侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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私が思うアカデミー賞について
見終えて 今。
あの カメラを止めるな 以来の 疎外感を感じている。
もちろん お金さえかければいいってものではない。
名だたる役者さんは見かけずとも良い。
だが それにアカデミー賞を授与するのなら それらに代わる何か多大なものがあって、そしてそれが出来上がりとしての純然たるクオリティを持たなければならないのではないかと 思うのである。
私はこれを見終えて アカデミー賞という 先入観なしに見たかったと思った。
そういう素人です。
映画って見る大衆に向けるものだしエンタメだしお金もらって上映するんだし。
去年のperfect days を思うと そりゃ ゴジラ➖0. 1 みたいな 見ただけで大変そうな設定で聴衆を楽しませてくれた物とは違うが それでもクオリティを感じさせるものがあった。
だから こういうものに授与する日本映画界に あ〜あ って思うんだよね。
これぞホンモノの映画だ! みたいなのがあまり好きじゃないのです。
何もわからない一般大衆置き去りの 奢り みたいな
自己満足を 感じてしまうのです。
一館からの日本アカデミー賞最優秀作品賞!
痛快侍魂!
ぶっつけ本番でどうどす
米農家との兼業で映画を撮り続けてきた安田淳一監督の執念が実ったのか、インディーズながら全国展開へ、ほんでまさかの超ロングランを記録。おまけに日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた2024年の大ヒットムービーどす。映画を撮り上げた時は、銀行預金残高が7000円やったちゅうさかい驚きや。過去、私財を作品に突っ込んでそのままま消えていった監督がぎょうさんおいではった中で、この安田監督まだ運がええほうやろう。
ではなんでこのチャンバラコメディ、かくも日本人に大ウケしたのやろうか。『カメラを止めるな!』同様に、映画いな時代劇復活にかけるスタッフや俳優たちの熱き想いが作品に乗り移ったさかいやろうか。TV時代劇がお茶の間から消えていくご時世にあって、ほんまもんの侍2人が○○で切り合うちゅう真剣さ?がスクリーンから伝わって来たさかいやろうか。山口馬木也とその他脇役人の逆転したポジションが、罪務省デモに参加するZ世代にとっても心地よかったさかいであろか。それとも、昔とった杵柄の剣術で一発逆転ねろうとる侍に、AIやIT小僧に仕事を奪われっぱなしのバブル世代が共感を寄せたさかいであろか。
京都太秦撮影所にほんまもんの侍タイムスリップするお話は、ありきたりちゅうたらありきたり。ドラマ『不適切にもほどがある』で昭和から令和の世にタイムスリップしてきた阿部サダヲのように、オラオラ感丸出しで平和ボケした日ノ本にカツを入れるのか思いきや、この会津藩高坂新左衛門(山口馬木也)一瞬にして現代の生活に馴れ親しんでまう。剣術以外にわしが取り柄のあらへんこと重々承知してる高坂は、飯を食うていくためには“斬られ役”しかあらへんと、現実主義者らしい選択をするのや。
唯一の心残りは幕末の戦で散っていった会津藩の仲間たちのこと。苦悩する高坂をかつての宿敵風見は「わしらはあの時代を精一杯生きた。それでよいとちがうか」て慰めるのんどす。この台詞、カズオシイグロの『浮世の画家』で、戦中好戦的な絵ぇ描き続けてきた老画家が友人に慰められる台詞とほぼおんなじなのどす。後世の人々になんと非難されようけど、その時代の一時期を真剣に生きたことに後悔は無用むしろ誇りにこそ思うべき、そないなニュアンスなのやろうか。
もし、この映画大失敗に終わり安田監督米農家を続けられへんくなったかて、「わしの映画人生に悔いなし」てケンシロウに破れ天空に拳を突き上げたラオウのごとく、華々しゅう散る覚悟ができとったのかもしれへん。そやけどな、映画当たったさかいええようなものの、興行撃沈しとったら残された👪️は路頭に迷うことになるのんどすえ。そないな一か八かのギャンブルは一平ちゃんに任しといて、本作のリメイク権をどこぞの大手配給会社に高額で売り飛ばして、残りの人生は堅う生きまひょうや、ね監督。
面白さが分からない...。
公開当時からの評判は聞いていたが自分に合わない直感が働いたので劇場では未見。サブスクで解禁と言う事で日本アカデミー賞も受賞した作品としてもワクワクした感じで観賞スタート。まず昨今の邦画の安易なタイムスリップ物乱発の企画に辟易していた気持ちを吹っ飛ばしてもらいたい気持ちだったが待てど暮らせど面白くならない。タイムスリップ物はギャップで笑わせるのが特徴だが特に突出して面白くもない。剣友会に落ちたと勘違いした寺の人達の落ちるとか滑るとか言わないようにのシーンはモロに男はつらいよのパクリだしそこで興ざめ。いつになったら面白くなるのかと待っていたら雷に打たれたもう1人の侍登場でここから面白くなるのかなと思いきや、うーん乗れない...。本身を使って撮影?あり得ませんよ。物語が破綻してます。コメディに振り切れてもいないし全部が中途半端で正直退屈なまま終了。なんでこれが単館から日本アカデミー賞まで上り詰めたのか自分には理解出来ない作品でした。ただ1つ優子役の女優さんは出てくる度に目を奪われる何とも言えない魅力がありました。
作り手の映画愛が伝わってくる
すんなり現代に馴染むお侍さん
最初はたった1館から口コミにより広がり、上映劇場が増えていき、最終的には日本アカデミー賞の作品賞まで受賞しました。
そんなに興味はなかったのだけど、Amazon primeで上がっていたので、せっかくなので、観てみました。
観終わると、なるほどと納得しました。
思った以上に面白かったです😊
ストーリーは単純なのだけど、単純だから誰でもわかる内容だし、クスッと笑う所もあって、ラストは感動する所もあってと、とても良かったです。
ちょっと中だるみする箇所もありましたが、ラストの殺陣の迫力は凄かったです。俳優さんの眼力が強くて、演技なのに本当に真剣で戦ってるようで、こちらまでドキドキして、背筋を伸ばして観てしまいました(笑)
侍として、人間として、ただ一度の人生だし。
心の中の曲げられない信念は、やはり命を賭けてもやり遂げたいと強く思う。
そんな気持ちが伝わってきました。
お金はかかってないので、セットや特撮シーンなどは、古臭い感じがしました。
残念ですが、仕方ないですよね。
途中までは、作品賞受賞が疑問に思いながら観てましたが、最後まで観るといい作品だなと思えました。
同じ場所にいたのに、タイムスリップする時代はバラバラなんですね。
その設定はめっちゃ意外でした(笑)
時代劇愛を感じた!
プライムビデオで見れるよ
脚本が素晴らしい
観ていた人からの評判は聞いていたし、日本アカデミー賞受賞もあり、どこかでやっていないかなと思っていたところAmazon Primeで鑑賞できるということで早速鑑賞
まずタイトル通り侍が現代にやってくるという点で、これからどうなるのかな?と引き込まれる
途中では、笑いも生まれるシーンもあるが、長州、会津の関係をほんのわずかのスパイスとして上手く入れこみながら、侍の矜恃が現代に合わせていく模様を上手く表現しているのがよい
殺陣は、時代劇を愛している人達の気持ちがこもったいいシーンだった(特に最後)
主演の山口馬木也、相対する冨家ノリマサが、全体を引き締めている
低予算ながらも日本アカデミー賞を取ったのは、脚本とこの2人の力も大きいと思う
試合の一時中止のシンザえもん、ゲロで滑る
AmazonプライムVideoの配信をホームシアターで鑑賞しました。130インチのスクリーンは、映画館の前の方の席と同じくらいの迫力があります。
冒頭から横にスライドするカメラワークが良かったです。
左から右に書かれているポスターをスラスラ読む知能指数が高めの高坂新左衛門(山口馬木也)は、空気も読めるし台本も読めてしまいます。この世界を未来だと勘付いたりしながらも、流れのまま、優子さんのためにも俳優の仕事に没頭します。ひょんなことから幕末の情報を得ると急に落ち込み、元居た世界を思い出しては使命感にかられたりします。そんな主人公は、終始 便意がきません。居候キャラで有名なネコ型未来ロボットの『ドラえもん』も家族と食事をするシーンがありますが、排泄に関しては触れません。優子さん、どことなく野比のび太っぽいビジュアルのようにも見えます。「ぼく高坂シンザえもん。のび太くん、じゃなくて優子さんのためなら、しかたがないなぁ。」
冒頭、侍 VS 侍の試合(コロシアイ)の途中で雷が発生し、タイトル『侍タイムスリッパー』というタイトルロゴが現れるのはユニークでした。
違う意味で“侍がスリップ”したシーンとして、高坂がゲロで滑るシーンがあります。タイトルにある“タイム”の意味も違う意味で、二人の侍の“試合の一時中止”のことかな と思ったりしています。
今作は、“侍がタイムスリップ”したように始まりますが、別の世界に入り込んでしまう物語『オズの魔法使』(1954年日本公開)や『千と千尋の神隠し』(2001年)、二次元から三次元に飛び出してくる物語『魔法にかけられて』(2008年日本公開)のように、別次元である“時代劇”というファンタジー世界の中から現実の世界に飛び出して来たのだと解釈することにしました。別世界への順応の速さは物語のテンポの良さに好影響をもたらしています。
真面目に明治維新や江戸幕府を考えるのが似つかわしくない作品かな と思いました。
次元を移動するトリガーが何か についてですが、雨が降り 雷が鳴った時がタイミングのように見えますが、具体的には描かれていません。
不思議な部分や謎が好奇心を維持し、画面の中から情報を得ようと必死になりました。おかげで飽きたり退屈したりはしませんでした。
理想郷のような優しい現代世界の描写にウットリしました。
映画館で映画を観ているシーンなど、劇中劇は没入感を高めます。TVを見ながら一喜一憂する高坂の純粋さが素敵でした。
『ターミネーター』(1984年)や『ターミネーター2』(1991年)のように 時差で送り込まれてくる設定が面白いです。ネタバレ禁止な展開のオンパレードでした。
まだ時ではない
監督じゃないけど、いやー良かったよホント。時代遅れの時代劇だが、映画の演技の中で撮影の演技をする、素晴らしい内容じゃないですか!若い頃は見向きもしなかった時代劇だが、歳と共に好んで観るようになった自分は間違いじゃなかったと改めて思ったね。安い昼ドラに真剣な時代劇をミックスするB級映画感がまた、堪らなく良かった。だって、観る前からドリフのようなストーリーが目に浮かんだし笑
兎に角、主演の山口さんと冨家さんが素晴らしく、峰さんが華を添える素晴らしいコメディ時代劇でした。監督に怒られるドリフシーンで大爆笑、ラストのまだ時ではないシーンでまた大爆笑、でも会津藩士の無念を胸に斬り合うシーンで感動したりする不思議な映画だった。普段から時代劇等観てない層の若い人達は、どんな想いや感想を抱くのだろうか?それが一番気になるところですね。あと、沙倉さんがギャル曽根にしか見えなかったわ笑
尻上がりにこの映画に関わる人たちが好きになる
カメラを止めるな!
侍が剣を向けて、いざ!と言う場面から雷でのタイトル入り!
なんて美しいのでしょう!(ほぅ
時代劇の舞台に降りたったのは、神の悪戯か運命か。初めて見る現代に戸惑いながら覚えて、自身にしかできない仕事。
斬られ役
本家本物の時代から来たんだから慣れたもの(演技は死ぬ気で覚えてえらい!
ひたすらに主役の山口さんの目力と人柄に演技力!
つまらない、あきる、長い…
冒頭はシュールです、現代に侍衣装ですから浮く浮く!当たり前やで!
設定の舞台が時代劇村近くだから展開もスムーズに進んでいきます。で、思い出すのです、…主人公がいるなら相手も、来てんだよね?と。ざわざわと配役から売れっ子になっていく主人公。奇跡ではなく自力で成り上がっていくのです。
努力は実を見せてくるんです。
過去から未来に来て、記憶喪失と思われて、自身が過去から来たと察しても誰にも言わずに現代で生きることを選び斬られ役をこなしていくんです。
現代ドラマであり、現代ファンタジーな作品です。
まずは観て判断してください。
観てつまらないならビーキーパーを観ましょう。
目力はこちらの主人公レベルでカッコイイですから!w
そして、中盤に訪れる大御所からの依頼。
奴が!奴がいたー!wwwwと息を呑みます。
奴との再会で主人公も困惑しますが、大御所に絡んで挑みます。こんな熱い展開…
惚れてまうやろ!!(ばかー!
最初は一館スタートで、監督さんも金を工面されたとか…が、口コミから400館まで!日本アカデミーでも賞を獲得された!
シンデレラではない。
これは努力の賜物なのだ!
2時間10分。
ただただ、ダレずに最後の真剣勝負は圧巻!
素晴らしい脚本!素晴らしい演出!素晴らしい役者!
素晴らしい時間をありがとうございました!
うちも負けない作品を生み出したいです!
創作活動にいい刺激!
ありがとうございます!
面白くていい作品でした!
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