劇場公開日 2024年8月17日

侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価

全943件中、901~920件目を表示

5.0こういうのこういうの!

2024年9月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

㊗️順次、全国ロードショー決定!
今まで数々ある似たような設定だな。なんて思ってたとこにいつも聞いてるラジオ番組に監督さんがゲストに来て「池袋と川崎でしか上映してない」ってことで、川崎市民としては行くでしょう!チネチッタ!(余談だけどチネチッタのマニアック映画路線とっても好き❤️)
「きっとうまくいく」、「カメラを止めるな」のように少数上映から口コミで火がつく映画を見つけるのが映画館に足を運んで鑑賞する醍醐味の1つ。
今回は正しくこれ!
こういうのあるから映画館で映画見るの止められない!
メジャーな俳優さんがいなくても莫大な予算をかけなくても内容(ストーリー)で魅せるめちゃくちゃいい作品!の良い例。
制作費が足りなくて、監督の大切な愛車売却してまで作りたかったってのがとってもわかる!
少しでも気になってる人いたら、しのごの言わずにとりあえず見て!最高!
上映終了後に拍手起こる映画に久々に出会った!

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キチ

4.0ラスト時代劇

2024年9月6日
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バソラプンテ

3.0時代劇愛は感じました。

2024年9月6日
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いつも空いている池袋シネマ・ロサが珍しく混んでました(笑)
拡大上映も決定してる話題の作品を遅くなりましたが鑑賞。
監督の時代劇愛が強く感じられるストーリーで東映京都撮影所の特別協力で関係スタッフの東映時代劇を残したいという熱い想いも伝わってきます。
しかし全体的にテンポ感が微妙で上映時間が長く感じられたのが残念でした。
館内は年齢層がかなり高めで満席に近く笑い声も響き活気がありました
第二の「カメラを止めるな!」になれるのか期待しています。

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Yoji

4.5笑いあり涙あり、時代劇愛にあふれた映画

2024年9月6日
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幸せ

江戸時代の侍が雷に打たれて、現代の京都太秦撮影所へとタイムスリップ。
持ち前の剣術を生かして時代劇の切られ役をやってるうちに、どんどん認められていくというストーリー。

笑いあり涙あり、時代劇愛にあふれた映画です。
台本と監督と良い役者が揃えば、自主製作でもこんな良い映画が作れるんですね。
最後、エンドロールでは観客から拍手喝采ですよ。

半月前にシネマロサで単館上映が始まって、たった半月で毎日満席。
もう50館の拡大上映が決まってるっていうんですからスゴイです。

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キブン

4.5最高のラブストーリー?

2024年9月6日
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楽しい

シネマロサでの単館上映で評判になっていることは知っていました
観る予定はなかったのですが、2021年の公開作品の中で劇場鑑賞回数が最も多い「サマーフィルムにのって」と実は共通点が多い?との噂を聞き興味を持ち鑑賞
映画愛、時代劇愛に溢れた作品でした

平日昼の上映でしたが、かなりの混雑
予想外の大爆笑、そして拍手
出演者の方々全て良かったです
主演の山口馬木也さん
これからは「秋山大治郎」に加えて「高坂新左衛門」で記憶に残りそうです

「サマーフィルムにのって」の巨匠ハダシ監督の言葉を借りると「最高のラブストーリー」かも(笑)

13日からは全国拡大上映で上映館が60館を超えるとのこと
「みんな楽しみに待っててね」って感じです

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しろくま

4.0面白いけどツッコミどころあり

2024年9月5日
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興奮

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メイ

5.0おもしろい!

2024年9月5日
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楽しい

興奮

とりあえず、見るべし。
福本清三さんに捧げる作品とのこと。福本さんの言葉が、セリフに織り込まれていて、おもわずニヤリ。
「太秦ライムライト」の時も感じたが、子どもの頃は、夕方に時代劇の再放送を見るのが常だったので、時代劇の楽しさを改めて感じるとともに、時代劇の行く末を案じてしまう。
かなりの低予算だという話だが、それを感じさせなかった。
とにかく楽しく、おもしろいので、劇場へ。

11/13 追記)
川崎・チネチッタでデラックス版を鑑賞。追加シーンは、正直なところ、この映画の面白さにはあまり影響はしない。
11/11の浅草・東洋館でのイベントに参加し、終了後に出演者にサインをもらったり、少しお話をした直後で、スクリーンにその人達が出ているというのが非常に新鮮な感覚。
パンフレットに記載されていることや、上記のイベントで知った裏話を踏まえて改めて見ると、またいろいろと気づくことがあるので、そういう情報を得てから、改めて見るのもお勧め。

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豊島区のはずれ

5.0時代劇で泣き笑いしてスカッとします。

2024年9月5日
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興奮

リピート癖がある人は見ないほうがいいです。
ぼくは絶対、リピーターになります。
これほどまっすぐで気持ちいい映画は久しぶり。
ストーリーは言えません。すごく話がおもしろい。
東映京都に行きたい。
リニューアル工事するそうでかなわない夢になります。

YOUTUBEチャンネルがいくつかあるので事前チェックは必須です。
FANTASIA映画祭(カナダ)の様子(動画)を見てから劇場に行くことをおすすめします。
観客の反応がすごいのですが、期待が膨らんでも裏切られないレベル。
※逆の意味でめちゃくちゃ裏切ります。まじで面白い。
この映画にめぐり合わせてくれたJWAVEとチネチッタには
本当に感謝です。映画スタッフ・監督には大感謝。

9月4日時点ではまだパンフレットは未完成でした。
9月13日以降に劇場が増えるのでそのころには販売されるかなぁ。
期待して15日の夜に連チャン(2回)しようか考え中です。
個人的な意見ですがマーベリック越えしました。

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マッサーオ

5.0「カメラを止めるな!」を上回る大ヒット作品に化ける可能性大です!あっという間の2時間11分。面白さは断固保証します!!

2024年9月5日
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興奮

 現代の時代劇撮影所にタイムスリップした幕末の侍が時代劇の斬られ役として奮闘する姿を描いた時代劇コメディです。
 自主制作作品でありながら東映京都撮影所の特別協力によって完成させました。上映後にはまるで試写会会場のような、観客からの万雷の拍手に包まれました。これはもう同じ自主製作の小規模公開から火が付いた「カメラを止めるな!」を上回る大ヒット作品に化ける可能性大です!あっという間の2時間11分。面白さは断固保証します!!

●ストーリー
 幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門(山口馬木也)は家老から長州藩士を討つよう密命を受けますが、標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまいます。目を覚ますと、あたりの様子がどうもおかしい。そこは現代の時代劇撮影所でした。ぼうぜんとする新左衛門でしたが、そのあと行く先々で騒動を起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだことを知り、がく然とします。
 一度は死を覚悟する新左衛門でしたが、行き倒れになっていた見ず知らずの新左衛門を寺に引き取り、寺男として働かせることにした西経寺住職(福田善晴)など心優しい人たちに助けられ、生きる気力を取り戻していくのです。やがて彼は、助監督をしている山本優子(沙倉ゆう)の勧めもあって、磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩き、斬られ役として生きていくことを決意します。
 剣の腕を頼りに時代劇の斬られ役として順調に撮影所で評価を高めていく中で、かつての時代劇の大スター風見恭一郎(冨家ノリマサ)が、久々に製作される時代劇大作に主役として復帰し、その宿敵の役に高坂を指名します。実は風見は高坂が狙った長州藩士だったのです。

●解説
 繰り返しますがこの作品は、すこぶる面白いのです!実直な武士と現代の映画人が生み出す笑いや、立ち回りの緊迫感だけでなく、時代劇への愛がそこかしこからあふれ出していて、登場する俳優や殺陣師たちが言い放つ『時代劇を残したい』という熱い台詞に感動しました。
 直近で『箱男』を見て悶絶しただけに、侍スピリットや個々のキャラクターも分かりやすく描かれた本作には余計に共感を感じたのです。
 主演の山口馬木也の実直さ、宿敵風見役の冨家が放つ深い哀愁、高坂を助ける助監督山本優子への恋心などてんこ盛りですが、混迷もせず独りよがりでもありません。現代劇と時代劇をサラリと融和させ、娯楽映画に徹した潔さが作品の背骨になって、抜群に面白い作品となりました。もちろんコメディだからといって手抜きはありません。東映京都の熟練のスタッフと東映剣会が、逝去した福本清三さんの弔いを兼ねての全面バックアップ。どのシーンとっても緊迫した殺陣シーンを見せてくれました。
 侍がタイムスリップというアイデアに新しさはなくても、斬られ役俳優に焦点を当ててバックステージものとしたところが秀逸です。廃れゆく時代劇に向けた撮影所の情熱と武士の意地が重なり、映画は熱い!文句なく楽しめます。映画はカナダの映画祭で喝采を浴びました。

●感想
 特筆すべきは、笑いの中に涙があること。たとえば、新左衛門が居候先の西経寺で、ショートケーキを食べる場面。おいしさに驚いた新左衛門は住職夫婦に、誰でもこの菓子を食べられるのかと尋ね、「日の本は良い国になったのですね」としみじみ泣くのです。笑えるシーンなのに感動できるのは、セリフの内容が深いからです。
 また、こんな可笑しいシーンもありました。新左衛門が殺陣師の剣会に入門を願いに出かけたあと、残された居候先の西経寺住職たちが、箝口令を敷くところが何とも可笑しかったです。住職が奥さんや助監督の山本らに、剣会入門がダメになる「落ちる」「スベる」なんていっちゃダメと念押ししたのにかかわらず、新左衛門が無言で帰宅したとき、余りに腫れ物をさわるかのような神経質になりすぎて、面々が「落ちる」「スベる」言葉を言っちゃうのです。あれって寅さんのファンならご存じでしょうけれど、失恋し落ち込んで帰ってくる寅さんを向かえるくるまやの一家の対応そっくりでした。久々に大笑いしました。

 クライマックスでは、迫力ある長い立ち回りを披露してくれた山口馬木也にも注目。彼は、実は時代劇は最初、ちょっと嫌だったそうなんです。かつらは痛くて暑いし、現場の人は怖いから(^^ゞただ、新聞に自身の立ち回りを評価する記事が載ったことが救いに。立ち回りを大切にし演じ続けてきたそうです。
 クライマックスのシーンでは、撮影も兼ねる安田監督が引きの映像で撮っているため、山口と冨家の息の合った動きの全体が見せられてよかったです。思わず力んでしまうほどの緊迫したラストですが、どうか皆さん肩の力を抜いて、ただ楽しんで見てほしいですね。
※一部劇場ではシーンを追加した「デラックス版」が上映。

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流山の小地蔵

3.5「真剣」勝負の危うさ

2024年9月4日
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因果

3.5「低予算のインディーズ制作にしては」という注釈付きで良い映画

2024年9月4日
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低予算ということですが、ルックについては全くチープに感じません。
設定はありがちなコントで、ずっとこのままの展開だと辛いなあと思っていたら、
中盤にツイストあり、この先どうなるのかと飽きること無く観られました。
役者はそれぞれ個性あり、演技も達者で楽しめます。

ここまでは良いところですが、演出ははっきりと好きになれませんでした。
コメディシーンがとにかくひどくて、
延々と被せて流れるコミカルなBGMが鬱陶しく、漫画的な大げさな芝居が寒いです。
絵面がすでにシュールなので、淡々とやってくれればかなり笑えるのに勿体無いと感じてしまい終始苦笑してしまいました。
コメディをちゃんと分かっている監督が撮っていれば世界的に成功出来たかもしれないと思えたので本当に惜しいです。
その点含めて映画の出来としては『カメラを止めるな!』の方が何倍も良かったです。
恐らくあれほどの成功は期待出来ないと思います。

コメディシーン含め、過剰に分かりやすくしてしまっているため、
まだるっこしく感じるところが多々あり、そのせいで上映時間が長くなってしまっているのもマイナスです。
90分ぐらいにまとまっていれば最高でした。

地上波で流すテレビドラマとして観れば秀逸、
というぐらいの期待度で観るとちょうど良いと思います。

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MACD

5.0爆笑‼️😁

2024年9月4日
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なにしろ笑えてメチャクチャ面白かった

映画を観て声を出して笑ったのは
いつ振りだったかな

もっと話題になってもいいと思うが…

今のところ今年観た映画で1番です

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まる

5.0今日がその日ではない

2024年9月3日
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単純

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uz

5.0やっぱり時代劇が好きだった

2024年9月3日
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こぱん

4.5時代劇愛に満ち溢れた笑って泣ける感動作。 本年度ベスト!!!

2024年9月2日
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予告編が面白そうだったので前情報も無く観賞したけど、予想以上に素晴らしかった!
コメディ映画と思いきや、めっちゃ泣ける感動の作品!

幕末の京都から現代の時代劇撮影所にタイムスリップした侍、高坂新左衛門。
最初は現代の生活に戸惑うものの、因縁のあるお寺に住み込み、撮影所で斬られ役として生きる事を決意して行くストーリー。

前半は予想通りのコメディー要素が濃い目!
涙が出る程に笑える。
特に殺陣師との稽古のシーンが最高!
塩おむすび。ショートケーキ等が食べたくなる。
ウイスキーのロックも良いな。

中盤からの思ってもいない展開も良い!
10年間、時代劇の役を断っていた有名役者の風見恭一郎。
何故か新作の時代劇の主役として出演。
恭一郎が、何故かセリフも無い斬られ役の高坂に共演をオファーする展開。
予想もしていなかった2人の繋がり!
この「繋がったー」感にテンションが上がる(笑)

後半は感動するシーンが多め。
そして、どこかで聞いた事のある「カメラを止めるな」のセリフから緊張感のある展開に引き込まれ、場内にも緊張感が伝わる静けさが凄い!
スクリーンでここまで緊張するシーンは今までに無かったか位の没入感(笑)
「手に汗握る」の単語はこのシーンの為にあると思う程の緊張感!

監督を目指している助監督の山本優子の存在も大きかった!
諦めていた夢に再び取り込む姿や風見との関係などが印象に残る。

ラストのオチも大爆笑(笑)
ター○ネー○ーを思い出す演出(爆)

今日はもう1本鑑賞予定だったけど本作1本だけで大満足なのでパス(笑)
暫く本作の余韻に浸っていたいです( ´∀`)

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イゲ

4.0設定を深く考えず気軽に見るなら面白い作品

2024年9月1日
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興奮

江戸時代の人がタイムスリップする話は見かける内容ですが、本作は侍がタイムスリップして「斬られ役」として役者になるのが斬新だなと思いました。
偉人という訳でもなく一介の侍というのが設定として気になり観賞しました。

序盤などでセリフ回しが長すぎたり、雨がゲリラ豪雨しなかったり、回送シーンが長いなぁ…とか色々と気になる点や設定上のやむを得ない部分は多々ありますが、定番というか…よくある笑い所は抑えている感でした。
学校を休んだ時に再放送されていた昔のドラマ…を見ている様な、そんな感じがします。

映画館で見て良かったなと思うのが最後の殺陣シーン、ここだけは家で見るよりも映画館ならではと思いました。
VODで見ると早送りしちゃうなぁ…とか、そんな部分だからこそ見入ってしまいました。

ポップコーンはMサイズでも食べるのは余裕でした。
ここは時間稼いでる…的な場面がどうしてもあり、そこは手が進んでしまいます。
個人的には飲み物を用意して置いた方が、途中のシーンで少し楽しめる様な気がしました。

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かなん

4.0(祝)全国拡大公開決定!

2024年9月1日
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興奮

インディーズ映画としてミニシアター系の部類に入るだろうが、これは良作。
もっと見れる機会を作るべきと思う。

※作中、会津戦争の戦後処理についてのシナリオ追加があるが、2016年に新しい資料が発見され、通説が変わったことを付記しておく。
(高坂殿、お嘆き召されるな)

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YOU

5.0キャッーーット!by監督

2024年9月1日
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幕末の京都から現代の京都にタイムスリップしてしまった侍と聞いたら面白くないわけがないです。

裏切らず笑わせてくれて、己の侍魂を見た時にはウルウルしてしまいました。

お寺のご夫婦との掛け合いが本当に面白い。
京都弁?というのは響きが良いですね。新左衛門の会津弁も聞き慣れなかったけど愛着が湧きました笑

満席の場内は終始笑い声と最後には大きな拍手で包まれました👏

上映館が限られているのでこれから拡大する事を願います!

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Yum

これは応援したくなる映画

2024年9月1日
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 久しぶりに、「この映画は広がってほしいなぁ」と言う作品に出会いました。そして、上映後に客席から自然と拍手が湧きあがったのも久しぶりです。そんな映画が現在、日本でたった2館でしか上映されていません。

 幕末の会津藩士がタイムスリップした先は、何と現代の京都太秦映画村だったと言うお話で、彼はそこで時代劇の斬られ役として生きて行くのです。そのプロットから想像出来るようにお話のベースは緩く、各所に笑いのポイントも設けられています。しかも、結構ベタな笑いもあるのですが、決してベタベタせずカラリとした仕上がりなのです。また、「映画の映画」「時代劇」と言えばお約束とも思える役柄の人々も登場するのですが、皆さん穏やかで優しい口当たりです。だから、終始ニヤニヤしながら穏やかな気持ちでスクリーンと相対する事ができるのでした。そこには、本作出演・制作の皆さんの「観ている人々に楽しんで欲しぃ~」という思いが溢れていて、それがこちらにしっかり伝わって来るのです。

 しかし、「チャンバラは本気だぜ」の覚悟は全編通じて揺るがないので物語がぶれないのでした。

 ユルユルと楽しませて貰い、中盤で「あっ」と驚かされ、終盤にはグッと胸を衝かれ、ラストシーンで「うわぁ、遣られたぁ」と白旗なんて最高じゃないですか。これから徐々に上映館が広がって行くのは間違いないと思うのですが、キャストもスタッフもお一人も名前を存じ上げなかった方々が少しでも経済的に潤い、新しいチャンスに繋がります様にと祈らずにはおられません。日本中に拡がれ!

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La Strada

4.5最後は愛なんだよ、何事もきっとね

2024年9月1日
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2024年劇場鑑賞69本目 傑作 77点

池袋シネマロサにて2週間ほど公開し、満を辞して川崎チネチッタにてDX版と題して非公開カットを加えた完成版を、チネチッタ公開初日の舞台挨拶にて鑑賞

作品についての言及は、これほどまで大きくなったので多くは語りませんが、唯一述べるとするなら今作のアイデアはもちろん秀逸な上で、巻き起こる主人公のリアクションと現代(観客の感覚)のギャップから生まれる面白さと、そこで生き抜く上での真剣さの振れ幅が今作の老若男女わかりやすく受けた所以だろう

また、老若男女みんな揃って笑う光景が、コロナ禍を超えてまた少しずつ映画館に人が増えたきた現代に、たまたま同じ地域に年齢も性別もバラバラの人たちがその瞬間だけ心が通いあったような感覚は、劇場鑑賞ならではと改めて実感した

そういえば、今作主演された山口さん出演のドラマであるcrisisを見返した

小栗旬や西島秀俊は勿論、野間口や藤原季節といったバイプレイヤーの活躍も目立つ中、当方2025年1stクール(1月から3月)で1番期待していた作品、"敵"主演の長塚も重要な役柄で、当時大変楽しめた感動を再確認した

舞台挨拶でも語られたり、公開前から上がっていたインタビュー記事に、完成や編集後の残高が¥7,000だったり、ロケ先での俳優部や制作スタッフの宿や昼飯をケチらず、監督自身は質素に小さい車で移動や窮屈な思いをしてでも、現場の人やや自らの夢を応援して協力してくれる人々に感謝を惜しまない姿勢やその裏話以外の人を動かす力は、登壇された時に感じた謙虚だけど胸の内に熱いものを秘めている様が印象的で、それは人々を魅了し総合芸術の先頭として立ち、みんなが熱量と気持ちを持って結晶になった今作がデラックス版として2館目のチネチッタでの公開が決まったことや、今後も拡大が決まっていると静かに述べていた姿を、うんうんと固唾を飲んで聞いていた登壇されていた役者陣のまっすぐさにやられました

話題性と、何年かぶりのカメ止めの再来!?とアクセントになりやすい部分もあってのノミネートかもしれないが、日本アカデミー賞ノミネートおめでとうございます

物語としても、今作の秘話も、金や見えない力よりも、最後に人を動かすのは愛なんだよと信じさせてくれる体験であった

是非

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サスペンス西島