劇場公開日 2024年8月17日

侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価

全942件中、401~420件目を表示

4.0おもしろかった

2024年10月18日
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鑑賞方法:映画館

正直興味なかったが、友達に誘われて仕方なしに観たところ、まあまあ面白かったです。クスッとなるシーンが多く、時代劇興味ない私でも楽しんで観られました。

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じゃりきち

5.0目から鱗が落ちる大傑作

2024年10月18日
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鑑賞方法:映画館

10 人で撮り始めた映画で、本年8月当初の公開は1館のみだったという時代劇映画である。口コミで話題となって公開スクリーン数が徐々に増えていき、遂に我が町でも公開されたので見に行った。目から鱗が落ちる大傑作であった。

時代劇は現在制作数が激減して瀕死の状態にあるが、日本のモラルを作って来たかけがえのない存在だったと思っている。日本人は、イスラムやキリスト教などのように宗教に頼らずに、世界にも稀な高いモラルを構築して来た民族である。その基盤となったのは、恥ずかしい人間になるなという教えが各家庭で徹底していたことで、恥ずかしい人間とはどういうものかというのは、江戸時代以前から芝居や講談などで語られて来た悪役の姿であったに違いない。昨今、闇バイトといった悪い誘いに易々と乗って人生を棒に振る若者が増えているのは、身近に悪い人間とはどういうものかと教えてくれる時代劇がなくなってしまったためではないかと思っている。

「鬼滅の刃」にも見られるように、かつての日本人は敵もそれぞれ事情を抱えた者と認識して、倒した後も手厚く葬るのを忘れなかった。この行いは、日清日露の戦争から第二次大戦中に至る日本兵の振舞いにも共通しており、日本兵は敵兵の遺骸を手厚く葬って墓標まで建ててやっている。敵といえども亡くなった後は仏になるという思いからの行動であった。

幕末の侍が現代にタイムスリップして来たらというアイデアは本作が最初ではないが、本作の会津武士の高坂新左衛門はリアリティが段違いだった。現代の街並みやテレビなどの現代文明に驚くのは共通しているが、ただの塩握りの美味しさと美しさに感動したり、いちごのショートケーキを一口食べただけで涙を流すほど感激して、自分たちの時代より間違いなく良い時代になっていることを全身全霊で感じる姿には、見ているこちらが涙を誘われた。

我々が見慣れた時代劇の1回放送分でも、彼らには見たこともないほど感動的なお芝居であることは、想像に難くない。こうした人物描写の一つ一つが実に丁寧で、登場人物のリアリティを爆上げしてくれていた。実に見事な脚本の手柄という他はない。

現代にタイムスリップした侍が誰よりも上手く出来そうな仕事が時代劇の斬られ役というのも無理がない展開で、上段に構える時は切先を上に向けないと背後の役者を傷つけてしまうといった時代劇ならではの配慮も、なるほどと唸らせられたし、本物の侍から見ても時代劇の斬られ役の演技はリアルなのだというセリフにも納得させられた。

戊辰の役の会津戦争における会津藩の仕置きは幕末史の一大汚点であり、西郷隆盛ほどの高潔な人格を持たなかった者が官軍の責任者だったために、幕末の京都で新撰組と一緒になって勤王の志士を殺戮された恨みを晴らそうとするかのように、戦死者の埋葬を半年も許さなかったと言われる。故郷のために命懸けで戦った者たちに対し、その埋葬を許さず、悪臭を放ちながら朽ちていく様子を晒しものにして死者を鞭打つというのであるから、まさに、時代劇に出てくる悪人そのものの所業である。

会津の人たちは薩摩人や長州人を深く恨み、近年に至るまで鹿児島県人や山口県人との結婚を許さないという家も多かった。昭和 63 年に、明治維新から 120 年経ったのを契機に、山口県人会から会津に対して仲直りの提案があったが、「まだ 120 年しか経っていない」と断られている。

生まれ故郷を追われて下北半島の斗南藩に追いやられた会津藩士たちは、酷寒の荒地で次々と餓死した。これらの仕置きを知った高坂の無念の思いはいかばかりであっただろうか。肉を切られて骨を折られたような気になったに違いない。その思いを晴らすために、高坂は命懸けの撮影を申し出る。一筆書いたからと言って許されるものではなく、完全に犯罪行為である。

この最後の戦闘シーンの迫力は筆舌に尽くし難い緊張感にあふれるもので、全身の筋肉を強張らせながら見入ってしまった。実際に斬り合いを目撃した江戸時代の人物の書き残したものを見ると、お互いに一歩も動かない時間がずっと続いたと書かれている。負ければこれまでの一生かけて築き上げた人生が一瞬で消えてしまうのである。容易に手は出せない。互いに動かない時間が長かったのがリアリティを爆上げしていた。実に見事な演出だった。

見覚えのある俳優は非常に僅かで、見たこともない人たちで描かれる世界は却ってリアルだった。高坂役の山口馬木也は頬のこけ具合など幕末武士の雰囲気を漂わせて余りあり、抜けない侍言葉や会津訛りが人となりを際立たせて見事だった。音楽があまり時代劇的でなかったのが残念だったが、文句のない大傑作だった。非常にお勧めの作品である。
(映像5+脚本5+役者5+音楽4+演出5)×4= 96 点。

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アラ古希

4.5ジーンと来る

2024年10月18日
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とにかくジーンと来る。
年配の方が声を出して笑ってた。何だかこっちもうれしくなった。

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KeiSan

4.5期待通り お手本のような脚本

2024年10月17日
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仁兎なずな

5.0日本人で良かった

2024年10月17日
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コメディのはずなのに、140年の歴史の重みや、各登場人物の様々な思いを感じ、ジーンとくる場面がいくつもありました。

侍スピリッツは、皆の中に受け継がれている…この国に生まれてよかった。

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Mikikar

5.0タイトルなし

2024年10月17日
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地味だし、役者は下手だし、華もないし、でも、ラストシーンは良かった。これまでのタイムスリップものをひっくり返す哲学的ストーリー。無念に歴史の中で亡くなっていった敗者たちの想いを吸い上げる話。会津の人たちがどれだけ残虐な仕打ちを敗戦後受けたか、武士として生きてきた自分は、単に生計のために生きるだけではなく、無念を新政府方への、自分の生きてきた倫理に沿えば、真剣で勝負を望むのが人として本当に生きる道なのだということを表現した。その点で胸を打つ。だからこそ、その気持ちこそがわかる相手も真剣で臨み、殺されることを望んだのだ。そして、その地点で、今の時代を行き直そうと決心する。何と倫理的な映画なのかと思う。日ノ本はこんなに豊かな国になったのかと涙するシーン。侍の精神は、野蛮だと思われようと、今よりずっと倫理的だったのだということを思わせる。そして、この2人の秘密を他の人達は最後まで知らないのもよい。そこには、時代劇を好きな人たちがいて、二重の世界が構成されているのもいい。

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えみり

4.5予算は極少ながら、抜群の面白さ。

2024年10月17日
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萌える

客寄せには、美人女優と顔のでかい俳優かイケメンかなあというところだが、今作品にはそういうのは1人も出ていない。しかし、なんだろうこの面白さは。

ターミネーターばりに雷に打たれて(笑)、現代の太秦映画村にタイムスリップしてくるところがチープだけど話のきっかけとしては最高。なにせ、幕末の勤王武士と暗殺を図る会津武士がいざ戦わんと言ったところで雷に打たれる、ピカ、ドーン、目が覚めたら現代。気の利いたVFXなんてない。中学生が文化祭の出し物で考えそうな展開だけど、それでいいさ。そこはきっかけだから。

撮影中の「心配無用ノ介」に迷い込んで、「助太刀いたす!」には笑った。

いつの間にか幕末の会津藩士が、少しずつ現代人の装いをするようになり、気がつくとジーンズまではいている。
でも、さすがに元では無い現武士だけに、刀に対する思いはすごい。竹光を本身に見せる工夫をするところのこだわり。

それだけに最後の本身を使った戦い(映画内のドラマ)のヒリヒリするような緊張感は秀逸だった。

時代劇は日本独特のファンタジーだ。しかし、面白いものを作ればこんなにもヒットするんだと再確認できた。
当地では単館上映のうえ、1日1回なもんだから、常に満席に近く公開されてから随分たっての鑑賞となりました。

残念ながら有名俳優や人目を引く仕掛けもないし、演劇でもいいような展開だけに、宣伝もかけられない。でも、口コミでこれだけの広がりを見せてくれた監督、助監督、主演、その他の役者魂にとても勇気づけられました。
なにかの賞をとってくれれば箔が付くだろうなあ。

劇場内は笑いに包まれ、いいものを見たという満足感で満たされていました。

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じきょう

4.0文句なく面白い

2024年10月17日
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エンドロールがある意味面白かった。星4.5なのは期待しすぎたから。

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hanataro2

3.5幕末の侍、時代劇役者になる

2024年10月17日
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ゆかした

5.0名作の名言は、時代と国境を超えた。

2024年10月17日
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楽しい

言葉に
役者の目に
静寂に
魂が宿っているのを観た。

笑いながら声が漏れて
気づいたら涙が溢れていた…。

良い映画だなぁ。
これ、みんなに劇場で観てもらいたいな。
間違いなく、劇場で観るべき映画なんだよな〜。

あの映画の名言は
姿を変えて、また人々の心を打った。

But not today.

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ぐでやま

4.5時代劇苦手でも楽しく?見れます。

2024年10月17日
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興奮

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デブサイコ

4.5時間を作ってみるべし

2024年10月17日
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愉快な設定、ありがちな設定だが、主役がよかった。
顔は見たことある?けど名前は、、、、。
田舎のおさむらいさんらしい感じが感じられた。
でも、今の時代にすぐに対応できるのは、?だった。
雷にあたったと認識したら、ここはあの世か、って反応なのでは。
ポスター見ただけで理解する?それだけ純朴ということか。

助監督の女性も良かった。

真剣での勝負は、なんだかいるのかな?だったことはある。

でも、良い映画でした。自分は時代劇が好きなんだな。再確認した。

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myzkk

5.0笑いあり涙あり

2024年10月17日
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笑える

楽しい

興奮

タイムスリップして現代にやってきた侍、というよくありそうなネタを良くここまで広げたなあ、というのが第一印象。
テンプレートのようなギャグを挟みながらも、刃傷沙汰も起こさず現代に順応しているあたり頭のいい人だなあ。
それでも侍の本分は忘れてはおらず、クライマックスには思わずホロリときました。
でもその後でそのセリフはずるいよ笑っちゃうよw

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黄金竹光

4.0一体、何重底なんだ

2024年10月16日
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興奮

幸せ

劇中、劇中劇中劇。
途中から見ていて不思議な気持ちになった。
現代に紛れ込んだ本物の侍が、時代劇中のいわばニセモノの侍を演じつつ、素性を隠して現代人も演じていることになるのだから。
いやでもその全てが映画で、そんなこんなを演じている俳優さんがいるとくれば、一体、何重底なんだ、この設定。

展開は全体的に王道で、笑いに関しても突飛さはあまりない。
ただ「ベイビーわるきゅーれ」と同じく一点突破がすばらしい。時代劇撮影の裏側や殺陣のみごたえは、ラストの決戦など特に刀も侍も本物だ、と思えてならなかった。
そう思えば役者のみなさんはグッジョブである。

とかくお金がかかると言われる時代劇をインディーズでやり切るというのは(全編が時代劇ではないが)狂気の沙汰ではないのかと思えてならない。
し、インディーズももっとどんどんスポットライトを浴びて邦画の畑を耕してほしいと思わせてくれる作品だった。

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N.river

5.0蒲田行進曲をも思い起こさせる傑作

2024年10月16日
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興奮

1館上映だった作品が全国へ広がったという報道を見て観に来た。題名からして、どこかで観た映画かテレビであった展開だろうし、カメラを止めるな的おちゃらけた作品かなと思いきや蒲田行進曲の感動をも思い起こさせる様な時代劇讃歌の映画好きにはたまらん傑作であった。
主演の会津藩士高坂新左衛門を演じた山口馬木也が素晴らしかったな。会津藩士の悲哀や侍魂、気合いのこもった太刀筋など迫力満点で良かったね。ストーリー展開もなかなか面白く、現代にタイムスリップした侍が如何に生きていけるかを良く現していた。これは確かにお薦め作品だよ。

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重

4.5予想をはるかに上回ったでござる⚔️

2024年10月16日
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こんなにいい作品だと思っていなかったのが、嬉しすぎる誤算でした。
歴史が苦手なこともあり、時代劇はふだん、ほとんど見ませんが、時代劇を絶やすまいと頑張っている人たちの姿に、見ないとな、と思いました。
肩の力を抜いて楽しめるのに、初心を忘れないことや、一生懸命頑張ることの大切さにも気づかせてくれます。
この映画をヒットさせた観客の方々にも敬意を表したいです✨✨

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eigaeiga

4.5素朴で面白い

2024年10月16日
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硬派な侍のサクセスストーリー。過去の思い出も走馬灯的な描写でわかりやすかった。コメディだけじゃなく、しっかりと時代劇の殺陣も引き込まれて凄みを感じた。最後のシーンは誰か来そうと思ったらやっぱり来たね。
観客はお年寄り夫婦が多かった。老若男女楽しめる作品だと思う。

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Olivia

4.5日本人やね〜

2024年10月16日
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笑いあり、
涙ありで
今年、一番楽しく鑑賞できた作品
2時間あっという間

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あきちゃん

4.0脚本や演者、上手いなぁ。しかし、

2024年10月16日
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笑える

楽しい

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熱帯雨林

4.5青天の霹靂

2024年10月16日
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泣ける

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berkeley