侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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脚本や演者、上手いなぁ。しかし、
話の筋がうまく出来ている。主人公や他の俳優陣の演技がうまいのと脚本が良い。ほんとに自主制作映画なのかというレベルだと思う。
途中までは、たぶん会津藩士が異世界で色々やらかしてクスっとさせておいて最後はADさんとカップル成立でめでたしめでたし、あるいは元の世界に戻る方法を見つけて涙の別れにするんだろう、と思ってた。面白いけれど、まあよくある筋じゃないか。ところが、時代劇を捨てた俳優との出会いから話がガラリと変わってしまう。そんな筋立てあり?想像もしてなかった。うまいなぁ、脚本。映画は一に脚本、二に脚本、三四が無くて五に脚本。マキノ監督か誰かの言葉だと朝の浜村淳さんのラジオで聞いてたとおりだと思う。今回のはこれに演者の存在が加わるけど。主人公やらライバル剣士、切られ役、みんな上手いなぁ。知り合い全員に勧められる映画だと思う。
しかし、剣心会の入塾合否を待つ場面での坊さんと嫁さんのあの低レベルのギャグが全く映画にそぐわない。滑るとか落ちるは言わんようにしよなと言いつつ、道で滑るとか選挙に落ちるとか。中学校の演劇部ならコメディ場面にするために考えたレベル。私が間違って想像してたよくあるエンディングに向けてなら良い、問題なし。しかし、筋がガラリと変わったこの映画を見終わって、ジーンとしながら振り返ってみると、クスリ、ホロリとさせられたこの映画には安直なギャグは不要。なんか安っぽさに不快にまでなる。関西が舞台の自主制作はあのレベルのぶち込みが期待されてるのか?この場面がなければ、星5つ付けたのに。
青天の霹靂
侍タイムスリッパー
当時の感情と一緒に武士の生き様は忘れ去られ、昨今は時代劇も数を減らしてしまった。
当時彼らは、身命を賭して、人にコーラをかけることができる少年たちの未来を守った。
そのことさえ、知ってか知らずか、順番に消えていく今になっても尚、(その成果については)本当は分からないままなのか。
新撰組を始め、斬られ役全てに走馬灯を見る。喜劇のように見え、という表現が続く。
心的苦慮の末に、本身を用いて「撮影」をする。その選択は、時代劇と集まったスタッフ、そして同志達の記憶を最終的に守っている。
過去から立ち現れてでも、今の人に本物の力を見せてほしい。そう祈りながら映像を作る人にとって、夢のような物語ではないかと、ふと思う。
カッコいい!
私は男のたすき掛けの背中にめっぽう弱い。ポスターがめっちゃカッコよくて鑑賞。
日々修身に徹する武士の胆力は一級品。主人公の丹田に力が入った所作が美しい。
笑いながら観る一方で、悲劇中の悲劇、会津藩士の主人公がこのまま現代に馴染むわけがないと察しながら鑑賞。
自分のためではなく、民の安寧のために修身に徹してきた武士が、このままぬくぬく生きていくわけがない。
タイムスリップした自分と会津の民たちとの運命のひらきの大きさに、彼はどのように生きるべきなのかという問いを自身に課した。
そこでラスト。見事に〝もののふの本懐〟を見せてくれました。死をかけた緊張感と、死を恐れない真の解放感のバランスの妙。時代劇はこうでなくっちゃね!
さて。私が140年後にタイムスリップしたらどうしよう!?「拙者〝かつて存在した昭和生まれの主婦〟じゃ」笑笑
郷に入れば郷に従うのがいい
こういうの、こういうの待ってた!
一言「まいりました」
素晴らしい脚本ゆえに
まさに真剣、素晴らしい振り幅!
映画友達から激推しされ、行っとくかなぁくらいのテンションでシネコンへ。素直に行って良かったです!
口コミ評判、上映規模マシマシ中なのも納得しました。
コミカルほのぼのからホントの意味での真剣勝負まで、なんという振り幅!自主制作らしかったりちょっとイナタいとこあるのもかえって魅力的、と感じるくらい。
そしてなんと言っても、山口馬木也さんの素晴らしさ。現代ものでのちょっと危なそうな役の印象が強かったので、こんなにもお侍で、これほどチャーミングな方だったとは、とアゴが落ちる思いでした。素朴で誠実な人柄が生む絶妙な間がたまりません。
タイムスリップしたてで真剣持ってウロウロする所では「危ない、あぁぁ危ないから」、とずっとハラハラしてました。その後のほっこりほのぼのから、「歴史」のむごさ、「真剣勝負」への流れ。クライマックスでは本当に息詰めて苦しくなりました。時代劇という文化、その背景の歴史という「日本の過去」。過ぎたことは戻せずとも出来ることをやる、生き抜く意味はある、と自分は受け取りました。
しっかりエンタメで楽しい作品ですが意外やずっしりくるものもあり…いい映画です。監督さんをひたすら応援したくなります。この先もヒットが拡がり続けて、次作もお米づくりもどんどんうまく行きますように!
あと、スリッパー先輩である風見先生の若い頃と30年後に違和感なかったのが感心しました、邦画は特にそのへんちょっとアレなこと多い気がするので。
風見さんが落ちてきた時は昭和真っ只中だったはずで、カッコいい若侍から昭和のスター俳優に、っていうのも主役級の設定ですよね(笑)
演じる冨家さんがまた、本当にそんな雰囲気でいらして素敵でした
やっぱり映画っていいです!
お話がよく出来ていて素晴らしい出来栄え!!
自主制作とは思えない素晴らしいクオリティで最初から最後まで中弛みなしの素晴らしい作品でした。
私は半分忘れていた1番最後の3人目の伏線回収で最後の最後までやられました😄👏
軽いノリのコメディかと思ったら
いっぱい泣かされました。
高坂がケーキを食べて日の本は良い国になったと言うところ。風見さんの挨拶。会津藩の最後の様子を知って嗚咽する高坂…たくさんありました。
クスっと笑えるシーンもたくさん。最後の殺陣のシーンは息を飲みましたね…。
高坂が言ったような良い国になっているのか、今の日本は。150年ほど前の日本で命をかけて戦った方達に胸を張れるような国になっているのかな、とかそんなことも考えさせられました。
ちょうどAmazonプライムで獣になれない私たち、を見てて。山口馬木也さん良い役者さんだなぁと思いました。
日本人の美しさと言うか、大事にしたいなと思いました。
設定こそありがちだが...
江戸時代の侍が現代にタイムスリップしてくるという、よくある設定を組み合わせたような設定であり、ここだけで考えるとB級作品の雰囲気が漂う。
しかし本編は山場がいくつもあり、後半に進むにつれてその山が大きくなるといった非常に見応えがある展開であり、いい意味で予想を裏切られる。
生真面目すぎる主人公や映画監督っぽすぎる映画監督など、クセは強いキャラクター達をそれぞれのクセ通りに動かすコントのようなギャグシーンも随所に組み込まれている。
ラストシーンの雷に打たれていないはずの丸顔の同志がタイムスリップしてくる展開にはやや矛盾を感じる。整合性よりも最後に観客を笑わせることを重視したということだろうか。
時代劇は永遠
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