「「今日がその日ではない!」いいですね~」侍タイムスリッパー marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
「今日がその日ではない!」いいですね~
昭和一ケタ生まれの亡き父は時代劇が大好きでした。早朝、市場から帰ってくると午前中はどこも再放送の時代劇、選び放題!嬉しそうに焼酎を飲みながら鑑賞、そのあと、人とは違う時間帯に眠って夜に備える生活で時代劇が父の楽しみだった気がします。
古くは『遠山の金さん』しかも杉良太郎さんや高橋英樹さんではなく中村 梅之助さんの!『水戸黄門』『暴れん坊将軍』『必殺シリーズ』とにかく映画の中でも触れられている通り毎日どこかのチャンネルで時代劇を観られる時代でした。
子供心ながら「なんで最後は悪者がやっつけられるワンパターンが面白いんだろう?」って感じてましたが逆にその安心感が父は好きだったんだろうな~って当時の父の年代になって納得する今日この頃。でも実際有料チャンネルくらいでしか観られない現代に父が存命だったら悲しんでいるんだろうな~なんて感じています。
そんな反動からか時代物っていうカテゴリーから遠ざかってしまい大河ドラマも観ない傾向に!(大河ドラマを時代劇って言ってしまうと怒られそうですが!)
評判になる過程が『カメ止め』みたく、たくさんの観客を見込める作品中心のイオンシネマでは上映館を探してやっと見つけても1日1上映みたく、宝探し状態で今日まで観ることができてませんでした。でもやっと満を持して鑑賞!確かに面白い!よくできた作品です!!
冨家さんのお顔はかろうじてわかるもの名前が出てこない!他の役者さんたちはエンドロールを見てもピンとこないような次第で、やはりいい映画ではストーリーと脚本、役者さんたちも名前ではなく演技だと改めて実感します。でもタイムスリップするお話は結構ありがちで決して新しい題材ではないのですがうまくまとめられ131分という上映時間を長く感じる間もなくお話は進んでいきます。
ところどころで客席からも笑いが出るくだりもあり楽しく鑑賞できました。後半からエンディングにかけては主人公たちの心の葛藤に目頭を熱くしながら…
かつて旅行で太秦映画村に行ったとき切られ役の第一人者『福本清三さん』と記念写真を撮ってもらったことを懐かしく思い出しました。どこが素晴らしいとかいう訳ではありませんが全体として面白いいい映画だと思います。タイトルにも書いた「今日はその日ではない!」には思わず微笑んでしまいました。多くの映画館で上映し続けていただき、私みたいに時代劇を敬遠しがちな若い人たちにも観てほしい作品です!
CBさん
共感&コメントありがとうございます。そうなんですよ、お決まりのボケをかます吉本新喜劇も小学校から半ドンで帰った土曜日午後、毎週楽しみに観てました。『半ドン』わからないだろうな〜今時の若い世代は?!
真理さん
共感&コメントありがとうございます。斬られ役者に光が当たったばかりの頃だったので気軽に撮らせていただきラッキーでした。家宝になりました!
共感ありがとうございます(*^-^*)京都太秦で福本さんと写真とは羨ましいです!
まだ、時代劇が毎週2本は取られていた頃、修学旅行で太秦映画村にいきました。あんな感じだったかなぁと少し違和感ありましたが、それは映画に関係ないですもんね。
いや、ホント映画の中にこれほどシンクロしたのは、久しぶりでした。
「今日はその日ではない」は確かに良かった(*^-^*)
太秦で福本さんと写真撮ってもらったんですか!いい思い出、宝物ですね。私は真夏に行ったので撮影していないし誰もいませんでした。小学生低学年の息子と一緒で、急に雨が降ったので江戸時代風の傘(土産物?)を買った記憶があります
ひろちゃんのカレシさん
共感&コメントありがとうございます。父は時代劇に北島三郎、焼酎を愛する昭和一桁代表みたいな人でした。亡き母は「昭和一桁は明治生まれと大差ない」っていいながら尽くすこれまた昭和の女でした!
かばこさん
共感&コメントありがとうございます。当時はスマホなんかないので観光地を撮ったデジカメの風景写真の中に福本さんとまだ小さかった娘が収まって不思議な写真になりました!
共感ありがとうございます。
私も子供の頃、親と一緒に見た水戸黄門、遠山の金さん大好きでした。
黄門さまは東野英治郎さん、金さんは中村梅之助さんがしっくりくる。
いつも最後は悪者を懲らしめてくれて、笑顔で終わる。そんな安心感がありました。
思春期頃には世の中そんなにうまくいかないと思いながら時代劇離れてしまったのですが。
劇中で過去に人を切ったことがトラウマになるというシーン、新鮮だった。
ああ、武士も人間なんだと。正義の味方は悪者を成敗したらめでたしめでたしだけど、より血の通った人間として胸に迫ってきましたね。
marimariパパさん、共感ありがとうございます。・_・
先日(平日の日中)、BS放送のチャンネルを何となしに
選んでいたら
「長七郎江戸日記」おっ 里見浩太郎ぉ
で、つい観てしまいまして、次にチャンネル変えたら
「遠山の金さん」 おおっ 中村梅之助ぇ
1974年の作品 …わー 50年前の作品だ
… 堪能しました。BS放送万歳~。^_^
里見浩太郎がどうにも「心配無用介」に見えてしまって ・-・;
笑うところでないのに「えへ」となりながらの鑑賞でした。
いやー 時代劇って本当に良いもんですね。
共感ありがとうございます。
“よくできた”作品がヒットするとまだ映画ファン捨てたもんじゃないって気分になりますね。カメ止め同様、次作が大事になってきますね。