「時代劇への愛に満ちる作品」侍タイムスリッパー むっしゅさんの映画レビュー(感想・評価)
時代劇への愛に満ちる作品
カメ止めの再来と評され単館から全国拡大公開へ。確かに低予算で有名俳優やスタッフを起用しているわけではなくインディーズの香り漂うこの作品。カメ止めの文言だけで変にバイアスがかかってしまうところだが、そこは一旦頭から抜き去りましょう。
時代劇&タイムスリップものとして普通に見れば、この作品案外面白いとなる。タイムスリップのお決まりである時代の違いにワタワタする所に大笑い。あとはどんな展開に?とリラックスして見ていたら思わぬ展開が待っていた。おっ!と身を乗り出すワタシ。俄然盛り上がってきます。笑いから感動への流れが見事。
人間ドラマとしても良質だが、時代劇への愛に満ち溢れ映画の作り手から伝わる映画愛がガツンときた。そうだ、これはカメ止めに通じるところがある。最後にウルッと嬉し涙を流してしまったところも一緒だ。なるほど再来とはこのことか。
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