実際に成長し、役が成熟して行っているところが作品を一層面白くしている。今作はとにかく、大沢たかおの役者としての度量の大きさをあらためて感じた。肉体だけでなく、その佇まい、そして体全体から響くあの声の凄さ。間違いなく大将軍そのものだった。巨星が落ちた後の次の作品はどういう雰囲気になるのか、とても楽しみだ。
古代中国を舞台にした歴史大河ドラマの第四作です。馬陽の戦いで勝利の喜びに浸る飛信隊の前に現れたのは武神・龐煖。王騎将軍の間の九年越しの因縁に決着がつきます。
前作公開からほぼ1年たちました。
原作はとっても長いお話なので(現在72巻 増えてます)
前作を忘れない内に新作が公開されるのは助かります。・_・
(前作のダイジェストから始まるのも好感♡)
というわけで、劇場版第四作。
最終章との事。本当か? と そんな事も気にしながら鑑賞です。 ・_・b
今回は前回(第3作)の「引き」をそのまま受け継いでのお話です。
趙の将軍を、見事に討ち取った信たち飛信隊。
勝利の喜びに沸き立つ飛信隊の野営地に現れた一人の男。
誰だこいつは? と訝しむ飛信隊にその男が襲いかかります。
騒ぎを聞いて駆けつけた信と羌瘣。
信が切りかかるも、龐煖の突き技を腹に食って悶絶。(痛そう)
羌瘣が巫舞で攻めるも、傷を追わせられず呼吸がつきてしまう。
龐煖が信に止めを刺そうと迫る。(やばい)
飛信隊の隊員たちが、信に覆い被さりガードを固める。
龐煖の矛、一閃。 ぐわー っと吹っ飛ぶ。
別の隊員たちが、また信に覆い被さる。 ぐわー。
別の隊員たちが、覆い被さる。 ぐわー。
別の隊員たちが庇う… ぐわー
別の隊員たち… ぐわー
別の… ぐわー
傷つき倒れた信たちの前に、龐煖の援軍が現れる。万事窮すか。
” 飛信隊をナメんな !” ←誰のセリフだったか…沛浪?
そう大見得を切り、セリフと裏腹に全力で逃げ出す飛信隊 ・_・;
尾到が信を背負い、尾平と共に山中へと逃げる。
追跡の目をくらますため、途中で尾平が囮行動に。
信を背負った尾到も、腹に傷を負った体で逃げ続ける。
” ここまでくれば ”
草むらに信を下ろし、脇で大の字になる尾到。
村にいた頃の思い出話を口にする。
やがて静かに目を閉じる尾到。 ” おい 尾到? ”
” …死んじゃいねぇよ ”
一度は死んだフリだったのだが…。二度目。
信の呼び声に返事はなかった。 (…涙)
何とか生き延びた飛信隊の隊員達だが、人数は三分の一に…。
尾到の亡骸を背負った信が飛信隊に合流。羌瘣も無事だった。
36名のボロボロの飛信隊生き残りが、王騎の元に向かう。
ここから、王騎将軍と龐煖、秦と超の壮絶な戦いが始まる。
と、こんな風に
趙の三大天・李牧のしかけたワナに、蒙武が嵌まり窮地に。
見捨ててはおけない王騎も、蒙武を追って奥へと。
行った先に待ち構えていたのは、龐煖。
龐煖と王騎の、九年越しの因縁への決着はつくのか。
信たち王騎軍は、無事に生き残ることができるのか。
ときおり王騎の過去エピソードを交えながら
王騎と龐煖との決着がつくまでが描かれます。…そう。決着。
信の活躍シーンはかなり少なめです。 (@_@)
その代わり、王騎将軍が大活躍です。 (・∇・)
そして最後、王騎将軍は燃え尽きます。(T∧T)
◇
予告編で「最終章」と謳われておりました。
この作品中、予告映像的なものはありませんでした。
キングダムはこれにて「完」で間違い無さそうです。そうかー。
寂しい気持ちもありますが、王騎の死を一区切りに という
方向性は、間違っていないかな とは思います。
※原作のどこまでを映画化するのか考えたとき、自分も
王騎の最期までが良いかも… と思ってました。 ・_・;
ですが…
事前知識無しでこの作品を観た人が、” 主人公は王騎 ”だと
勘違いしそうです…。(事前知識無しで観る人いるかな? ・_・;)
信や河了貂、羌瘣たちの成長は、原作ではまだまだ続きます。
なので、もっともっと、この後のストーリーも見届けたかった、
というのも間違いなく本音です。はい。
キングダム全4作、スケールの大きいエンタメ作品でした。
ワクワクする作品を観ることができた事に感謝です。 ・_・b
※ ほほ王騎が主役のこの辺りの話、原作も面白いですよ。
「馬陽の闘い」 第13巻~第16巻 の辺りです。
興味のある方は是非ご一読を。
◇あれこれ
■前作に続いて登場する主な人物
・王騎 (秦の六大将軍。秦の怪鳥。龐煖との因縁に決着を期す)
・龐煖 ( 趙の三大天。王騎との間に九年前からの因縁あり)
・信 ( 飛信隊隊長。百人将。前作では趙の将軍を倒したが…)
・羌瘣 (飛信隊の副長。トーン タンタン 今回は出ました♡)
・嬴政 (曾祖父・昭王の遺言が王騎によって伝えられます)
・河了貂 (天下一の軍師を目指して、馬陽の戦いを見学中)
・蒙武 (秦の将軍。攻撃力は王騎も認める破壊力なのだが…)
・李牧 ( 趙の三大天。入念に張りめぐらせたワナが王騎を窮地に)
・尾平 (尾兄弟の兄。信と尾到を逃がすための囮となるのだが…)
・尾到 (尾兄弟の弟。傷つき倒れた信を背負い戦場から脱出を図る)
■今回の作品で初めて登場する人物
・摎(秦の六大将軍。出生の秘密あり。王騎と交わした約束の実現を目前に…)
・昭王 ( 秦の王。嬴政の曾祖父。王騎と天下統一を目指した)
・カイネ ( 李牧の側近にして李牧を敬愛して止まない女性)
※ 最終章なのでこれでお終いと思うと、なんか寂しい…。
◇最後に
鑑賞碁、帰宅して余韻に浸っていました。 ・-・
戦闘シーンはやはり迫力があって凄かったなぁ… とか
摎の着替え中の陣幕に昌文君が入るシーン無かったな…とか
全ての登場人物(尾到以外)頑丈過ぎだろうと思った…とか
そんな中でもう一つ…
王騎を討って、趙の軍勢が引き上げ始めるエンディング。
脱出した王騎軍の生き残り(将軍クラス含む)に向かって信が
” お前ら 胸を張れ。馬陽は護った 。趙は引き上げた ”
と、味方を鼓舞する演説をするのですが…。
うーん。取ってつけた感がどうしても拭えなくて… ・_・;;
例えが適切か分かりませんが(多分不適切)
「連載を打ち切られたマンガの最終回」
を読んだような感覚があり、心中モヤモヤしています。
(信と龐煖の決着も観たかった気が…。 ・_・;; 先は長いか)
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
我らの大将軍
2019年から始まったキングダムシリーズも、これにて完結か...。悲しすぎる。でも、ここまで作ってくれたことに感謝。本当はまだまだ続編を見たいところだし、制作中なのでは?という噂も最近流れているが、一先ずありがとう。こんな超大作が毎年見れるとは、1の頃は思ってもみなかったよ。
本作は一区切りのつく最終章として、これまでよりかなり力が入っている。冒頭からクライマックス。全編クライマックス。気合いの入れ方が段違い。145分とシリーズ最長にも関わらず、体感はおよそ30分。あまりにあっという間で、改めて佐藤信介監督の演出力の高さに驚かされた。こんなに濃い内容なのに、ここまで一瞬に感じさせるとは...恐れ入った。そして今回は1~3の予習が序盤に差し込まれており、物語に一層没頭できる。ただ、過去作は見なくてもいいよ!と初見の方に向けて言いたいところだけど、このシリーズに限っては全部見た方が絶対楽しいし、今回の内容は特に、見ていた方が深く刺さるはず。振り返りシーンはあるものの、やはり過去作必見ということでお願いします。
吉川晃司vs大沢たかおって...ねぇ。男の色気と熱気に頭がクラクラしてしまう。あまりにカッコよくて恐ろしい。2人の筋肉はもはや芸術。アクションの撮り方からも普通では無い熱量を感じ、ワンカットワンカット呼吸を忘れてしまうほど見事な出来栄えだった。2人の戦闘シーンだけでまる5日,6日使ってるってんだから。圧倒的な緊張感と破壊力。もう常軌を逸してるって...。
今回は王騎回。彼の活躍ぶりは、主人公が信であることを忘れてしまうほど。同時に、これまでスポットの当たらなかった秦国王・えい政の側近である昌文君、そして王騎の側近である騰についても今回初めて描かれており、また1から見直したい、漫画も読んでみたいと思える大傑作に仕上がっている。アクションも人間ドラマも、シリーズの集大成に相応しい高品質ぶり。気付いたら姿勢が前のめりになっている。
ただ、不満があるとするならキャスト関連の問題。これはシンプルにわがままだけど、山田裕貴演じる万極の登場シーンが少ないのは、本作で期待していた要素のひとつであったがために残念だった。まだまだ謎の多い存在。彼のためにも続編を作って欲しい。あと、新木優子はみなの心を奪う美貌ではあるものの、あまりに細くて、しかも剣術も微妙で、どうも最強の女武将には見えなかった。摎ってきっと原作でも人気キャラだよね。ん〜、もっと鍛えて欲しかった。
まぁここまで全身を沸き立たせ、胸が熱くなり、立ち上がりたくなるような映画はこれまでもこれからも見ることは無いだろう。日本映画も、お金をかければここまでのものが作れるんだ!と世界に示したシリーズであり、その功績は今後の映画業界の行く末を左右すると思う。声高らかに言いたい。邦画だって、面白いんだ!!!!今年ベスト10には山﨑賢人が2つもランクイン。すげぇよ、賢人。少女漫画の王子様からよくここまで来たよ。もっと、もっとやってくれ、わらべ信っ!!!
今回は王騎につきるね。
書きたいことはたくさんあるけれど、やはり今回は王騎の存在感に圧倒された。
キングダムの主役は,もちろん信だけれど、こうした長いストーリーをシリーズで映画にするとなれば,その時々で光る存在が出てくる。今回は全ての登場人物が王騎に照らされて光っていた。
王騎に大王と認められた政、戦う相手として対等なホウケン、隊を最後に任される騰、そして矛を譲り受けるのが信だった。
ストーリーは知っていてもなお、彼らの王騎に対する思いに涙が出るのだ。
政が最後に叫ぶ,正門を開けよと。
まさに大将軍の帰還だった。面白かった。
余談だけれど,今回は騰役の要潤が最高にカッコよかったです。
邦画では最高点
今まで邦画はどうしてもスケールが小さいから、今まで、面白くないだろうと避けて来たキングダム。
家族で久々の三連休、評価高いのこれしかないから、これ観るかと、期待ゼロで観たら...
凄い!!!!
もう、何この迫力!!!
細かい所の不自然さは皆さん指摘されてますが、もう、あれは、目を見開いて見てしまう、圧巻の映像。あれだけの豪華キャストの中で、もう、大沢たかおが全部かっさらった感じの、大沢たかお1色の映画です。
まさに大将軍の帰還。
沈黙の艦隊から、打って変わって演じ切る、大沢たかおを大物役者としての仕上げる作品です。
もう1回みたいと思った作品です。
人間力とメッセージ
今作品は大沢たかおさんが演じる王騎将軍のカリスマ性、山崎賢人さんが演じる信の信念を貫く一貫性、小栗旬さんが演じる李牧の目的志向。
あらゆる人物の人間性に惹かれます。
そして、この作品は人の想いが語り継がれます。【あなたは誰に何を伝えたくて生きていますか?】というメッセージがあるように受け取りました。
とても魅力のあるオススメの映画です。
大沢たかおを観る回
「キングダム」の第4作でしたが、個人的には第1作以来のご無沙汰でした。そもそも原作を全く読んでいないのですが、予告編で大沢たかお演ずる王騎将軍が非常に印象的だったので観に行ってみました。
その結果、副題である「大将軍の帰還」が示す通り、王騎将軍が主役のお話でした。勿論主役の信(山崎賢人)は出て来ましたが、敵軍の”秘密兵器”ともいうべき龐煖(吉川晃司)に完膚なきまでに叩きのめされて気を失ってしまうありさまで、見せ場と言えば次回作に繋がるだろう終盤のシーンぐらいという感じで、この辺はちょっと意外でした。まあ信が王騎将軍からバトンを受け取るというのが本作の主旨なのでしょう。
そのため、一番印象的だったのは王騎将軍の大沢たかおであり、その風貌から所作、セリフに至るまで大将軍の名に恥じない貫禄たっぷりでした。そして本作最大の見せ場である吉川晃司演ずる龐煖との戦闘シーンは絶品でした。大沢たかおを観に行ったようなものなので、その点では大満足の一作というところでした。
大沢たかお以外にも、吉川晃司、要潤、岡山天音、草刈正雄、小栗旬などなど、豪華俳優陣がカッコよく演じており、さながらオールスター戦でした。ただ橋本環奈演ずる河了貂の位置付けが、イマイチ理解出来ませんでした。原作を読めば分かるのでしょうが、大物を使っているのに不思議な役柄だなあと感じたところでした。
そんな訳で、本作の評価は★3.5とします。
全571件中、241~260件目を表示