「令和のカメラを止めるな」侍タイムスリッパー takatekaさんの映画レビュー(感想・評価)
令和のカメラを止めるな
さすがに300万で製作とは いかなかったみたいですが 私財を投げ打ち車を売っての2600万円は背水の陣です。米農家と自主映画製作 の兼業農家監督。初の時代劇 製作とのことです。
舞台は映画製作の現場令和のカメラを止めるなですね。
さすがにカメ止めのように300万では作れませんでしたが 私財を投げ打ち 2600万円を投入当初 車を売るつもりはなかったけれども 追い詰められて売ったらしい。
低予算で映画を作成する場合 普通 時代劇は避けます なぜなら 衣装 ロケ地スタジオ代全てに 現代劇 より お金がかかります。脚本の素晴らしい出来に東映の裏方 さん全編 協力です。物語は幕末の下級 武士が現代の時代劇スタジオにタイムスリップするとこから始まる。切られ役としてようやく生活ができるようになったある日 現代劇のスター(元時代劇の大スター)が本格 時代劇映画を作ると発表 その相手役に主人公を指名する。ここから物語は大きく動き出します。エンディングには侍トリッパー2 への布石が!全編に時代劇 愛が溢れています。福本清三さん(昭和の切られ役として有名)へのリスペクト。時代劇が廃れていくのは NHK の 朝ドラ カムカム エヴリバディ ひな た編でも描かれていますが あの中に出てくる伴虚無蔵役(大部屋の 切られ役)の松重豊さんも福本さんへのリスペクトは インタビューで答えています。面白い 脚本 ならば 低予算でも面白い作品が作れます 良い見本です。テンポを大事にする人 なら見てもいいと思います。
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