「会津の思い」侍タイムスリッパー talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
会津の思い
"心配無用ノ介"(ネーミング凄い!)のバッチリ目張りが、「蒲田行進曲」で土方歳三演じる銀ちゃん(風間杜夫)に重なって、もうすごく笑ってしまった!銀ちゃんはカメラマンから「お前の芝居がクサくて!長いから!フィルムがもうないんだよ!」とか嫌味を言われてたけど。
スター俳優を使わず、監督脚本照明編集チラシ作成その他その他何でもやってる安田淳一監督すごいと思いました。安田監督自身が、つかこうへいであり深作欣二であり銀ちゃんでありヤスであり小夏で、安田監督以外、誰も作れない映画だったと思います。
会津の思いにじーんときた。
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かばこさんのコメント
2024年10月6日
保科正之以来の教えを守り、最後まで幕府に忠誠を尽くした会津藩、高坂が会津藩を体現する朴訥で不器用、誠実な会津藩士なのがこの映画のミソと思います。まさにもののふ。
トミーさんのコメント
2024年10月5日
共感ありがとうございます。
この作品は、時間差タイムスリップとか正体未発表とか静止殺陣とか今迄にないアイデアを、地味な役者さんが懸命に演じた事でウェルメイドになったもので売れ方は似てますが内幕を描いたカメラを止めるな! とはちょっと違う印象でした。正体を周囲に明かしてない事で会津愛も抑えきれなかったし、孤独感同士感も強くなる作用も生まれたんでしょうね。