侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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時代劇への愛
正直時代劇に興味はなく、実家で親が観ているのをチラ見する程度でした。
(でも観たらなかなか面白い。)
失礼ながら役者さんたちもあまり知らない方達が出演していたが、評価がとても良く気になり鑑賞。
一言。
とても良い作品だった。
タイトルで分かる通り、お侍さんが時代劇の撮影現場にタイムスリップしてしまうのだが、沢山の役者さんの中に居ても、その方だけはもうお侍さんそのものにしか見えてこない。
本物だ!と感じる演技力。
主人公の言葉に何度か泣かされる。
そうだよな、そうなんだよね。って。
時代劇の殺陣シーンってどうしても主人公ばかり追ってしまうけれど、次観る時は斬られ役の方にも注目してみようかなと思う。
笑あり涙あり、息を呑むシーンあり。
面白いのでみんなに観てもらいたい。
そして少しでも時代劇がまた注目されると良いなと思う。
あと余談ですが、ヒロインになるのかな?助監督さんがギャル曽根ちゃんに見えてしまって。
メガネのせいもあるけれど本当似てる。
後半から良かったかな!
前評判聞いてたから期待しすぎたかも…(笑)
前半ツッコミどころが、あり過ぎて気にしないようにしてたけど 気になってしまった…
後半からは、映画に入れて楽しめた!
あくまでも 個人的な感想。(笑)
文句なしの星5つ
あんまり有名じゃない監督がこのままじゃ時代劇は廃れるからという熱い想いで始めた低予算の映画に、時代劇の裏方さん達が賛同して出来た映画、みたいな事をラジオで言ってて気になったので観てきた。
沢村一樹似の侍と、小西真奈美似の助監督。出てくる人みんな初めて見る顔ばかり。
だけど、話の展開も強引じゃないし、クスッと笑えてホロリと泣けて、いい映画観たなぁと思った。
最後のエンドロールの画面の荒さと知ってる名前ゼロで、あぁマイナーな低予算映画だったっけ…と思い出すほど。
SHOGUNが受賞した時に真田広之が「これまで時代劇を継承して支えてきてくださった全ての方々、そして監督や諸先生方に心より御礼申し上げます」って言ってたけど、諸先生方ってこういうことか、と思ったり。
いやぁ、いい映画見たな。
もう1回見に行こうかな。
おもしろい!!
侍がタイムスリップすると言う設定は今までに擦りにこすられてきたので見る前はあまり期待してませんでしたが、こんなに目頭が熱くなる映画とは思いませんでした!
時代劇に詳しくない自分が楽しめたのでいろんな方におすすめできる素敵な作品です!
20年振りに映画館へ
20年振りに妻と映画館で観ました。笑って、泣いて、最後は拍手喝采。
私自身、邦画は嫌いで、まず観ませんが、youtubeで予告を観てから気になっていました。公開されてから、即話題となり、すさまじい勢いで上映館が増えて驚き、好奇心が沸き、思い切って妻を誘いTOHO新宿で鑑賞しました。期待以上に楽しく、感動ものです。なぜかもう一度映画館へ足を運びたくなる映画です。まだご覧になっていない方には、心底お勧めしたいです。
俳優の説得力が無いのが更に良かった
評判にあやかり鑑賞させていただきました。
タイトルの理由で内容に入り込めてとても楽しめました。
劇中、真剣(刀の事では無い)故に笑えたし、ドキドキして手に汗を握ったし、魂が揺さぶられて涙しました。
人として生まれ、侍としての生き様は本当にカッコ良かった。
人それぞれの生き様に感情が震える方は是非!
評判どおり!
これはよかった!
会津藩士役の山口馬木也がよく、長州藩士役の冨家ノリマサがよかった。
前向きであり、笑いもあり、真剣勝負のシーンでは緊張感があった。物語にひきこまれて退屈するひまがなかった。
終わってからも、山口馬木也の無骨な会津なまりをもうちょっと聞きたいと思った。
エンドロールで監督さんの名前が あちらにもこちらにもあって 大変だ...
エンドロールで監督さんの名前が
あちらにもこちらにもあって
大変だったろうなぁと
カメトメ程のインパクトはなかったけれど、低予算ながらなかなか面白かった
私の今年最高傑作になりそう
たった一館の上映から全国300以上の映画館での上映に成り上がった話題作『侍タイムスリッパー』を観た。
タイムスリップ物なんて珍しくもなんともない。むしろ使い古された設定だ。
だからこそ観客を引き込むための難しさがある。この映画は、幕末の会津藩士という主人公をうまく使っていたと思う。
131分という長さを感じないほどの面白さだった。私が今年観た映画、サブスクを含めても1、2を争う映画だった。私が会津の人間ということを差し引いてもだ。低予算、大物人気俳優不在でもこれだけの映画が作れるというお手本になった。素晴らしかった。
何より主人公の会津藩士を演じた山口馬木也さんの演技がとてもよかった。会津藩士の実直さを見事に演じていたと思う。
この会津藩の教えを現代に受け継いだ【あいづっこ宣言】という会津若松市の行動指針がある。その6か条の最後を
やってはならぬ
やらねばならぬ
ならぬことはならぬものです
と結んでいる。
当たり前のことなのだが、現代の人々が忘れかけていることではないだろうか?
そして撮影所の所長が言った「真面目にやっていれば、どこかで誰かが見ていてくれる。」
この映画はそれを思い出させてくれた。
傑作 演者の力 脚本の勝利 逆算の妙
一言、すばらしい映画鑑賞体験をさせてもらいました。
私はある程度レビューを見て鑑賞するほうなので、評判の本作、俄然期待が高まった。しかしその結果は、鑑賞前の期待を悠々と超え、自分の内包する情緒の振れ幅に戸惑ったほどだ。永く傑作として残るだろう。
幕末の京、勤王の志士である長州藩士と刀を交えた佐幕派の会津藩士、高坂新左衛門が雷によって現代に飛ばされたお話である。序盤はタイムスリップもの特有のドタバタ劇もあり、またホームコメディタッチのほのぼのお笑いシーンあり、まずはゆっくりと気持ちを解される。
中盤からは新左衛門が時代劇の切られ役として成長する様を、周りの人たちと一緒になって応援するが、とある大物俳優の登場から物語は意外な方向に展開していく。
そして切られ役として、また侍としての矜持をかけた終盤に向け一気に突入していく。
ここから先は実際に自分の眼で、映画館で観て欲しい。
観て損はない。いや、観ないと人生における損失だと言ってもいい。
たいへん失礼ながら不肖の私が知らない役者さんばかり。しかし主役の高坂新左衛門を熱演した山口馬木也さん、大物俳優を演じた冨家ノリマサさんをはじめ演者の皆さんの力で、この奇跡のような物語が私の魂に届きましたよ。
また、侍が現代にタイムスリップするという手垢のついたプロットから、よくぞここまで魂に響くレベルでお話を広げられた安田淳一監督にも大拍手である。
と、ここまで書いて気がついた。ひょっとして安田監督は、最後の劇中劇の監督と同様に真の侍の真剣勝負を撮りたかったのではと。武者小路監督だったか?彼こそが安田監督の代演者だったのではと。しかし現代に本物の侍などいる筈もない。仕方ない。強引にタイムスリップさせるしかないじゃないか。タイムスリップというプロットは逆算の結果のような気もする。
本作は安田監督のほぼ自主制作映画と聞く。限られた予算であれば、あれもやりたい、これも撮りたいはできない。予算の面でも逆算引き算の妙で、かえって締まった作品に仕上がったのではないか。低予算映画にありがちな些細な突っ込みどころは確かにあるかもしれない。しかし「木を見て森を見ず」ではないが、小さな枝葉に文句を言って、森どころか木さえ見えなくなることのないように鑑賞者自身で脳内補完すれば、きっとすばらしい映画鑑賞体験ができでしょう。
時代劇好きは是非観てください
侍魂か〜!
役者魂に火がつきそうです!
大金を使い制作している訳ではない!
豪華キャストとも言えない!
だからこの作品が良いということがわかる!
舞台挨拶付きに行けば良かったと今更悔やまれる!
出演したかった!とも思いました!
殺陣シーン良かった!
この作品に関わられた皆様に拍手!
素晴らしかった!
楽しかったです。
侍が現代にタイムスリップするという題材は、それなりの数の作品で使われているのですが、コミカルなものが、内容が都合がよいものが多いかなと感じていました。この作品は自然と話に入っていけて、クスッとしてしまう笑いあり、涙あり、ドキドキ・ワクワクありで良かったです。
こういうことになると、次の作品がかなり期待されると思いますが、ゆっくりとご自分で納得できる形で制作していただけるといいなと思います。
観て良かった!
私、幼い頃より祖母と一緒に東映時代劇3本立てを観に行きクライマックスでは夢中で声を上げて主演の侍を応援。
映画館はライブ会場のように騒然と盛り上がっていたものでした。
もちろん遊びはチャンバラ 主役と悪役(斬られ役)を交代しながらね(笑)
時代は、用心棒〜椿三十郎、錦之助の宮本武蔵、市川雷蔵の眠狂四郎、座頭市
そしてTV時代劇へと私のヒーローは移り
木枯らし紋次郎〜鬼平犯科帳へ、映画版鬼平も江戸時代の雰囲気が溢れ格好良かった!
そんな私がこの映画を観て笑って泣いて胸を熱くしてエンドロールでは子供の時以来、スクリーンに拍手をしていました。
主役を演じられた山口馬木也さん最高!他の役者さんも 勿論監督最高!並びにスタッフの方々
ありがとうございました。
一緒に鑑賞して拍手を送ってくれた観客の皆様
ありがとうございました。
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