「会津の思い」侍タイムスリッパー talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
会津の思い
"心配無用ノ介"(ネーミング凄い!)のバッチリ目張りが、「蒲田行進曲」で土方歳三演じる銀ちゃん(風間杜夫)に重なって、もうすごく笑ってしまった!銀ちゃんはカメラマンから「お前の芝居がクサくて!長いから!フィルムがもうないんだよ!」とか嫌味を言われてたけど。
スター俳優を使わず、監督脚本照明編集チラシ作成その他その他何でもやってる安田淳一監督すごいと思いました。安田監督自身が、つかこうへいであり深作欣二であり銀ちゃんでありヤスであり小夏で、安田監督以外、誰も作れない映画だったと思います。
会津の思いにじーんときた。
追記
あまりに自明で書き忘れたので書きます。高坂=山口馬木也さんの演技は殺陣含めて絶品でした!
たくさんのいいねとコメントありがとうございました!
確かにtalismanさん同じようなジャンルの映画をよく観てらっしゃるなあと思います。
邦画もキャスティングありきではなく、こういった意欲作がたくさん出てきてくれるといいですよね😊これからもよろしくお願いします!
ホントに知らない俳優さんばかりだけど、皆さんアテ書きのように上手でした。予算の関係かもしれないけど、斬られ役と言う日陰の存在にスポットが当たる話だから、あえて逆手に取って知らない役者さんばかり集めたのかも。
talismanさん、いつも共感ありがとうございます。自主制作とは思えない手慣れた感じと映画作りのツボと言うか、観客の観たいものをよく知ってるだなぁと思いました。会津への想い、今の時代の礎になった武士への想い、滅びゆく時代劇への想いと、いろんな想いがいっぱいの作品でしたね。
です、です。
東映京都撮影所、という呼称はいまいちピンと来ないwww
太秦撮影所で慣れ親しんできましたもんねー。
やっぱり今も通称は太秦のまんまでいいんじゃないかな。
インターネットの普及で、通称よりも正式名称を目にしてそのまま認識する人が増えたのでしょうね。
それも時代劇衰退の表れかぁ。
talismanさん、コメントありがとうございます。・_・
以前の大河ドラマで西田敏行さんが西郷隆盛を演じた際
福島出身の自分が鹿児島出身の西郷さんを演じることに
何とも言えない妙な気分がする …といった内容のコメ
ントを出されていた事を思い出しました。
会津戦争の当事者に近い人ほど、複雑な感情がいまだに
残っているように感じます。(推測半分ですが)
だからこそ、過去に決着をつけるラストシーンは心に響
いて来ました。・-・良かった。
>鎌田行進曲の銀ちゃん
階段落ちのシーンとか懐かしいです。
保科正之以来の教えを守り、最後まで幕府に忠誠を尽くした会津藩、高坂が会津藩を体現する朴訥で不器用、誠実な会津藩士なのがこの映画のミソと思います。まさにもののふ。
共感ありがとうございます。
この作品は、時間差タイムスリップとか正体未発表とか静止殺陣とか今迄にないアイデアを、地味な役者さんが懸命に演じた事でウェルメイドになったもので売れ方は似てますが内幕を描いたカメラを止めるな! とはちょっと違う印象でした。正体を周囲に明かしてない事で会津愛も抑えきれなかったし、孤独感同士感も強くなる作用も生まれたんでしょうね。