侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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この10年の邦画の中ではブッチギリ1位
基本的には邦画は映画館では観ない事にしている。私的にはこの10年間で何度もコケているからだ。
この40年で洋画は何千本も観てきた。しかしこの映画があまりにロングランな為に今回こそはもしかして当たり映画か?あるいはまた期待はずれだったら金ドブになるなと思いつつ鑑賞。
私的にはこの10年間の邦画ではNo.1!!!
映画館全体の客が一体となり笑い所泣き所が皆ほぼ同じだったのもすごかった。
昔むかしにスターウォーズが上映開始された瞬間に映画館全体の客が拍手し雄叫びあげた日に似ていた。
友人を誘ってすでに3回鑑賞してしまった。おそらくこんな事は今後ないだろうなと思う。いや~いい映画だった。
映画バカの映画愛が凄い
コメディの衣を着た本格時代劇
最優秀賞を知って
最後の侍。。
今の時期に なって 初タイムスリッパーです。観たい時期は あったのですが 見逃してしまってました。けど 「日本アカデミー賞」最優秀作品に 選ばれた事は 驚きましたね。「正体」が獲るのだろうと 思っていたので。。そんなに スゴいのか?って 観たい気持ちに なりました。その矢先に 映画館で また この映画を 再々々度 やり始めてましたので 先程 鑑賞してきました。ラストは 手に汗を 握るぐらいの 緊張感でした。感動しましたね。。周りの観客のかたは 何度も 鑑賞してるかたばかりな感じでしたけど。。笑いもあり。色々な 思いに 浸りながら鑑賞出来ました。この映画に対する監督さんの 並々ならぬ 思いも 知っているので こみ上げるものも ありました。安っぽい内容では なく 真剣そのものが よく伝わって来ましたね。胸に刺さりました。
これに権威のある賞を与えるのは…
確かに面白い。笑える。ストーリーも普通に楽しい。
映画自体は低予算なりによく出来ていて、楽しめて良かった。それは間違いない。
観客賞、功労賞、小さな映画祭などでの評価も納得だ。
だが「C級〜B級のコメディ映画としては」ということわりは間違いなく入る。
素人目に見ても音も画もチープで、「え?大丈夫今の…」と思う箇所も多々。
最優秀作品賞なのか……?
音や画あまりにチープだったとしても、極めて秀でたものがあれば、審査をすべきだとは思う。完成度にフィルターをかけて、部分的に優秀な箇所を部門賞で評価できないのは誤りだからだ。
しかしどの部分を見ても今作は「もっと頑張ろう」〜「よくできた」程度の間であり、日本アカデミー賞「最優秀作品賞」など受賞したという事実はどうしても信じられない。
部門賞ならともかく、作品賞は脚本、照明、音、俳優、撮影など…それぞれに最低限の技量は必要だと思う。予算の有無に関わらず、どの部門も商業映画としての最低限のクオリティを保っている作品は多々ある。それらを全部吹っ飛ばしてこの作品を最優秀だとする根拠はどこにあるのか。
正直言って、今回の受賞は他の作品にあまりに失礼だとすら思ってしまった。
作品自体に罪はないので、あくまで賞を受賞させた人たちへのコメントだ。
作品自体の評価をするならば…
ストーリーには特にひねりも無いが普通でよくあるタイムスリップコメディ。画と音は普通以下だがコメディ要素は結構楽しめる。
照明はかなり微妙、江戸時代にあるはずの場面が近所の公園の街灯の下にあるように見える。
コメディとストーリー等のバランスはよくまとまっている。
細かいところに目を瞑りまくれば楽しめる作品。
文句なく面白い
最優秀ではない
世界に羽ばたけ、ザ・時代劇!
【ストーリー】
幕末であった。
会津藩士・高坂新左衛門は、同胞村田左之助とともに長州藩士・山形彦九郎の暗殺のため、京都は太秦へと上京する。
山形を闇討ちする二人だが、村田は早々に当身をくらって失神させられる。
対峙する新左衛門と山形。
闇に煌めく白刃と剣撃。
豪雨がなだれ、決死の一撃をふるう二人に、雷撃が直撃した。
目を覚ました新左衛門は、人気のない町の路地にいた。
そこは現代。
太秦の東映撮影所。
時代劇『世直し侍・心配無用の助』の撮影のまっただ中に、新左衛門はタイムスリップしてしまっていた。
着物に真剣を下げた新左衛門を、皆エクストラの斬られ役と勘違いしたまま、撮影は進むのだが、なにもわからない当人は困惑するばかり。
あげく台本にないことをしでかし、撮影の助監督・山本優子に叱り飛ばされてしまう。
追いはらわれた新左衛門は、撮影所各所をうろつき、鉄骨に頭をぶつけて気絶してしまう。
気がつけば病院。
窓から見えた現代の京都のありさまに、新左衛門は衝撃を受ける。
病院をぬけだし町をさまよう。
幕府はすでに倒れ、文明開花を成した薩長すらもなく、侍の世は終わっていた。
たどりついた寺の門前。
そこは奇しくもタイムスリップの時に山形を闇討ちしたその場所であった。
行き倒れていた新左衛門を、住職と妻が介抱する。
リビングで初めて見た時代劇に感激した新左衛門は、殺陣師集団「剣心会」に弟子入りを請い、斬られ役として働きはじめる。
侍らしい空気と立ち居振る舞いに、新左衛門はまたたくまに引っぱりだこになる。
順調に滑りだした現代での生活。
新左衛門に、準主役の話が舞いこんでくる。
『最後の侍』主役の宿敵、小弥太役。
そして主役・風間恭一郎は、かの日斬りあった、山形彦九郎その人であった。
めっちゃ面白いですね。
高評価も納得。
主人公高坂新左衛門を演じた山口馬木也、風格とキレのある殺陣は、存在感十分。
下級藩士らしいゆれ動きの心理を、うまく表現されてました。
普段見られない殺陣師や斬られ役の仕事もたくさん見られて、時代劇好きにはそこもたまらない魅力。
ストーリー構成もうまくて、ラストがまんできずに声だして笑いました。
「東映京都撮影所」っていうと「京都太秦映画村」ですね。
この二つ同じもので、映画村いって運がよければ撮影を見られます。
自分もうっかり八兵衛みたいな人が、「どいたどいた!」と声をあげて走るシーンを見たことあります。
遠足で。
映画村は京都市内の小学校の、定番の遠足コースの一つでもありまして、入り口の池から頭だした恐竜がお寂しめの水吐くさまをながめてから、先生の後についてアトラクション回るんですよ。
成人して友だち連れていったら、恐竜見て爆笑してました。
「時代ちがうだろwww」
「だまれぃ!」
ズバッと切り捨て。
「ごめん」
と謝罪。
そのあと京福嵐山電鉄帷子ノ辻駅前で飲みました。
切り捨てごめんの部分はウソです。
現代にタイムスリップする侍の映画っていうと思いだされるのが、91年の『満月 MR.MOONLIGHT』
ヒロインまりに原田知世、そしてタイムスリップしてきたお侍の杉坂小弥太に時任三郎。
恋愛ものなのでアクションは少ないんですが、時任三郎の殺陣、剣先までピシリと決まってて良いんですよ。
原作は原田康子の『満月』、こっちも小弥太がカッコいい書かれ方してるんです。
無口で朴訥な人柄ながら、構えて対峙するだけで腕前確かな剣道家が「参りました」と頭を下げるほどの、武張った男ぶりがたまりません。
原作大好きです。
「『満月』のレビューに書きなよ」
と思われるでしょうけど、映画の方にはそんなに愛をおぼえなかったので、たぶん今後も書かないかなって。
でもこっちの「小弥太」とあっちの「小弥太」、小弥太つながりでどうしても書きたくなったので全力で脱線しました。
時代劇のあり方や撮り方、裏方の苦労も知れる現代の時代劇。
ゴジラもいいけど、こういうのも外国の映画ファンに見てほしいなあ、そんな想いでこのレビュー書きました。
私が思うアカデミー賞について
見終えて 今。
あの カメラを止めるな 以来の 疎外感を感じている。
もちろん お金さえかければいいってものではない。
名だたる役者さんは見かけずとも良い。
だが それにアカデミー賞を授与するのなら それらに代わる何か多大なものがあって、そしてそれが出来上がりとしての純然たるクオリティを持たなければならないのではないかと 思うのである。
私はこれを見終えて アカデミー賞という 先入観なしに見たかったと思った。
そういう素人です。
映画って見る大衆に向けるものだしエンタメだしお金もらって上映するんだし。
去年のperfect days を思うと そりゃ ゴジラ➖0. 1 みたいな 見ただけで大変そうな設定で聴衆を楽しませてくれた物とは違うが それでもクオリティを感じさせるものがあった。
だから こういうものに授与する日本映画界に あ〜あ って思うんだよね。
これぞホンモノの映画だ! みたいなのがあまり好きじゃないのです。
何もわからない一般大衆置き去りの 奢り みたいな
自己満足を 感じてしまうのです。
一館からの日本アカデミー賞最優秀作品賞!
痛快侍魂!
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