侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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こういうので良いんだよ!こういうので!
って、タイトルで全てって感じの感想なのですが、武士が現代にタイムスリップしてくる話は数多くあれど、飛んだ先が時代劇の撮影所って設定はナイスアイデアだと思いました。主役を演じた山口真木也さんがどこかで言っておられましたが、嘘の嘘を演ずる、つまり実は本物の侍なのに、その本物の侍が偽物の侍を演ずるって話は確かにこれまで多分見たことなかったようにも思えるので、新鮮でした。
ともかく、いっぱい笑えるし、感動するところも結構あるし、それでいて旧来の時代劇をちゃんとリスペクトしてるし、多少なりとも脚本的にあれ?変だぞ?って思えるところもあったけど、そんなのカンケーネーって感じで見終えた時にスキッと「あー良い映画見たなー!」って思わず空を見上げて背伸びしたくなるようなそんな映画でした。
ただ一点、というか結構話の重要な部分だと思うんだけど、敵役となる冨家ノリマサ氏が演じてた方の役が、どうして時代劇を捨てたのか?あるいはなぜもう一度時代劇をやろうと思ったのか?についてはイマイチ何か説得力が足りない気がしました。私ならもっと簡単に、血を見たから、で良いんじゃないかと思います。
でもそれも、最後のあの壮絶な殺陣シーンで帳消しかな。あれは素晴らしかった。
ともあれ、日本アカデミー賞は獲ったし、カメ止めの再来と呼ばれるほどヒットしてるし、よかったよかった。
時代劇愛
痛快エンタメ映画
自分の人生の中に、隔世の感をもって振り返ることができる時代がある人にこそ深く刺さる
映画館で観て、いいなぁと思っていたら、アマゾンプライムで無料配信しているのを見つけ、以来、ヘビーローテーションのやみつき状態。いまではBGM代わりに流していても細かいところまで思い描けます。この作品は「すたれつつある(?)時代劇」という枠を超えて、自分の人生を振り返るときに、ああ、あんな時代があったなぁ・・・と、隔世の感をもって振り返ることができる時代がある人にこそ、深く刺さっているのではないかと思います(私の場合はまさにそうです)こんなに繰り返し見てしまう映画は、60年余りの人生の中で初めて。ダントツ1位です。ほんとうに良い作品をありがとうございます。主演男優さんの、どこを切っても誠に細やかな演技は本当に見事。(なぜ主演男優賞にならなかったのだろう?)小さなところで言うと、ビールを初めて口にするのであろうときの様子(ウィスキーロックのほうもしかり)、助監督への恋心を風見にあっちこっちでからかわれるときに見せるそれぞれの表情。そして全編通してですが、ごく自然な訛り(どうやって習熟されるんでしょうかねぇ・・・)ショートケーキのところから、テレビで番組が終わってお寺のご夫婦が放心状態になってるところまでは、私の中で一押しです。あと、剣心会に入門ゆるされて最初に関本さんに稽古つけてもらうところでどうしても切る側になってしまうくだり、関本さんの演技も画面のテンポもとてもよいので、わかっていても、何度見ても、笑ってしまいます。心配無用之介の中でおうめの涙声がとても上手で、髙坂の、鼻のクリームを拭いたティッシュで目をぬぐう表情とうまく呼応しているなぁと感じました。ちなみに、アマプラでは字幕を出せるので、聞き取れなかったところや知らない単語(「さかやき」とか)もわかりました。もっともっと話したいので、どこかに、ファンサイトみたいなものはないだろうか?と思ったりしているところです(笑) ところで二つ、いまだにわからないままのところがあるので、ここに書いてみたいです。1。140年後の日本に来たとわかって、さまよい歩いているうちに、タイムスリップする前に切り合っていたお寺の門に通りかかり、石段に腰かけて脇差(というのか、短い刀)を抜く場面。これは自決を考えていたのでしょうか? 2。お寺の住職が「あの男、悪い男や無いで・・・」奥さんが「あれは単なる役者馬鹿や(笑)」そして最後にゆうこ助監督が、「役者馬鹿・・・?」とつぶやく。このつぶやきは、何かの伏線になっているのでしょうか?結構間をとっているので、何か深い意味があるのかなぁと思いながら、わからずにいます。
メインの登場人物、みんな好きになる
これを日本の映画の基準にして欲しいぐらいだ
遅ればせながら見たのだが、面白くてビックリした。例に出して申し訳ないが、カメラを止めるな、は私は受け入れられなかったので、たぶん、これも同じ感じなのだろうと思ってしまっていた自分を恥じたい。
人間の声色、トーンがリアルなので、それだけで共感できるぐらい演技が自然だった。大抵の日本映画は声色が気張ってる感じがして私は受け入れられないが、それがこの映画には殆ど無かった。みんな自然体に近い演技をしてる。それが素晴らしかった。貴方の回りにも日本映画は嘘くさいから受けられられない、という私のような人がいるだろう。そういう人にでも遠慮なく勧める事ができる快作の映画だと思う。
むしろ、もっと予算がある日本の映画は、なぜ、こういう風な自然体の演出になれないのだろうか。これが日本映画の正解例だ、もっと真似しようという流れになって欲しい。その上で派手な映画は派手、内容のものは内容という枝分かれが望ましいのだが……。
やはり最後の殺陣
時代劇だけど自分の話。
ナミビアの砂漠
面白かったです。
この映画は、定番の「映画を作る人達についての映画」なんだけど、
ここのレビューで高い評価をつけた人たちは、
「映画を作る人達についての映画を作った人達の物語」
として楽しんでいるっぽい。俺もだ。
額縁が中身を引き立てる額縁効果が、額縁が増えたせいで増し増しになっているうえに、
「私財をはたいて車も売って」みたいな応援したくなる物語にもなっている。
「映画を作る人達についての映画」としても良くできていたし、
「映画を作る人達についての映画を作った人達の物語」としても、
若干チープなつくりや、様々な名作映画へのリスペクトや、
八面六臂なエンドロールや、
助監督役の女優を実際に助監督にしたりなど、巧みな演出がされていた。
よくよく考えられたメタ構造は、エンタメに昇華している点で、
「映画通」好みの「ナミビアの砂漠」のそれより好感が持てるかも。
ちなみに助監督役の「沙倉ゆうの」さんのYouTubeは、
謎の自然体トークがマジでナミビアの砂漠(オリジナルの方)なので、
「映画なんか観てなんになるんだよ!」って人におすすめです。
つうか、エンタメ映画はためになると思う。
ためにならないのは、マウントを取るツールとしての映画だ。
最高でした
正直、不自由な体を押して行っても今の世では常に映画館はガラガラです。配信サイトで見ればプロローグを早送りできる、最近はインターネットで早送りできるので、映画館で座って全編見ることが苦痛に感じる人が多いようです。製作者側ではないので、それを承知でそれでも映画を作るメリットが分からないのですが、この映画のようにインディーズで最初は1館だけの上映だったものが、最終的には、最優秀作品賞を獲得する、日本の映画界も捨てたものではないと思いました。
タイムスリップした時代も不良がいた昭和の終わりか、平成の初期というところも良かったです。
ラストも日本人が好きなラストだな…と感じました。見ている側にとって「1番ほしいラスト」で監督はじめスタッフも分かっていて、そういうラストにしたんじゃないかなと感じました。昭和世代には、たまらない作品です。
様々な評価があるようですが
安田監督のデビュー作を観賞していたので、温かい作風を期待して地元での上映を待って速攻で観賞。リピーターになってしまいました。
世間での大きな評価に疑問を持たれたレビューが散見されますが、沼に落ちた身としては、この映画は映画館で観賞しないと正しい評価が難しい映画なのだと感じています。
リピーターから見ても監督本人の弁でも???な場面は多々あります。(文庫本並の活字量のパンフレットより。)
しかし、スクリーンの中で京都の街並みを彷徨う主人公の姿からは、そのサイズ感から自分も一緒に彷徨っている様に感じ、おむすびには躊躇なくかぶりつきながら、ケーキやビールには人の所作や匂いを嗅いだりして安全を確認する部分に不安に押し潰されそうになりながらも置かれた現状を受け入れようとする姿に「そりゃそうだよなぁ。」と共感を覚えるのです。
監督がインタビューで「有名な俳優さんで映画を作るんじゃなくて、この映画で俳優さんを有名にしてあげたいんです。」旨の発言をしておいででしたが本作に出会って推しの俳優さんがすごく増えてしまいました。まんまと監督の策にはまった様です。
動画配信サービスで初見された方は、時間が許されるなら映画館での再鑑賞をお勧めします。
きっと又会いたくなりますから。
大好き
てっきりゆるめのコメディ作品だと思ってたのですが、真面目な作品でした。
主人公の人柄がとても気持ちが良い。
タイムスリップものってまずは現地の人に自分の素性を伝えて(なかなか信じてはもらえないものの)理解してもらった上で、何らか協力してもらう流れになることが多いかとおもうのですが、こちらの作品はそれがありません。
自分の足で、目で、自力で現状を把握し、戸惑いながらも受け入れます。
制作上の時間の都合だったのかも知れませんが、そうしたことによって主人公の真面目で優しく、頭の良い人という印象を強くしていたように思います。
好敵手のキャラクターも、ヒロインも良。
主演の俳優さんの演技も最高!
コミカルで愛らしい部分もありつつ、締めるところはしっかり締める、ラストの仕合シーンは緊張感に痺れました。
話題になるだけありますね、とても良い映画でした。
楽しめましたが、欲を言うと
今日がその日ではない
侍と言えばサッカーの時代、
(真剣で)討 てーーーーーーっ!からの(時代劇が廃れるのは)今日がその日ではない、からの心配ビンタが最高!
後半の盛り上がりが見事としか言いようがない。
同じ撮影ものでも名作、カメラを止めるなをはるかに超えてきました。
カメラを止めるなと同じく無名の俳優が多く、私は紅萬子さん以外は誰も知らなかったけど、本当に熱演で観てるうちに侍のように凛とした姿勢になるほど。
映画愛、時代劇愛にあふれた作品でこの緊迫感たるや!
思った以上に長いストップモーションからの立ち回り、全部がアドリブの真剣の刀での勝負✨本物の刀の重みを感じます。
ここから絶対止めるな!が始まります。
まさにカメラを止めるなです。
ほんまもんの侍がおる!
状態!
いやー侍って素敵なお仕事♪
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