侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
全799件中、581~600件目を表示
「今日がその日ではない!」ま、タイムラグもあるからね。追記:監督の支払もタイムラグ?
9月19日(木)
TVで、プロバスケットボールの選手が並行して米農家をやっていて年45トンもの米を収穫しているというのを放送していたが、いきなりこれから観に行こうとしている「侍タイムスリッパー」が出てきて、本作の安田淳一監督も映画監督と並行して米農家をやっているとの事。映画を観に行く前に意外な情報を得てしまった。
単館上映から拡大された「侍タイムスリッパー」をTOHOシネマズ日比谷で。
幕末の京都、会津藩士高坂新左衛門は家老から長州藩士を討つ密命を受け寺の門前で待ち伏せるが、出てきた標的の男と刃を交えた瞬間、刀に落雷し気を失ってしまう。目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所だった。武士の格好は撮影所に溶け込んで違和感がない。所内を歩いているうちに頭を打って倒れてしまう。助監督の山本優子に病院に運ばれるが、病院を抜け出して現代の町をさまよううちに徳川幕府は140年前に倒れたことを知り衝撃を受ける。過去には帰れない。頭を打ったので一時的な記憶喪失と思われて寺に居候させてもらった高坂は、助監督の山本に頼み込み、撮影所で切られ役として生きてゆくことを選択する。殺陣を教える師匠の思い。根が真面目な武士の高坂はそれを吸収して、優秀な「斬られ役」となって行くのだが・・。
いやー、参った。お見事と言うしかない。東映撮影所の協力で撮影出来たとは言え、チャンバラ愛、時代劇愛、撮影所愛、殺陣師愛、斬られ役愛、淡い恋心、そしてお米への愛から武士の魂への思いまでがあふれた作品だった。
高坂が、あまりにもあっさりと(過去に帰りたいと願うシーンはあるが)タイムスリップした自分の現状を受け入れてしまうのは少し疑問だが、それ以外は脚本が見事だと思う。
町をさまよい空腹の時に食べた白米のおにぎり、「こんなうまいおにぎりは食べた事がない」(これは米農家の安田監督が作った米らしい)。寺で出されたイチゴのショートケーキを口にして「これは・・?」「普通に売っているよ」「日の本の国はこんなに美味いものが普通に食べられる良い国になったのか」と感激する高坂。
旧会津藩の人々の窮状を時代劇脚本の改訂稿で知った高坂の慟哭、抑えきれない感情によるクライマックスの本気の斬り合い。タイムスリップの二重、三重のひねり。ラストの「落ち」には大爆笑だ。
クレジットには斬られ役の第一人者で、「5万回斬られた男」とも呼ばれ2021年に亡くなった福本清三さんが出てきたのも愛か。(IN MEMORY OF SEIZO FUKUMOTO)
良い脚本と映画愛が生み出した素晴らしい映画だった。
拡大公開されているのだから多くの方々に観て頂きたい。
追記:TVでも取り上げられ、監督も出演していたが、「拡大公開されロングランになるのは嬉しいが、興行が終わらないと支払いがされない」との事。映画製作に使って残高が7000円を切った通帳をまた出していたが、お米も映画も丁寧に作っている監督に早く支払いしてあげて下さい。
池袋シネマ・ロサ発
カメ止め同様、口コミで人気が広がった自主制作映画、拡大公開を機に鑑賞。自分の知ってる俳優は一人もいなかったが、インディーズと言いながら映画の作りも役者の演技も本物で、特に殺陣のシーンは見事、瞬きも許されない最後の対決の睨み合いは緊張感がみなぎっていた。
とにかく作り手の時代劇愛がしっかり伝わってきて、役者たちの瞳うるうるは役と作劇に入れ込んだ末のリアル涙に見えた。また、TOHOシネマズ日比谷での終映後にはパラパラと拍手が起きたり、本作の熱心なファンの、みんなで盛り上げましょう!みたいな思いも感じられた。
話は、設定の奇抜さ一発で、展開や笑いも予定どおりではある。それが時代劇らしい型通りで観ていて安心感があるとも言えるけど、そこが時代劇が飽きられた理由なんじゃね?とも思ったり。あと、真剣のアイデアは言うまでもなく勝新の例の事故を思いださざるをえなかったり。ともあれ、自主制作でエンタメ時代劇という珍しい取り組み、しっかり応援したい。
日本の映画の層の厚さを実感
とても低予算で1映画館インディーズからスタートしたとは思えないほどのレベルの高さでした。
純粋にシナリオが楽しい!演技に笑える!途中ちょっとしんみりする!時代劇について考えさせられる!
俳優さんの演技力といい、セリフ音声のクリアな音質といい、タイムトラベルものとしてのシナリオといい、全国ロードショーとなったのも納得の出来前で、これぞエンタメかと日本映画の層の厚さが嬉しい限りでした。
下手に著名脚本家の名前で売り出してる映画に比べて、観てとてもお得感が得られる良作です!
この映画を全国版にした初期の視聴者の方々の拡散力への心からの感謝と、東宝系松竹系イオン系の劇場のご英断への感謝も込めて★5満点です!
すごいもん見たって気もするけど、何より楽しく見れるのが良い
なにやら話題のようなので鑑賞。
時代劇とか名前は知ってても、ほぼ全く見たことないし、侍がタイムスリップだ?どうせ現代のテクノロジーに侍がびっくりの問題起こしーの…みたいなやつだろーって思ってたけど、1割くらいはそんな感じもあったけど、ほぼそうじゃない。
そういうことでいうと本作の侍は結構冷静で観察力があるかもしれない。
また本作時代劇を題材にしているけど、歴史物ではないので、歴史に疎くても、問題ないし、時代劇も別に詳しくなくても是非って作品
「意外と順応するし、周りも受け入れる」
タイムスリップもので良くあるその時代の文化にてんやわんやするシーンが意外と少ない。現代の食事の美味しさ、テレビの時代劇に夢中ってくらいの印象。
そして周りも事故で頭ぶつけてるから&日頃から侍になりきって俳優の鑑的な扱いですんなり受け入れ、周りに変な人扱いされるみたいなのもほぼない。
最も意外なのが自分がタイムスリップしてきたと言うことを特に説明しないこと。
いつの時代から来たとか説明しがちだけど、そういうの一切なかった気がする。
このあたりタイムスリップものにしては珍しい気がするし、新鮮味があった気がする。
「割とベタなお笑いが多い」
そう書くとつまらなそうだけど、これがなかなか面白い。
主役キャラ、表情がなんとも愛嬌がある感じのせいかもしれない。
「真剣での立ち回り」
笑いありで、なんだかんだあり、本作の見どころはここで間違いないでしょう。
真剣での立ち回りに劇中の人物たちに緊張感が走るが、始まるまでの間の取り方で一気に鑑賞しているこちらもその緊張感に飲み込まれてしまった。
その雰囲気からこの撮影本当に真剣使ってるんじゃないか?なんて思ったりもした。
そう思えるだけの演技と立ち回り素晴らしかった。
「総括」
笑いとしては割とベタなボケだったりするけど、こんなに面白かったのはきっと絶妙な間とか役者の方の表現が良かったからだと思う。おっさんなのになんだか可愛らしい感じすらした。
そして“間”の取り方ということで言うとやはりラストの撮影シーンの睨み合いの“間”があまりにも印象的。
長すぎるくらいのあの時間によって、ただ事じゃない、劇中の空間に引きずり込まれるようだった。
その瞬間、劇場な観客もその撮影を見守る劇中のスタッフたちと同じ気持ちだったのでは?
そしてラストも本作らしい軽く笑えるようなボケで終わらせてくれたのもとても良かった。
時代劇ぜんぜん見ないくせに言うのもアレだけど、時代劇自体なくなっちゃうとそれはそれで寂しいよなぁ。
それと同時に本作とは関係ないけどマツケンサンバという形で時代劇の要素を残し続ける松平健さんはそれはそれですごいなぁと思ったり…
すごいものを見た気もするけど、同時に楽しいものを見れたと言う気持ちで劇場を出れたのがとても良かった。
話題になってるのなるほどな作品でした。
それがし、「斬られ役」にござる。
時代劇はほとんど観たことがないが、とても愛を感じる作品だった。
愚直な人柄にひきこまれ、現代に染まっていく様に寂しささえ感じる中盤から、極上のラストで心を掴む。
映像作品でチャンバラが魅せ場になることは多いが、いわゆるアクション映画とこの作品の殺陣は本質的に異なる。
二人の侍の愚直で真摯な様が突き刺さるシーンだった。
斬られ役侍(本物)
8月17日に1館のみで公開され口コミで話題になり、全国100館以上にまで上映館拡大した作品ということで見て来た。
幕末の武士が現代にタイムスリップするという一見よくある展開なのだが、タイムスリップした先が時代劇の撮影スタジオで一ひねりされている。
テレビ業界の時代劇不況を幕末の消えゆく武士の姿に重ね、
それでも己が斬られ役の道を時に迷いながらも信じて突き進む主人公高坂新左衛門の生き方こそ「侍」なのかも知れない。
クライマックスシーンはとある事情からなかなかに緊迫感があり、固唾を飲んでその顛末を見守ってしまった。
コミカルながらも斬られ役という時代劇を縁の下で支える者たちにスポットを当てた力作。
ベタで面白い!
映画の評判を知り、気になって鑑賞。
途中、少し中だるみを感じたりしましたが…
全体的には大満足、面白かったです!
主演者全員も魅力的で、ストーリーも
笑えて、泣けて、ハラハラして…
最後にはお約束(⁈)で“おしまい”
※制作の裏側も拝見して、心が熱くなりました。
沢山の応援、あと押しがあり完成した
この映画。作品に関わった全ての方に
感謝!!楽しかったです!
口コミの好評判を聞いて鑑賞。 2時間を超える作品ながら、テンポ良く...
口コミの好評判を聞いて鑑賞。
2時間を超える作品ながら、テンポ良く進むお話に全く持って長さは感じなかった。
場内に笑いが広がる掛け合いと、静寂に固唾を飲む立ち会い。映画館で観れて良かった作品です。
タイムスリップ、現代と過去
レッドカーペット歩いて満足するハリウッドスター気取りの作品が多すぎる
この作品は、古き良き時代劇を思い起こします
戦争が現実に今ある、武士の命をかけてが胸を打ちます!
ドラマ、相棒に主演の山口馬木也さんが出演されていてうまいなあと改めて思いました
フィクションの中のリアリティ
上映館たったの1館で始まり、クチコミで大きな話題を呼んだことで全国での上映が決定。こんな風に小規模でも面白い映画がしっかりと評価されているのを見ると、もうそれだけで心が温まるし、全国にはたくさんの映画ファンがいるんだなとすごく嬉しくなる。
しかも、本作のテーマが時代劇という『伝統の存続』であったため、こうして多くの人の手に渡っていったことがそのテーマと偶然にも重なり、とんでもなく胸が熱くなった。監督はもちろん、制作に関わった全ての人の映画愛、そして時代劇愛が作品に反映されており、観客はそれを見て打ちのめされる。やっぱり、映画って最高だな...。この映画を見てそのことをとにかく痛感させられた😭
この映画は何の情報も得ずに見て欲しい。色んな仕掛け、様々な映画愛、さらには客層の暖かさにまで驚かされる。タイムスリップとして見てもよし、時代劇として見てもよし、流行に乗っかってみようと見てもよしで、どんな方面から見ても想像を超える楽しさがあり、そしてこの映画にしか出来ないラストが待っている。
山口馬木也が表現する武士の解像度の高さが異常と言える程で、タイムスリップコメディとしてとにかく笑える。しかもしつこさはなく、程々に押えておきながら、監督・制作陣が伝えたかった想いをゆっくり、しっかりと語っていく。このバランスの良さこそ、本作が低予算ながらに高く評価されているところだろう。
大好きな時代劇。この映画では大物俳優の起用により注目を集める、という設定であるが、現実はなかなかそう上手く行かず、近年劇場公開された「仕掛人・藤枝梅安」も「鬼平犯科帳 血闘」もオールスターで傑作にも関わらず、興行的には苦戦を強いられることに。本作をきっかけに、少しでも時代劇に興味を持ってくれたら。
奇遇にもSTARチャンネルオリジナルドラマ「SHOGUN 将軍」が世界のドラマに贈る最高の栄誉・エミー賞を受賞したことで、時代劇というジャンルが国内に限らず、世界中から日の目を浴びることに。高坂も言ってたように、時代劇とは義理も人情も人の闇も苦しみも全てが詰まっている、最高のジャンル。どうか、どうかこれからも時代劇が制作され、評価される世であって欲しい。こんな映画を作ってくれたこと、そして全国上映に漕ぎ着けてくれた池袋シネマ・ロサの全ての映画ファンにありがとうと心から言いたい。
低予算でもここまで人の胸を打ち、感動させられるものが作れる。しかも、それが絶滅しかけている時代劇というそんな画期的な作品。大袈裟ではなく本当に、この映画が日本映画の今後を変えることになるかもしれない。
たしかに、低予算が故に安っぽさは感じるし、予算があればこの監督はもっともっといい物をつくれるはず。だけど!そんな中で、そんな中だからこそ、商業映画では絶対に見られない創意工夫が凝らされているし、この映画にしか出来ないことで溢れている。本当にすごい映画を作ってくれた。これから沢山、安田監督のような才能あるクリエイターが活躍できるよう、また安心して映画製作が行えるよう、日本政府はエンタメ事業にこれまで以上に予算を当てて欲しいと思う。今後の日本映画の革新を願って。
いわゆるB級映画が・・
監督が私財を投げうってでもつくりたかったという作品。
その気持ちしっかりと受け止めました。
映画を愛し、時代劇を愛し、役者を愛する。
良くあるタイムスリップものだけど、その可笑しみだけではなく時代を超えて訴えてくる武士の生き様。
主演の山口馬木也がめちゃくちゃ良い!
随分若い時から役者をやっていて映像、舞台でも何度も拝見しているのだが名前と顔が一致する人は少ないかも知れない(失礼)
彼の芝居を昔から何度か観ていていつも孤独感みたいなものを感じていた。寂しさというか・・
今回この映画では彼特有のその孤独感みたいなものが役とぴったりでほんとにその時代を背負って現れた人物に見えた。
インディーズ作品がここまで大きくなって監督、スタッフ、役者さんたちが今一番この作品に出会えた事を喜んでいるに違いない!カメ止めを追い抜け!
会津藩士
最近よくあるタイムスリップ設定でインディー映画、じわじわ聞こえてくる評判、第二の「カメ止め」
どれどれ、どんなものですか!?と新宿へ
最後、泣き笑いしましたよ…
中盤まではコメディ要素満載なので、ある程度予想の範疇なのだが、中盤以降ある登場人物が出現してから、物語に深みが!
主人公の山口馬木也、この映画を観るまで知らなかったが、哀愁ある男前で会津藩士を熱演、泣いた…
昔、昼ドラでお見受けした冨家規政(現在はノリマサ)も貫禄十分で素晴らしかった
助監督役、沙倉ゆうのもベタなヒロイン設定ながら、最後笑わせる
最後の殺陣シーンは緊張感満載で、ここだけ観ても料金分の価値は有り!
会津藩士という設定がな〜、泣かせるんですよ!
大オチは爆笑必至! オワリ
チャンバラに魅せられ史観に泣く
殺陣というものを最大限に描ききるための設定だったように思えました。質とか演出とか展開、音響、いずれの点においても見劣りしてしまうところは多々あるんですけれど、それを剣術とかアングルとかカメラワーク、あるいは音楽などでもって創意工夫して見事な作品に仕上げきっていた印象で、とにかく一生懸命な映像に、そりゃあ会津籠城戦などをもってこられると号泣してしまうこと必至というところでしょう─所々で笑って大いに泣きました。
何よりも様々なチャンバラが素晴らしかったです。もっとコミカルで爆笑の作品かと思っていましたが、黒澤映画の時代劇を彷彿とさせる剣術と、現代だからこそ見せられる剣さばきが凝縮されていて、想像以上に映像そのものに魅せられたという印象です。早く帰って七人の侍とか用心棒とかを見たい気になっちゃいました。
シンプルかつ分かりやすい脚本も良かったです。とにかく剣劇を魅せるのだという、そういう思いがひしひしと伝わってきました、まぁ個人的な勝手な解釈なんですけど─。
この規模でよく頑張った!!
月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好き。
なので専門的過ぎないライトな紹介を書いてます。
====================
幕末、会津藩の地味な侍が城主から敵の長州藩士を討つよう命を受け
標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまい
目を覚ますとそこは現代の時代劇撮影所だった。
そこまではありがちだし、時代劇撮影所と言うのも
ご都合主義に感じるが、そこは置いときましょう(笑)
この映画そこではなく、そこから発生する時代劇愛や
チャンバラリスペクト、更に侍魂の継承みたいなことが
テーマと感じました。
主演の山口馬木也さんが紛れもない本物の時代劇役者さんだから
殺陣は全く危なげが無いので安心して観はじめましたが
面白かったのは現代パートの撮影所や、リアルな現代の街で
右往左往する様。
田舎侍らしい素朴な喋り方や佇まいが上手くハマってる!!
撮影所でいきなり「江戸の町で〜〜」の他の役者のセリフで
おそらく、本物の江戸はほとんど見たことが無さそうな
会津の田舎侍にとっては、江戸とはこんなものか〜と
無条件に信じてしまう素朴さ。
現代で様々な人に助けてもらうたびに冴えない会津訛りで
(会津の皆さん、悪気はないです。すいません。)
自信なさそうに、でも律儀に礼を言う姿がもう観ていて、
可愛いいな〜〜憎めないな〜〜と感じさせる山口さんの演技。
普段は割と時代劇の中でも偉い人や、
逆に強くて悪い人を演じる事もある山口さんの抑えた、
周りが心配してしまう演技が、
この映画をみんなが好きになった大きな要因なんだろうな〜
と感じました。
面白かった!!
で、奇しくも、アメリカのエミー賞で日本の時代劇の
『SHOGUN 将軍』が18部門の賞を受賞すると言う快挙が報道され
その授賞式で主演男優がわざわざ日本語で
時代劇を守ってきた人々への感謝と、時代劇を守りたい思いを
語った姿は、全く予算規模が違うけれど
本作「侍タイムスリッパー」も同じ思いが根底にあることに
私は改めて感動しました。
切られ役として有名だった福本清三さんが初主演を飾った映画
「太秦ライムライト」を劇場で鑑賞した身としては
映画で時代劇が封切られる度にできる限り観に行くようにしていますが
改めて、日本にとって大事なコンテンツだな〜〜と実感しました。
本物の殺陣のできる役者さんによる勝負!
ぜひ劇場でご覧ください。
余談ですが「太秦ライムライト」についてもレビューを書いてます。
映画.com内ではリンクを貼れないので興味のある方は
「太秦ライムライト」で検索してみてくださいませ。
劇場で見て損のない良作
タイムスリップものはよくあるが、「本物の侍が現代の時代劇に紛れ込む」と聞けば俄然面白そうに思える。そして実際に面白かった。
何より作り手の想いがしっかりと伝わってくる。
時代劇への愛。役者への愛。歴史への愛。そう、昔の侍はただのチャンバラ剣士ではない。国家と時代の命運を背負って生きていたのだ。
演出も巧妙で、劇中劇と現実が交錯する様子は素晴らしかった。ここ数年では最高の(メタ)時代劇だと思う。
全799件中、581~600件目を表示