侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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期待度○鑑賞後の満足度◎ こんなに泣かされるとは思わなかった。時代劇愛に溢れ、斬られ役賛歌でもあり、📽️としても良くできているし、現代日本に向けての応援歌になっているのも宜しい。
①息の長い俳優さんでもあるし、イケメンだし(私の基準では)、演技力もあるのになかなか主役を張れない山口馬木也のやっとの主演映画ということで観ることにしたが、鑑賞中ずっとうるうる🥹してました。
②若い頃は大量生産されるTV時代劇を、日本という国の自分のキライな部分を代表するようなものとして意地悪な目で見ていたのに、こんなに時代劇が愛おしく思えるとは私も歳を取ったんだねェ。
③私が本格的に映画を観出した頃は日本映画全盛期も終わり東映ヤクザ映画と日活ロマンポルノが幅を利かせていた時代。
だから時代劇といえば自然にTV時代劇となる。当時は一家に一台しかTVのないのか普通の時代。いきおい親の観るTV時代劇を観ざるを得ない状況。
④若い盛りだったので、TV時代劇をかなり斜め視線で観ていて、『水戸黄門』『遠山の金さん』『大岡越前』『銭形平次』『旗本退屈男』『桃太郎侍』『大江戸捜査網』『暴れん坊将軍』等々はどれもこれも話が予定調和で面白くなく(面白いのもあったけど)、変化球で『木枯し紋次郎記』や『必殺技仕掛人』(シリーズ化したらマンネリになり面白くなくなったけれど、最初の『仕掛人』はなかなか衝撃的だった)を真面目に観ていたくらい。
心の中でもかなり悪態をついていて、①私たちの先祖の殆どは武士階級に年貢を納めさせられていた農民なのにまるで自分は侍の子孫みたいに思っているのが馬鹿らしい(「侍ジャパン」にも同じこと思った)とか
②
吉本新喜劇のテーマソングが聞こえるような感じかな…
構えなきゃオモシロイ
久々に非の打ち所がない映画👍
いい映画
タイムスリップ物って、、、
皆さん大絶賛なんですねw
現在→過去もしくは未来→現在ってのは
観ている側(観客)も納得できる
状況説明やパターンがありますが
この映画のように
過去から現在のようなパターンって
難しくないですか?
概念自体ない人な訳ですから
(所詮、映画の設定とはいえ、、)
そこの部分を曖昧なままにして
一方的に進んでいくストーリーに?ダラケ
現代人が侍を記憶喪失だ、俳優だ
って思い込むのは100歩譲っていいですが
侍が目の前に見たこともないような
服を着た女性や
カメラや自動車があるにも拘らず
ちょっと驚く程度で受け入れ?
進むストーリー、、おいおいってw
それでもご都合映画なんて
ごまんとあると我慢してみましたが
決定的に自分がダメだったのが
最後、真剣で戦うシーン
もうこれ絶対、映画を撮る人間は
全員反対するストーリーにしないと
ダメですよね
スタッフは誰も2人の状況や心情なんて
知らないわけですし、許す監督
感動するスタッフって
(実際、過去に映画撮影で
真剣で事故もありました)
首が落ちる映像は一瞬、あーぁ
って思いました。
長々書きましたが
つまんねぇ映画でした
劇場内の空気の動きが止まったような緊迫感でした!
観に行く前の情報は「タイトルから侍がタイムスリップするんだろうな〜」「口コミで人気になったらしいなー」だけでした。
感想は…最高に面白かった!!
これは…これは…映画館の音響とスクリーンで見れて本当に良かった。
コメディ部分は始終楽しい。
役者さん達が皆んな上手で見応えもありストーリーも分かりやすくすぐに入り込みました。
シリアスなシーンも役者さん達の表情と演技がとにかく良くグッとくる。
お気に入りのシーンは、多くの方が感想で書いてらっしゃる後半の30分。
鑑賞中、劇場内の空気の動きが「スン…」と止まったような静寂と緊迫感でした。
あの空気感は物凄く不思議な体験でした。
自分も含め会場内がスクリーンに観入って惹き込まれていたんだと思います。
人気の理由が分かりました。
これはもう一回観に行きたいです!
タイトルなし(ネタバレ)
評判が良いので鑑賞。
役者の演技が素晴らしい。失礼ですが、全然知らない役者たちで構成された映画だ。でも1人1人が実に素晴らしい演技をしていた。特に主役山口馬木也の剣捌き、身の振る舞いが本当の侍のようであった。
カット数が少ないが、一枚一枚が絵になっていた。コメディ要素は多いものの、私は思わず笑ってしまうようなことはなかった。しかし、周りの観客は笑っていたので、ハマれば面白いのかもしれない。
幕末が失われたように時代劇も失われていくだろう、という主張に寂しさを感じた。
時代は江戸末期。幕府側の主人公、会津藩高坂新左衛門と仲間1人が反幕府側の風見恭一郎を闇討ちする。闇討ちといっても不意をつくのではなく、正面で名乗り出る。
仲間1人はすぐに倒された。(死んではいない。気絶した。)高坂と風見の二人が剣を交える。すると、天候が悪くなり雨が降る。再び二人が剣を交えようとした瞬間、雷が落ちてくる。
高坂は気が付くと、時代劇の撮影現場にいた。その後、高坂は自身が幕末から140年後の未来に来ていることを知る。
高坂は寺の住職のおかげで、寺に居候になる。住職のテレビで時代劇を見たことをきっかけに、高坂は時代劇の切られ役の道に進むことになる。
高坂は売れっ子の切られ役になっていく。そこで高坂に映画の準主役の話が舞い降りる。高坂はその映画の主演を務める役者に面談に向かうと、そこにいたのは歳を重ねた風見であった。
風見も現在より30年前にタイムスリップしていたのだ。風見を敵視している高坂は不服であるが、切られ役師匠の助言もあり、風見の映画に参加することになった。
風見もタイムスリップ後は切られ役として演技を学び、その後役者として大成している。しかし、主役として人を斬ることで過去の人を斬った記憶が蘇ってしまうことに耐えられなくなり、10年前に時代劇の場から去っていた。
10年ぶりに時代劇に復帰する理由は、たまたまテレビで高坂を見たから。高坂となら本当の侍を後世に残せるためだ。
映画の撮影が進む。高坂と風見が対峙するラストシーン。ここで映画を盛り上げたい映画監督に、高坂は真剣での演技を申し出る。涙を浮かべながら承諾する風見。スタッフたちは思ってもいないが、高坂と風見にとっては映画撮影ではなく真剣勝負をするつもりであった。
最後の戦いが始まる。緊迫する決闘の最後、高坂が有利となるが、風見を切ることが出来なかった。
2024年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️✨✨
正に"真剣勝負"なラスト!
この作品が名画として語り継がれるであろう、素晴らしいシーンでした。
殺陣の場面で涙したなんて、他に思いつかない…笑
オススメ!
*ドラマパートは、関西ノリ全開と言うか、なんかどこかで見たことあるような寸劇が展開されます…そうそう、関西発の昼のワイドショーのワン・コーナーでやってたような再現ドラマ…まるでショート・コント見てるかのような…はるか昔の昭和香るコント劇で懐かしかったです笑
日の本の國、その良さ存分に。
最高!本当に面白かった!劇場で拍手が起こる作品ってそうそうないから。多くの観客が満足していたってことだろう。
江戸の末期からタイムスリップしてきた高坂新左衛門。勝手の分からぬ現代において、住職夫妻や助監督・優子ら温かい人々に助けられ、地に足付けて生活をしていく。美味い飯や洋菓子に感動し、勧善懲悪、お約束の時代劇に涙して。ホント、我々が当たり前のモノとして享受している日常が、どれほど豊かなモノなのか、ということを感じさせてくれる。日が当たらなくても、地道にそれぞれのなすべきことをなす映像世界のスタッフ達。そんな一人一人が生き生きと活写されていて、幸せな気持ちになる。我々の多くも、日の当たらない所で日々地道に仕事に取り組む社会の一員だから。
クライマックスの殺陣もヨシ。思いを馳せる優子との距離感もヨシ。平手打ちも、その後の切り替えも見事。シナリオ読んでみたいと久々に思った。
「今日がその日ではない」廃れたと言われた往年の時代劇とその裏方達の技術。エミー賞受賞のSHOGUNと双璧をなす、日本の文化へのエレジーでもあった。
時代劇好きに捧げる愛と願望
話題になっているのと、歴史物映画が好きなので観に行きました。
映画内で「時代劇が廃れている」と繰り返し嘆かれており、それは現実世界の事を指しているのだと思うのですが、個人的に隆盛を極めていた時期を知らないためピンと来ず。
大河ドラマなどは好きなので理解しやすいだろう、と思っていたのですが。この映画でいう時代劇って大河ドラマと全然違うものか、と気付いてから色々とわかりやすくなりました。確かにあんまり見た事ないなあ、と。
登場人物達は時代劇を愛し、真剣に向き合っている人たちばかりです。茶化したり悪口を言う人間はいません。侍は感動し自分もそうなりたいと愚直にコミカルに邁進し、認められる。侍が時代劇を偽物と断じて憤る、みたいな展開は無し。人間関係もシンプルです。
前半はコメディ多めですが、後半は侍が現代に生きて己の居場所とアイデンティティを確立するために藻掻いたり苦しんだりと割と重めです。
観終わってしばらく考えていたのは、「どうして主人公が侍なんだろう」と。最初から時代劇が好きな現代人を主人公にした方が展開は速そうですし、映画内でも主人公の侍は現代に適応して普通の生活を送れています(戸籍とか納税はどうしてんだ、って話は野暮)。
思ったのは、「本物の侍」が「時代劇を認めた」と言うのが大切なのかな、と。誰だって本物に認められたら嬉しい。その時代を生きた人間が「時代劇には本物がある」と認めてほしい、という願望があると感じた。
時代劇にハズレ無し
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