侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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願わくば今は亡き大物剣戟俳優たちにも観てもらいたい時代劇映画
2024年映画館鑑賞107作品目
11月9日(土)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円
監督と脚本は『拳銃と目玉焼』『ごはん』の安田淳一
いかにも一般大衆が喜びそうなタイムスリップもの
大きく分けて2種類ある
昔の人が現代にやってくる
現代人が昔にやってくる
今回は前者の方
現代に不慣れな前半はコメディー
斬られ役が板についたらヒューマンドラマ
2人が真剣で斬り合うシーンはお見事
斬り合う前の間は長すぎる気もしないではないがまあいいだろう
願わくば片岡千恵蔵や市川右太衛門や大犮柳太朗などなど昭和の剣戟スターにも是非とも鑑賞して頂きたい時代劇映画
風見恭一郎の正体もしびれたね
主演の山口馬木也がとにかく素晴らしい
コメディーも剣さばきも名人芸
存じ上げていないことが申し訳ないくらい
映画ファンを自称しておきながら恥ずかしい
彼の出演作を改めて観てみましょう
安田淳一監督ではお馴染みのヒロイン役を任せられる沙倉ゆうの
20代くらいだと思いきや意外と年を重ねていてびっくりした
リアルでも当作品の助監督を兼ねている
知らない人ばかりという意見もあるが風間恭一郎役を務めた冨家ノリマサは『最後の乗客』で仙台のタクシードライバーを演じている
紅萬子や井上肇はわりと有名な脇を固めるベテラン俳優だと思うがね
オチも良い
エンドロールの音楽も良い
最高だね
配役
幕末の京都から雷に打たれタイムスリップし時代劇に紛れ込んでしまった会津藩士の高坂新左衛門に山口馬木也
時代劇の元トップ俳優だったが一身上の都合で現代劇に転向したものの久々に時代劇に復帰した風見恭一郎に冨家ノリマサ
時代劇制作の助監督の山本優子に沙倉ゆうの
高坂を助ける西経寺住職に福田善晴
住職の妻の節子に紅萬子
高坂の盟友で会津藩士の村田左之助に高寺裕司
高坂と村田が狙っていた武士の山形彦九郎に庄野﨑謙
剣心会の代表として殺陣指導を行う関本に峰蘭太郎
体調不良を起こす斬られ役の安藤に安藤彰則
斬られ役にきらく尚賢
斬られ役にムラサトシ
斬られ役に神原弘之
撮影所の所長の井上に井上肇
時代劇「心配無用の介」の主役俳優の錦京太郎に田村ツトム
「心配無用の介」で狙われる町娘の梅を演じる演者にRene
TV時代劇「心配無用の介」の監督に多賀勝一
TV時代劇「心配無用の介」の監督に佐渡山順久
TV時代劇「心配無用の介」のカメラマンに五馬さとし
TV時代劇「心配無用の介」の照明係に泉原豊
TV時代劇「心配無用の介」のスタッフに岸原柊
TV時代劇「心配無用の介」のスタッフに水瀬望
TV時代劇「心配無用の介」のプロデューサーに谷垣宏尚
「ゾンビ四谷怪談」のゾンビ役に徳丸新作
「ゾンビ四谷怪談」のゾンビ役に宮崎恵美子
「ゾンビ四谷怪談」のゾンビ役に岩澤俊治
「実録龍馬伝」の龍馬役に谷口恭平
「実録龍馬伝」の監督に戸田都康
「実録龍馬伝」の助監督に吉永真也
「実録龍馬伝」のメイク係に楠瀬アキ
「実録龍馬伝」の特攻マンに佐波太郎
映画「最後の武士」の映画監督の武者小路に吹上タツヒロ
映画「最後の武士」の若侍役に江村修平
映画「最後の武士」のカメラマンに山本拓平
映画「最後の武士」のスタッフに西村裕慶
映画「最後の武士」のスタッフに篠崎雅美
映画「最後の武士」のスタッフに山内良
映画「最後の武士」のアクション監督に夏守陽平
高坂の妄想に登場する暴れん坊将軍に柴田善行
高坂の妄想に登場する家老に田井克幸
記者に橋本裕也
バーテンダーに大野洋史
リポーターに雨音テン
法要する家主に鈴木ただし
理容師に吉村栄義
司会者に石川典佳
看護師に結月舞
公園の主婦に鼓美佳
面白かった
これぞエンターテインメント。この作品で見てほしいことが明確に描かれた脚本。映画やドラマにおける脚本の大事さがよく分かる1作。基本的にコメディなのでケラケラ笑いながら観られるのだが、登場人物達の想いがしっかり伝わってくる。一人でも多くの人に観て貰いたいので、あえてストーリーには触れません。是非とも劇場で観てほしい。
なぜ2008年頃を舞台にしたのか?
徳川幕府の滅亡から「140年」と書かれたポスター。登場人物がガラケーらしきものを使っている。ということから考えて、2008年頃が舞台?なのではないだろうか?
であればなぜ?
パンフレットにもその辺のことは触れられてなかったので推測するしかないが、突然現れた見ず知らずの中年男を家に住まわすようなお人好しが存在しうる、ギリギリの時代だから、なのかもしれない。コロナも東日本大震災も経験する前の、まだ穏やかだった時代。
そういう人情があるから成立した美しい物語だと感じた。
中盤はぶっちゃけ退屈で、劇場から帰ろうかと思った。
が、クライマックスの盛り上がりはとんでもなく感動的。
映画自体の成り立ちも、ヒットした経過も込みで、素敵な映画でした。
話題になってたので、遅からず観てきました!
久しぶりに映画館に行きました。
話題通り、面白かったです!
ま〜ところどころB級映画的なところもありましたが、それ以上の面白さはありました。
最初の方はアフレコが少しズレてるように思いましたが、私だけでしょうか?映画館の調子が悪かったのかな・・
なんか、懐かしい感じも受けました。
ストーリーもしっかりしていて、つながりも良く、楽しめる内容でした。
時空を超えての侍スピリット人情劇
この夏に1館だけで上映され、口コミで広まっていった話題の作品が、ようやく近所のシネコンでも公開され、早速、鑑賞してきた。近くにいた、普段はあまり映画を見慣れないだろうと思われる叔母ちゃんや爺ちゃんが、声を出して笑ったり、涙ぐんだりしていてのだから、それだけでこの作品に入り込めるエンタメ性の高さが覗われる。
物語は、幕末の武士が、決闘中に雷に打たれ、現代にタイムスリップするところから始まる。そこで、ある寺の住職に救われ、時代劇の撮影所の切られ役として、日々、奮闘していく展開。基本はタイムスリップというSFなのだが、サイエンティックな要素は全くなく、現代と幕末の世の違いに戸惑う主人公のコミカルさや、幕末に生きた者同士だからこそ通じ合う侍としての誇り、そして、人と人との心温まる絆を組み合わせて、感動と人情味あふれるエンター・テイメントな作品として仕上げている。
幕末から140年の時を経てタイムスリップし、現代に舞い降りた主人公の海津藩の侍・高坂新左衛門が、右往左往する立ち居振る舞いの滑稽さが、前半の面白さと言える。現代人からしたらそんな風変りの高坂を、住職夫妻と映画助監督のマドンナが、心優しく包んでいく中盤。そして、後半にかけては、宿敵との出会いによって、侍スピリットに再び火が付き、感動のクライマックスの決闘へと導かれていき、起承転結がよくできた内容となっている。
特に、ラストの高坂新左衛門と風見恭一郎との真剣を使っての一騎打ちの立ち回りは、本当に手を汗を握り、胸を熱くするものを感じた。会場からはすすり泣く声が聴かれ、時代劇の決闘シーンで、これほどに食い入るように入り込んだシーンは、これまで無かったように思う。
また、その風見恭一郎の正体が明かされた時や、ラストのラストでタイムスリップしてくる侍が現れるシーン等は、冒頭のシーンの布石をしっかり回収し、よく練られた脚本に意外性のある満足感で満たしてくれた。
最近の日本映画は、ちょっとドラマで人気が出ると、直ぐに映画化するし、有名俳優陣ありきの作品が多い傾向にある。本作の様に、自分が知っている俳優は、誰一人として出演していないが、『カメラを止めるな』と同様に、低予算ながらも、これだけ心打ち、楽しめる作品を作り上げる日本映画は、まだまだ捨てたものじゃない。
よく出来たタイムスリップ物
タイムスリップ物としてよく出来ていると感じた。江戸時代の侍が現代にタイムスリップして、剣の腕を活かし身を立てる手段として時代劇の切られ役を始めるというストーリーラインがまず面白い。
江戸時代を実際に生きていた人が時代劇を見て感銘を受け、自分もその制作に携わりたい、当時の人々の思いを現世に伝える手伝いをしたいと思う流れは本当に秀逸で、主演の巧妙な演技もあり説得力も十分ある。
ストーリーも飽きさせない工夫が詰まっていて、笑い、驚き、感動がきちんと用意されていてよい脚本だと感じた。殺陣の迫力も見事でそれだけでも十分見る価値がある。
江戸時代の人が現代にタイムスリップしたときに何を感じるのかという部分をしっかり魅力的に描いている良い映画だった。
今に通ずる心ほっこり時代劇でした。
上映時間の長さを感じさせないほどスクリーンに引き込まれました。特に主役の男優さんに助監督役の女優さんが演技を越えた役作りでした。コメディと言うよりは自分に偽り無く生きることの意味を投げ掛けるようなそんなモチーフが根底にあるような映画ですね。全編を通して重くはなく爽やかさもあるような流れでした。ラストシーンの果たし合いではちょこっと「蒲田行進曲」を思い出しました。日本映画では久々にほっこりと感動しました。
267 まだまだ隠れた俳優さんは多いなあ
2024年公開
朝のワイドショーでたまたま自主映画的に撮ったものが
全国的に大ヒットという特集を見る。
拠点は関西の農家の方が監督という。
題名はなんとなく知っていたものの
チラシの表現がアニメ風だったのでオミットしていた。
話の流れは非常にオーソドックス。
笑いのネタも想像できるレベル。
ちょっとしたスベリもこんなもんか、と思う。
しかし丁寧な作りが構成の緻密さをさらに濃くしている。
最近のテレビに多い強引な力業が全くない。
自然とストーリーに入っていける。
幕末の空気感と先細りしそうな時代劇という際に生きる者が
交錯する一瞬。
出演者も重さを感じる方ばかり。
おそらく初見しか感動できないであろうが
非常に面白い。
そういや仕事人以降真剣に見ている時代劇ってないなあ。
今後このような殺陣を継承していただける方が
いるのかどうか。
無責任に気になる。
80点
初鑑賞 2024年11月1日 イオンシネマ草津
パンフ購入
配給 GAGA/未来映画社
福本清三さんも探偵ナイトスクープで扱われてましたよね。
優子殿はよい娘じゃのう
あんな純朴そうな女優さん、見つけて世に出しただけでも功績は大きいよ!
正直序盤は少し無理筋だった。街を彷徨うシーンでは、誰にもすれ違わないしね。なんて人の居ない街なんだ!撮影所近隣とはいえ、流石になんにも思わないのはねぇ。だって真剣持ってるし、捕まるでしょ?・・・って書いてて今思ったけど、風見は戸籍とかどうしたんだろ?というような細かな設定は無視していくのが「時代劇」なのかもね。
そう、これはタイムスリップなんてSFチックな要素を盛り込んでるけど、「新感覚時代劇」なんだと思う。中盤風見が出てきてから俄然面白くなってきたよ。最後の対決シーンの緊迫感はすごい。これも映画の中で映画を撮るという、いわゆる「入れ子構造」だからこそ出せた味なのかも。BGMも序盤はミスマッチな感じがしたけど、後半良くなってきた。
そう、やはり、出だしがねえ、中々順調じゃなかったよね。江戸時代から来たのに、現状理解が早いし、時代劇というモノの理解もすんなり。結構ご都合主義的な設定だよね。
時代劇を愛する人たちが作った時代劇と言っていいと思うな。基本チャンバラ好きだよね!男子なら!そういう幼心を思い出させてくれました!結構後半手に汗握っちゃった。
有名俳優使わなくても、いい映画は、作れる!ってことだね。これは、見てほしいなあ
見終わったら拍手したくなるような映画
知ってる役者さんは誰ひとりいません、でもそれが良い!主役の方はもちろんみなさんとても良かった。
感情移入できるし、気付いたら笑って泣いてる。変にひねってないのも好感度が高い。素直な気持ちで鑑賞できる良い映画です
ストレスフリーで楽しかった
すごく面白かったです。
失礼ながら知らない役者さんが多かったのですが、楽しませていただきました。
脚本もよく練られていてまったく飽きませんでした。
役者さんの演技もとてもお上手でした。
何度も笑って、ラストシーンでまたひと笑い
お勧めできる映画です。
ただ、真剣のシーンだけはかつての死亡事故を思うと複雑でした。
なので☆半分マイナスで。
もう 絶対面白い。みんなに観て欲しい。
面白かった、観てよかったです。
自分はタイムスリップ系が大好物で、それだけで完結してしまっていたこれまでの映画の鑑賞の仕方まで揺らぐほどでした。
ほぼ冒頭から心の中で泣いてましたが、おにぎりにぽんと背中を押され、一気に決壊。
それからは何を観ても愛おしい。何をみせられてもいとおしい。感動感動の130分でした。
主人公 新左衛門の武骨さと一途さ、風見恭一郎の伸びやかさ、殺陣師 関本の人間味、劇中だろうとなんだろうと最後まで現場を廻す優子ちゃん、見栄を切る度に「イヨウッ!」と声を掛けたくなる安定の心配無用ノ介、みんな大好きです。未だ整理出来てないのに投稿してしまった。他の方々も誰ひとり忘れられません。
また皆んなに会いに行きます。家族も連れて行きます。
チャンバラ時代劇?が恋しくなった
130分という上映時間であるが、時間を感じさせないストーリーの展開。それほどメジャーでない役者さんたちが出ているが、演技も良かったし、笑いあり、涙あり、感動ありでとても満足した作品。しかも制作費が2400万程度ということなので、役者さん、監督さん、裏方さんたちが制作面においても苦労されて撮影されたと推察される。関わった人々の時代劇に対する熱き思いが、感じられた作品でもある。2024年の時代劇作品は、「身代わり忠臣蔵」「碁盤斬り」「八犬伝」「十一人の賊軍」などかあったかと思うが、私はこの作品が一番良かった。チャンバラ時代劇という表現が正しかどうかはわからないが、黒澤明監督、三船敏郎、仲代達矢が出ている「椿三十郎」「用心棒」のチャンバラシーンをまた観たくなった。
いやあビックリの連続でした。 インディーには到底見えない規模感、 ...
いやあビックリの連続でした。
インディーには到底見えない規模感、
物語と笑いのテンポが完璧、
観客の笑い声がひっきりなし、
爽快で痛快でした。
愛と尊敬を、端々から強く感じました。
時代劇に対して、撮影場に対して、
殺陣を綺麗に見せる事に対して、etc...
もう一度観に行かないと。
笑った
レビューが高すぎて気になったので観に行った。
なるほど、映画でこんなに笑ったの初めてかも。
感情移入する場面が多くてとても面白かった!
名前がわかる俳優さんは誰一人としていなかったが。
時代劇、確かに最近やらないよね。
無くしてはいけないモノだと再確認しました。
コメディー、だけじゃない。
設定からして全編コメディーだと思っていたが、良い意味で違った。本人たちはいたって真面目に生きているのである。
もちろん笑えるシーンはあちこちにあるのだが、特に最後のシーンでは迫力に圧倒され、主人公達の紡ぐ言葉に感動を覚えた。
昨今の時代劇や切られ役、殺陣師の置かれた状況についても考えるきっかけとなった。改めて、殺陣の素晴らしさを実感し、後世に残したいと感じた。
また、癖ツヨ監督がたくさん出てきたが、監督が監督(役)を撮影するのを想像して、何だか面白くなってしまった。
映画を観に来た人たちと一緒に笑い、涙し、何だかとてもあたたかい気持ちになって映画館を後にした。
ハードル上げすぎた
かなり期待して観に行ったので、何も知らずに観ていたらとても良い作品だったと思います。
これは意図して作っていたのか、自分があの侍だったら理解されなくても、関わりの合った人間に自分が、過去からきた侍なんだと説明をしていると思います、あの助監督の好意を持っている女性には、絶対に言っているでしょう。
そこをあえて、話していないのは、武士としての潔さ、不運を他人に話して理解を得ようとはしない所も観て欲しかったんですかね。
最後、切らなかったのは正解でしょう、切っていたら映画全部がダメになってしまったでしょう、もし違う結末なら、自決する結末が妥当ですか?
それも暗くなりすぎで、あのラストがベストですね。
最後の戦うシーンが最高!!
・最後の戦いのシーンが迫力ありすぎる、最高です!!
・武士が現在にタイムスリップしてしまう話ですが、武士の純粋でかっこいい男気が現代に影響を与えていくストーリーは凄く良いです。
・笑いもあり、涙もあり、良い映画でした。
ツッコミどころは沢山あるが…
や〜素直に面白くて笑ったし、そしてなぜか泣けた(笑)
気になる人はまずは観ればいい
ただただ素直に観ればいいのだが、最近この手の映画観てなかったせいか思わず構えて観た自分は不要な場面がちょい気になったのはマイナス
もうちょい短くできたなら5つ星かも
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