侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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映画館が昔みたいな雰囲気になってた
話題になっていた映画なので観に行きました。
タイムスリッブしてきた高坂さん、魅力的なキャラクターでした。映画館で周りの人が泣いたり笑ったり拍手したりして、子どもの頃に父に連れられて観に行った寅さんの映画のような懐かしさを感じました。
また高坂殿に会いに行きたくなる
老若男女100人いるうち50人を笑わせるのも泣かせるのも容易い事ではない。と思う
生きてきた環境も違えば、価値観も違う
この回で6回目
侍タイムスリッパーを映画館で観る都度、どっと笑い声があがるし鼻をすする音がする
演技も殺陣も高坂新左衛門役の山口馬木也さんが本当に上手い
高坂さんが好きになった優子ちゃんが恋愛に鈍感で、その2人を温かく見守る(ちょっかいかける?)風見さんの関係性がとても好き
あと、会津での魚獲りや剣の鍛錬、本物の桜散る中でのフラッシュバックの短いシーン
自主制作なのにここまでシッカリ撮影してるんだ‼︎と最初ビックリした
高坂さんは何事にも真面目で一生懸命。
驚いて泣いて考えて
時代劇での斬られ役を必死に覚えて生きようとする姿に観てるこっちも
一緒になって笑って泣いて考えて
スタッフロールで流れる安田監督のスタッフ兼任名前の多さは多々、言われてるけど
葛藤を抱えながらも生きる高坂さんの頑張ってる姿と重なりました
映画を一生懸命創ってる安田監督を応援したくなる
この映画の全出演者やスタッフさん皆さんを応援したくなる
今の時代
「一生懸命マジメに頑張る」事が、イモ臭いと言われそうだけど
「見てる人は見てるんだよ」と言ってくれる
色々やな事あるんだけども
明日も頑張ろうって、元気が出ます
ありがとう
「侍タイ」
追記:先日、NHK「アナザーストーリーズ運命の分岐点」で侍タイムスリッパーが取り上げられて放送されました。その感想を追記させて貰います。
侍タイムスリッパー撮影のメイキングや裏話やインタビュー等があり、とても内容の濃い45分でした。
私は元々、幕末期、特に新選組ファンなのでこの時代の映画やドラマはよく観る方です。
それ以外では必殺シリーズを観てたくらい。
なので、故福本清三さんのお名前はもちろん知っておりましたがそこまでチャンバラに詳しくありませんでした。
この番組を見終わって、安田監督を、京都撮影所を、東映剣会を、大勢の人を動かした福本清三さんへのリスペクトの大きさに頭をはたかれた気分です。殺陣師、関本の袴に刺繍された「福本清三」の文字に上映中は気がつきませんでした。それが関本役の峰蘭太郎さんご自身の申し出であったと知り、胸が熱くなりました。
高坂さんの着てた浪人役のあの着物「!」もそうだったんだー!と、まるで福本氏がカメオ出演されてるのかと思うぐらい色々な所に想いがあったんですね。
私の映画感想はどちらかというと、タイムスリップとタイトルにあるけど、なんらSF的根拠もパラドックスも示されてないので「異世界転生お仕事系」に見える幕末ヒューマンドラマと位置付けておりました。
でもこの映画は、色んな人から観たら色んな角度から刺さる脚本になっていたんですね。
私の好きな「走馬灯」の会津藩時代のフラッシュバックするシーン!!やはり追撮影だったんですかー⁉︎撮影時期が2024年4月⁉︎嘘でしょー⁉︎
本物の桜の花が満開だからまさかCGかと思いましたよ(笑)現代劇ならともかく、役者、着付け、カツラ、小道具、お団子を揃えて外ロケでの追撮⁇
やはり安田淳一監督はタダモノでない・・・
以前、別番組で内藤剛志氏が時代劇の小道具大道具のメッカ高津商会を案内する番組がありました。その時代劇の歴史と保存している数の多さ時代劇の奥深さに圧倒されたのを思い出しました。また京都行きたいわー
しっかし
山本優子役の沙倉ゆうのさんのお母さまが神出鬼没な裏方仕事をされてるらしいと噂(?)では聞いてましたが、沙倉さんと共にここまで大変な作業をされていたと映像で見る事が出来たのでDVD、BDが待ち遠しいです(笑)
時代劇と現代のコラボ!
おすすめします
緊張と緩和
単なる喜劇かと思いきや、最後にシリアスを持ってくる。少し前に蒲田行進曲を観たが、監督もこれを参考にしたらしく、展開や時代劇を取り上げたことなど似ているなと感じました。
あと役者さんの演技が皆さん素晴らしく、最後までじっくり鑑賞できました。
撮影が昭和な感じなのはあえてなのかな。
今からでも見に行こう
昨年8月の公開作品。評判は知っていながら見ることがなかったが、ようやく見た。
映画はもちろん、すべてのエンターテインメント作品に言えること、必要な要素とは何か。
笑って
泣いて
そして余韻のある感動…物語に深みがあること
―である。
それらを満たしているのがこの映画だ、と断言する。
低予算で、キャストはもちろん、作り手もほぼ無名(僕が知らないだけ…というわけではないだろう)の中で、これだけ面白い映画を作ったことを評価したい。
物語そのものは、タイムスリップものであるから、新味はないかもしれないが、作り手、演者の映画、時代劇への気持ちが熱く伝わる、ストレートな作風に好感が持てる。
先に挙げた、面白い映画、映像作品に求められるものを満たすこの映画、どこに持って行っても恥ずかしくない、と思う。
日本映画、日本の映像文化の歴史、厚みを改めて認識できた、と思うのだ。
3連休の最終日、都心のシネコンで鑑賞したが、席数が少なく、上映回数も少なくなっているせいか、ほぼ満席状態だった。
まだまだ、この映画を見たい、と思う映画ファンがいるのだろう。
つまらない、どれも似たり寄ったりで大して客も入らない新作など回さず、これをもっと上映してもいいんじゃないか。
感動したのでプログラムを買おうと売店に行ったがさすがにもうなかったので、残念だったが、配給元のGAGAのサイトでは販売していたので、送料別払いで購入したよ。
映画と時代劇へのただならぬ愛の溢れる作品
私は、劇中の山本優子のように、子供の頃、時代劇を夢中になって見ていました。
「斬られ役」福本清三さんが出てくるのを、いつもワクワクして見ていました。
先月、「室町無双」も観ましたが、時代劇なのに、なんとなく物足りなさを感じておりました。
この作品は「まさにこれだよ!私が観たかった武士道とは!」
笑って、泣いて。現代のファンタジーでありながら、本格的な時代劇。
作品の中に、福本清三イズムはしっかりと継承されているのですね。ここにはいない福本清三さんを感じました。
山口馬木也さん、冨家ノリマサさん、お二人共に本当に武士でした。(あえて侍ではなく武士と言わせてください。)
安田監督の、映画と時代劇へのただらなぬ愛と熱量、それに応えるべくプロフェッショナルな仕事をされた俳優陣、スタッフの方々の熱い思いがひしひしと感じる映画でした。
車で1時間半の、シネコンでない、昔ながらのノスタルジックな映画館で、観劇できたのも良かった。学生時代、初めて1人で映画を観に行った頃を思い出した。
この映画館、市の都市開発計画で存続の危機との事。
時代劇もノスタルジックな映画館も、未来に残していって欲しいです。
時代劇がつなげた過去と未来
時代劇へのリスペクトと愛が詰まった良作。
日本人だけでこっそり楽しみましよ
虚構×虚構=真剣
後半までのほほんとした流れでストーリーは進みますが、
ダレるでもなく、コメディ全振りでもなく
淀みなく見られます。
おそらくそれは、登場人物に”悪いヤツ”が
一人もいないから。
そしてそんな流れでも殺陣のシーンだけは
ピシッと緊張感を持って描かれています。
そういう脚本づくりに映画、そして時代劇への
そこはかとない”愛”が感じられます。
いよいよ迫るクライマックス。
侍たちの真剣勝負。(監督も優子殿ももちろん侍)
対峙する二人。
フェードアウトするSE。
シンと静まり返る映画館。
ゾクゾクするような迫力と緊張感。
思っているよりだいぶ長い”間”。
と、同時に私の中に湧き上がる別の意味の緊張感。
「こんなに迫力のあるシーンなのに、
どうかヘンテコなラストにしないでおくれ」
「どうか隣で鑑賞しているオジサン、咳払いとかで
この張り詰めた静寂を乱さないでおくれ」
杞憂でした。
迫力と緊張を維持したままの命の取り合い。
演技か本物の感情か区別ができないほどの二人の侍。
どうやら私は呼吸するのを忘れていたようです。
時代劇が好きな気持ちを共有できて嬉しい。太秦映画村に行かなくちゃ。
山口馬木也さんのブルーリボン賞受賞ニュースと、近所の映画館で一旦終わったのに再上映されていたので、半信半疑で鑑賞したところ、とにかく引き込まれて笑いました。
最後の殺陣のシーンでは画面からみなぎる静かな迫力に息ができないくらい。
この映画をきっかけにどうかどうか、時代劇の良さ、殺陣のカッコ良さを後進にもつないで欲しい。
斬られ役でトム・クルーズの映画にも出た福本さんへのオマージュ映画です。
クレジットをよく見ると、助監督さんがほんとに助監督いたことに驚き。
ちょっと音声が口と合っていなかったり、ベタベタなやりとりもあるけど、後でこれが自主映画だと知ってよくぞこんな素晴らしい映画を撮ってくれたと言う喝采です。
こういう作品こそアカデミー賞の候補になって欲しいし、映画に関わるすべての人、映画好きな人、普段映画をみない人にも見て欲しい映画です。
全然関係ないけど、北大路欣也さんの殺陣が大好きです。彼の殺陣をスクリーンで見たい。。
琴線に触れまくり
自主制作でもここまでできるのか
昨年の評判作をリバイバル上映で初見。タイムスリップものはどうも苦手なので後回しにしてきたが、あまりの評判の良さに、映画好きとしてさすがに気になって観に行った。
東映京都撮影所の協力があったからとはいえ、時代劇エンターテイメントという高いハードルの中で、脚本・出演者・スタッフの力が合わさって、自主制作映画でもここまでできるのかと驚いた。
主演の山口馬木也が何より素晴らしい。その佇まい、風貌からして、他の出演者と違って見えるのも、この題材にぴったり。ヒロイン役や住職夫婦もいい味を出していたが、殺陣師役の本物感は見事。
クライマックスの真剣勝負は賛否が分かれるところ。所詮ファンタジーだから許せるのか、それまでの舞台裏の描写がリアルなだけに絶対にあり得ないと考えるか。どちらにしても、あの対決の迫力、緊張感は、今どきの時代劇で味わえないレベルのものだったことは間違いない。
なぜかクレジットが見当たらなかったが、音楽もかなり良かった。
⭐︎4.6 / 5.0
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