ラストマイルのレビュー・感想・評価
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久々に面白い映画だった。手放しで素晴らしいといえた。
時代に即した、オンラインストアの台頭、物流の疲弊をメインテーマにすえ、展開も速く もたついていない それで あの尺は 素晴らしい。
ひさびさ きちんと ねられた脚本を感じた。文句無しの一級品だった。
伏線の回収も見事で、最終近くの「洗濯機が非常に頑丈」回収には感動した。
ただ、秒で気づく点が最終まで伏せられた点については、お決まりとはいえちょいと???を感じました。
①物流代行サービスを利用して、爆弾持込みが可能になる仕組みは、秒できづくでしよう。
②デリフォンがセール対象外製品であることも、秒できづくでしよう。
余談ですが、自分は事前連絡通知ある宅配便は、原則、宅配ロッカー か チルド便は在宅必須にしており、再配達は 0にしています。
終わりに苦言(長いか)
どちらかというと、自分の好みと合っていないだけなのだが、どうしても記述したかった。 非常に良い映画だっただけに、自分的には「画竜点睛を欠く」だった。本 監督・脚本家のどちらかが幸せで無いのか、または、その両方か? その点だけが非常に残念だった。
①DAILY FAST 日本支社を 舟渡エレナが根本的に立て直すエンドにしてほしかった
・センターが警察配下に入ったのに、業務を一切とめずに X線装置入れて業務を継続
・爆弾見つけて たったの数日で犯人特定、解決した。
ことを考慮し、更には、前任の日本支社長が 今回の爆弾事件の根本原因を作った点を含めれば当然交代でしょう。
イーロンマスクが8兆円の報酬を貰うかもしれないと言われている昨今、160億円の必要経費増などゴミでしょう。最悪、配送料の値上げもできるし。
日本人は、恩義を受けたらきちんと返す民族。配送会社は今回の値上げの件で舟渡エレナに恩義を感じている。なので、エピローグで
「この後、何度かドライバー不足危機があったがこの会社の商品の配送は遅れることは一度もなかった」
として欲しかった。
本エンドでは、IT会社(社会)の限界を表現しただけだった。時代は変わっているのだから、未来に希望ができる「良い人が上に行く展開」をしてほしかった。
「バットマン ビギンズ」を参考にして欲しかった。
②自分の信じる名言・迷言に
「心に支えのある人間はどんなにつらい目にあっても決して自殺はしない」があります。
結婚を考えている恋人がいたら、飛び降りはしなかったでしょう。きっと転職したでしょう。「○○○○○の事件簿 ○○○学園殺人事件」を 意識して欲しかった。
この監督・脚本家は、IT社会への警鐘(センタ長の退職エンド)をしたくて、このような展開にしたのかな? 残念だった。
③話に出てくる、荷物200個配達って、10分/個でも、約33時間かかります
一日で行うなんて、車を使って移動する方法・エリアじゃ まず無理ですね。
この監督・脚本家は、ちゃんと取材しているのかな?
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
人間のために作られたシステムが、人間を非人間化していく
11 月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界規模のショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく――。巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる(公式サイトより)。
テレビ人気ドラマ「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年)の野木亜紀子(脚本)、塚原あゆ子(監督)、新井順子(プロデューサー)が再集結して手掛けた初の映画作品。人気ドラマ2作品が本編と交錯するシェアード・ユニバース・ムービーとして、極上の社会派エンターテインメントに仕上がっている。
舞台となる巨大物流倉庫には、天文学的な個数の荷物を捌くために毎日、大量の作業員が送り込まれ、パソコン画面上の「稼働率」という「データ」に変換されていく。高効率で発送された荷物は、物流業者に大量の発注と「カスタマー・セントリック」と引き換えに、最安値契約による「主従関係」を成立させ、その下請け、孫請けに余波を及ぼす。
「What do you want ?」で煽動された人間の欲望を満たすために、人間が作り上げたシステムに、人間が取り込まれ、非人間的に扱われていく様は極めて現代的であり、映画を愉しむわたしたちひとりひとりも現実に戻ればそのシステムの一部、否、欲望をワンクリックで満たす主因となっていることを突き付ける。
他方、昔の偉い人は、復讐は最も非合理的な行為と言っていた。復習を遂げたとしても失った人・モノ・コトは戻ってこないし、発覚すれば復讐の当事者は裁かれることになる。復讐は他の動物はやらない。その意味において、極めて人間的な営みである。
本編は、こうした非人間的なシステムに人間的な復讐がメインストーリーとして描かれ、その過程でUDIや4機捜が絶妙な塩梅で絡んでくる。シーンから垣間見える後日談的要素はドラマファンには眼福ものだし、ドラマ未視聴でも十分楽しめる。みんな元気で良かったよ。泣ける。
新井順子プロデューサーによると、特に「石原さとみ」「星野源」「綾野剛」は数年先まで仕事が決まっている中でのスケジュール調整だったというが、そうした豪華キャストの中で主演を張る満島ひかりは圧巻である。
思考と発言と行動が絶妙にちぐはぐな役どころを自然に演じ切って、なおかつ、ラストにかけそれらの伏線を全て回収していく力量をみると、野木亜紀子が彼女のために脚本を「為書き」したくなった気持ちも頷ける。わたし個人は「川の底からこんにちは」以来の衝撃であった。ちなみにもうひとつ、わたしは「重力ピエロ」の頃から岡田将生の横顔がなぜか異様に好きなのだが、本作でも広い構内をベンチコートを着て全力で駆け抜ける様子を横から撮るシーンがあり興奮した。
しかし、人間のために作られたシステムが、人間を非人間化していく現象って何なのだろうか。「人生は寄りで撮れば悲劇だが、引きで撮れば喜劇である」とはよく言ったものである、と。
誇りある仕事と、ない仕事
正直、地上波ドラマから派生して生まれた映画だし、2時間ドラマを多少予算かけて撮ったような作りなんじゃないかな〜と勝手に想像し、失礼ながらそんなに期待はしていませんでした。
しかし実際見てみたらちゃんと独立した作品として成立しており、テーマ性が非常に高く、何よりめちゃくちゃ面白かったです。
まず第一に、序盤から細かい伏線がいくつも登場し、ラストまでにそれが丁寧に回収されていく脚本が見ていて気持ちいい。そして内容もしっかり社会派で重厚なので、鑑賞後もすごく考えさせられました。
色々思うところはありましたが、最も心に残ったのは、『アンナチュラル』『MIU404』という一種の「お仕事ドラマ」と世界観を共有した物語として、あえて今の日本社会で誇りを持てない仕事をすることを強いられている人々の姿を描いている点です。
『アンナチュラル』『MIU404』それぞれの劇中でも法医解剖医や警官が必ずしもホワイトな職場ではないことは言及されてはいましたが、しかし少なくとも彼らの仕事には志や誇りがあります。だからこそ、ドラマ終了後の世界線でも彼らは同じ職場で働いているのでしょう。
一方、ラストマイルで新たに登場するのは、その『志や誇りある仕事』を失った人々ばかりです。
「カスタマーセントリック」がマジックワードだと気づいたエレナは仕事に誇りを持てなくなっていますし、羊急便の八木も、あるいは配達員の佐野も、適正な料金と荷物量で配送を行えていた時代は持てていた誇りを失ってしまっている。あるいは日ノ本電機の倒産により配達員になった佐野の息子も、良い製品を作って売るという誇りある仕事を無くしてしまった人です。
そして厄介なのは、なぜ誇りある仕事が誇りのない仕事に負けてしまうのかと言えば、そのほうが安く、便利で、人間の欲望を最適に満たすから。そしてこの社会はすでにその誇りない仕事ありきで作り上げられてしまっているから、なかなかそれを変えることもできない。
配達員の佐野息子が、誇りある仕事の象徴のような日ノ本電機製のドラム式洗濯乾燥機によって、いわば誇りない仕事を強いる社会への憎悪の具現である爆弾からシングル家庭の親子を守るシーンは、なにか暗示に満ちているようにも思いました。
つまりあの洗濯機が合理性と利益を優先する企業のそこそこの耐久性の製品なら、彼らは助かっていなかった可能性もあるわけなのです。
その時の台詞、「この洗濯機、まだ使えますか」「もう部品もないし、無理ですね」というやり取りからは、古い時代が残してくれた善意はもはや消費され尽くそうとしていて、私たちは今後それのない新たな時代を生きていかなければならないのだということを示唆しているようにも思えました。
この映画の最後、主人公であるエレナは華麗にその志も誇りも持てない仕事から逃亡します。
国内企業である羊急便の場合は、現場の八木の声が直接社長まで届き、終盤に多少は希望のある対応が行われますが、超巨大グローバル企業であるデイリーファスト社の場合はせいぜい日本の現場の声はアジア統括本部長クラスにしか届かず、ストに対してもあくまでそれ以上企業利益を損なわないための焼け石に水のような対応しか行われない。だからもう希望を捨てて逃げるしかない。
そしてあとに残された梨本や五十嵐に待ち受ける未来は恐らく明るくないことを暗示しながら、映画は終わっていきます。
主として現在の通販業界、物流業界が抱える問題を大きく扱った内容とは思いますが、それだけでなく今の社会の歪さ、社会の変革期にあってそれに乗り遅れまいと必死にしがみつき、今にも壊れそうになっている人々の姿がヒリヒリするような切実さを伴って描かれていると思いました。
面白いのにドラマ過去2作の話で本筋がややブレる
最初からテンポが良くて引き込まれました。面白い!
…と思ったのに、過去に放送されたドラマ2作(MIU404とアンナチュラル)も本作に盛り込まれ、そちらの話にもクローズアップするので話が少しブレるように思います。
MIU404は少ししか観ていませんが、アンナチュラルは好きで毎回感涙していました。この2作とも挿入時間がやや長く何回も出てくるので、本筋が3本(アンナチュラル、MIU404 、ラストマイル)あるように感じてしまい、メインの「ラストマイル」に集中しづらく感じました。私は「ラストマイル」を観にきています。
また、山崎祐が飛び降りに追い詰められるほどの背景、および心情描写がもう少しあればと感じました。
***
ここからは自分の疑問になるので、もし考察がおありになる方がいらしたら教えて頂きたいです。
①主人公エレナ(満島ひかり)は「他人がどうなろうと自分には関係ない」と発言しているのに、わざわざワシントンに山崎祐の話をしに来た見ず知らずの他人の筧まりかのために、物流を完全に止めストライキ側に付き、後々辞めることになるような大きなことをしたのはどういうことだったのでしょうか。
②エレナの「知りたいことはロッカーに書いてあったのに!」という叫びも、知りたいこととは要するになんだったのでしょうか。
③アメリカ本社は爆弾事件が起こることを知っていたようなエンディング。筧まりかは山崎祐のことを伝えるためワシントンまで来るという行動力はありましたが、エレナと話していても爆弾事件を起こすようには見えませんでした。大きな会社が、筧まりかという力を持たない1個人のことを、大事件を確実に起こすと思ってわざわざエレナを送り込んだのでしょうか。
④筧まりかがわざわざ男性の戸籍を購入した理由。
同じ性別の戸籍を購入した方がいいですよね。なにか理由は言ってましたでしょうか。
タイトルなし(ネタバレ)
資本主義の中の労働力の無力さと、それでもラストマイルを担う者として私達はどう生きるかを問うている作品。
仕事に対するプライドを各登場人物は持っていて、それにより世界が回っている。
しかし、それらのプライドはあくまで巨大資本の歯車、労働力として消費される土台の一部でしかない。
それでも、1人の自殺から導かれた事件によって巨大カンパニーを止めるストライキは起こった。
やはり社会を作っているのは現場の一人一人の労働力であり、ラストマイルを担うものが世界を回している。
巨大資本の歯車であることを知りながら、それでも自分の仕事の価値を信じ、プライドを持ち続ける大切さを描いた作品だと感じた。
内容的には、アンナチュラル、MIU404でも語られていた仕事に対するプライドが、ここでも力強く語られており、見ていて背中を押してもらえる良い作品と感じた。
また、満島ひかりの演技が素晴らしかった。
葛藤を持ちながらも、自身の正義を確固として持ち行動できる人物。また、持ち前のミステリアスな雰囲気より、作品をより深く魅せることができる存在。
満島ひかりをキャスティングしたことが、この作品の1番の成功点だったのではないか。
金にものを言わせて人を動かす皮肉のきいた作品(映適マーク無し!)
巨大資本に対しての社会問題を取り上げつつ、
この作品もとにかくでかい宣伝、広告を打ち、有名俳優をこれでもかと起用。
そしてそのおかげですみに追いやられ、観る機会を奪われた名作も数多くあるという現実。
新米記者トロッ子の方がまだシンプルでみずみずしくて良かったかなと感じた。
カッコつけすぎかなと思いましたが、それも皮肉がきいていいて良かったと思います。
(悪い意味で言っています)
もちろん映適マークは無し!(トロッ子はある)
出演者、スタッフの皆様お疲れさまでした!
特別
感動するとか、心揺さぶられる、とかそういうものはあまり感じなかった。
けど、ジワジワと心に残る何かがある作品。
アンナチュラルが大好きで、ある意味どう関わってくるのか楽しみにしていたのですが、それ程関わるわけでもなく、アンナチュラルのドラマで解剖の結果導き出したモノが、ラストマイルで起った事件の手掛かりになる、ということもない。いや、運ばれてきたご遺体が誰か分かった訳だから手掛かりにはなっていたのかなぁ、あれは。
監督や脚本を手掛けた方々が物流センターが舞台で荷物が爆発するとなれば、警察(MIU404)も動くし、ご遺体も出るからアンナチュラルのUDIラボも出せるよね、的な話になったという文章を何処かで見かけました。
まさに、そういう感じ。
不思議と感想はあるようで、ないような。(笑)
ただやはり俳優さん達の演技は秀逸で、満島ひかりって本当凄いなと感じました。
彼女が贈ったプレゼントってなんだったんだろ?と未だ考えてます。
こんな取り留めのない感想で申し訳ないのですが、ラストマイルを観に行ってからずーっと感想を考えていて思った正直な感想です。
良き映画
満島さんの演技が素晴らしかったです。
犯人のミスリードを誘う演出もなかなか楽しめました。
アンナチュラル陣のシーンとかテレビ観てない人には自然じゃないので(面白いとは思いましたが)、
その代わりに山崎がどうしてブラックフライデーを止めたかったのか、
もう少し深堀して欲しかったかも。山崎と五十嵐の関係とか。
山崎も彼女も思い詰めてしまって、可哀そうではありましたが、
復讐のために無差別テロを起こすとは、、、。
最後はあの家族と配送業の親子が助かって良かったです。
会社の為に自らを犠牲にしてはいけない、というのも
この映画のメッセージの一つと受け取りました。
ブラック企業
某ショッピングサイトと、物流の話?って最後に思ってしまった。
ドラマほぼ忘れた状態でみたけど、とくに苦に無くみれました。
ハラハラして不意打ちにドキッとしてしまった。この人犯人?死ぬの?って思ってた脇役は全然いい人で、フラグ回収もしっかり。でもどうしても最後まで解けないなぞが。それは自分達で考えてってことなのかな?なんとなくは、わかったけど、それが果たして正解なのか………誰かと語り合いたい。そんな映画。展開もよいので、眠くなりませんでした。久々にいいのに出会ったかも。
追記「死んでも止めるな」これが心に刺さってる。こんなブラック企業からは、逃げて欲しい。いま辛い思いして頑張ってる人にいいたい。大丈夫。やめてもなんとかなるから。死ぬよりましだよ。
タイトルなし(ネタバレ)
【貝塚ムービー(映画)シアター倶楽部】です!本日、《2024年8月バトル》が開催されました!バトル名は…【ラストマイル】…ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」等の演出を手掛けた塚原あゆ子監督と、脚本の野木亜紀子が再び組んだサスペンス。大手ショッピングサイトのセンター長とチームマネージャーが、協力して連続爆破事件の解決にあたる。…社会問題についても提起するような作品で有りながら主軸のサスペンス部分もしっかりしており、大変見応えのある作品でしたね!…自分が倒れても会社は動く暗喩、最後に主人公があっさりと仕事を辞める場面はあんなに頑張ったのに…と同情する一方、解放されて良かったねとも感じられたこと、また真摯に仕事に取り組む意味ってなんだろう…誰が為の仕事なんだろう等、働いている方なら必ず感じる部分が多々有りましたよね。 仕事に疲れ、精神不安定になり、自らベルトコンベアに飛び降り瀕死に。しかしながら、その目の前をベルトコンベアは止まる事無く動き続ける…予定日通りに荷物を届ける為に…。中々でしたね!良作でした!さて来月9月バトルではバトラーの皆様の前にどのような素敵なバトルが登場するのでしょうか!来月も楽しみですね!…現時点で大型台風が数日内に近畿圏内に上陸する予定です!くれぐれもお気をつけになってくださいませ!本日は大変御苦労様でした!
「なるほど」
二人の二枚目俳優の無駄遣いが残念。
朝ドラ見てるので、ハンサム(死語?)にはハンサムなりの苦悩と葛藤と、「なるほど~」の奥行きが欲しかった。
社会派とは違うなと。脚本に期待し過ぎたせいかな。
生活感も、有るようで無くて。それが狙い?
HINOMOTO製品の伏線回収。そこは、ベタでよかったなと。これは、母子と父子を演じた俳優の力だと思いました。
静かな警鐘
時々、苦手意識がある野木脚本。
それを凌駕するほどの素晴らしい作品。
光の当たらない場所へ光を当てる技量に、尊敬の念を感じます。
配送小口数の増加、物流業界の激務化、人手不足、賃金格差、社会的弱者への風当たり、等々。
社会問題、ふんだんに入れてきたー🫠
すごすぎて、溶けそう。
冒頭のカットと、ラストのカットが印象的。
この作品を鑑賞したからといって、私たちの日常が劇的に変わることはない。何も変わらないかもしれない。でも、知ることに意味はある。
そんな静かな警鐘を、
冒頭シーンとラストで魅せる潔さ。
かっこよすぎる。
かっこよすぎる作品だ。
アンナチュラル
MIU404
久しぶりに視聴したくなりました。
満島ひかり&岡田将生
満島ひかりと岡田将生の演技が、良かった。特に満島ひかりは、良い女優になったなぁ。この2人は、映画「悪人」でも絡んでいた。(満島ひかりが、岡田将生の遊ばれ女の役) 作品の役どころにもよるが、当時と比較すると、満島ひかりは、本当に成長したと思う。他にも主演級の役者さんたちが、多数出ており、各々個性を発揮していた。(石原さとみが、分からんかったけど😭) 私は、ロッカーに書いてある意味が、分からなかったことが、悔しい😭。
安いには裏があるのでご用心
通販って便利だよね。
気になった商品をポチッとしたら配送してもらえるし、中には送料負担してくれるなんて消費者の味方じゃない(´;ω;`)ウッ…
と、思ったあなた、ご用心を。
映画に出てくる羊急便と同じく長年物流の世界に携わっているから、ピッキング(倉庫で行われる摘み取り方式の作業)、固定単価(1個あたりの単価を予め契約で決めておくことにより持ち出し配達完了した個数がお給料になる)とか、専門用語がズラーって、そりゃわからないね(^_^;)
この映画で何が問題かってのは、安さが黒を生み出す根源になっていること。
度重なる物価高や、人件費の高騰だけでなく、ドライバーの人手不足と物流を取り巻く環境は厳しい、プラスαドライバーの高齢化も社会問題となっている。
買い手となるユーザーが安さを求めれば企業は安さを追求する。その結果が、1個あたりの運んだ荷物の単価は安く何百個も運ばないと商売上がったり、また販売する会社も安さを追求するがために人件費を削り、赤字を埋めるために利益をどんどん売れと圧をかける。
ポチッとする前に考えてほしい。
そのお値段は果たして適正価格かどうか。
この映画は、今の物流業界の在り方を厳しく風刺する内容になっていると思う。最後は本部の意見を聞かずに、センター長独自の判断で運送会社のストライキを解決する打開策として送料を勝手にあげたから"さようなら"なんだよ。燃料も日に日に増して値上がりしているから、送料も上げないと、ラストマイルも出来なくなっちゃうね。
ディレクターズカットあるかな
お祭り映画。乗るしかない、このビッグウェーブに。
色々ネタバレ喰らう前にと、公開早々行ってきました。
なのでうろ覚えの部分もありますが…。
野木さん脚本って感じのストーリーでしたが、なにしろアンナチュラル、MIU404も絡めなきゃいけないし、諸々の制限の中、浅く広くな感じになったのはしょうがないかなーと思いました。
ディレクターズカットとかでるかしら。
お祭りとして楽しめる人にはいいけど、他作品見てなくてこれが初見だとかなり補強が必要かなと思いました。(野木さん作品のいいところ、察して自分で気づく、余韻でそのキャラのその後を想像する、というところが、この作品では全体的に駆け足なのでちょっと初見では難しいかも…)
あと、最初の被害者のご遺体の解剖がなかなか回ってこない的な話で、テレ朝系サスペンス、刑事ドラマ見てる人にはなんとなく、あーこれは…と勘づくところあるんですが…、ものすごく気になったのが、親も亡くなり、本人植物状態の人物の家賃、誰が払ってんの…。ネタバレになるけど、途中で最初の被害者ってもしかして?と思ったけど、彼の部屋の捜索で、あー、きっと彼女が家賃払ってるんだし、もしそうだとしたら解約したりもするだろうからないか…と思ったら、やっぱりそうなの!?と…。
あの部屋は誰が家賃払ってんの?本人あの状態で関係者誰もいないのにこれからどうなるの?とどうでもいいことかもしれないけど、こういうところちゃんと納得いく説明が劇中でほしかったです。
(あったとしたら見逃してます。すみません。)
犯人は天、地、どこから、この結末を見ているのか
ラストマイル、アンナチュラル、 MIU404のドラマはどれ見たことはなかったのですが、映画のムービーを気になっていたので観てきました。
巨大流通センターという場所が舞台、爆弾が仕掛けられた、犯人探しが始まったけどなかなか進まない。
やっと見つかったと思ったら五年前から植物状態、犯人ではない、では真犯人はどこにいるのか、それがわからないのは最後になってからだけど、その過程の間でも色々な問題が浮上してくる。
爆弾を見つけるために流通を一旦止める、それは正しいことだけど、弊害も出る。
ものを買って届くのを待っている、物流というのは、それだけではない。
犯人は亡くなっていた、でも彼女は結末を自分の目で確かめることはしなかった、自分の成功すると思っていたのか、正直、そこがやりきれない。
「馬鹿なことをした」とつぶやいた彼は追い詰められて、楽になるには、これしかないと思っていたのか、残された家族、恋人のことは考えなかったのか。
仕事で追い詰められて、楽になりたい、道が、一つ、これしかないと思ってしまう。、
逃げ道が見えなかったのか、探す気力もなかったのか。
警察は犯人探しに必死になっている、流通センターは混乱、荷物を受け取る人は疑心暗鬼になって配送センター、配達する人間も必死になっている。
皆が必死になっている姿を犯人だった彼女は死んだ後、どこから見ているのか。
犯人が悪い、悪人とは単純にはいえない内容です、でも、被害にあった人もいる。
最後、犯人と爆弾は見つかった、普通は、これでめでたしで終わる筈。
でも流通、配送センターがなくなったわけではない。
亡くなった人間、去っていく人間を引き継ぐ人間はいる。
同じことを繰り返さない、事件が起きないと言えるだろうか。
ラストマイルは最後の部分、でも人が生きてる限り、途絶えることはないのだろうと思ってしまった。
どちらかのドラマの劇場版ではダメなんですか。
テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」が同一の世界観で登場するというありそうでなかった設定です。しかし、これがどっちつかずでむしろ薄味になっています。
物語としては、アメリカに本社を持つ世界最大のショッピングサイト・DAILY FAST(デイリー・ファストの物流センターから発送された荷物が爆発します。事故なのか事件なのかとなります。それに翻弄されるセンター長の舟渡エレナと部下の梨本孔が主人公となっています。自社から発送された荷物が原因とはいえ犯人に脅されているわけでもなく事件に関わっていく展開は強引に思います。あくまでも業務に支障を起こさないように会社利益を維持するが為にここまでするのかとなります。ただこのセンター長の舟渡エレナのピンチをチャンスに変える発想力、行動力というのはなるほどと思わせてくれます。
「アンナチュラル」「MIU404」の登場人物が絡むことはなく、それぞれで事件に関わっていますという程度であまり意味をなしていません。
話のベースは現代の物流システム、下請けいじめ、低所得といった問題に焦点を当ててはいますが、あまりにも露骨に訴えているので、娯楽的な要素がありません。そして爆発による緊迫感やサスペンス要素が感じられません。予算不足もあるとおもいますが、テレビドラマのスペシャル版レベルでした。
ただ満島ひかりの演技力は素晴らしいと思いました。
やはり米津玄師だよりか!
アンナチュラルはΓレモン」のヒットで後から知りアマゾンプライムで全話鑑賞miu404はテレビで3話位鑑賞このチームのファンではありません。物語は中村倫也演じるショピングサイトの運営マネージャーの自殺が物語の発端その恋人が逆恨みで商品に爆弾を仕掛け、満島ひかりと岡田将生が謎に迫る緊迫のストーリー。アンナチュラルとmiu404のキャストは顔見せ程度、観客としては物語追うよりもいつ爆弾が爆発するかとハラハラドキドキ、映画的に演出がとうとか編集がどうのこうという映画では無い(満島ひかりのアップ多すぎ)鬱病で自殺した運営マネージャーと恋人の2人をマイノリティーとして描いてるけど共感する所無く火野正平(演技なのか、素なのか怪演)がラストマイルの意味を話すけどそれも弱い。米津玄師の主題歌Γがらくた」に作者チームはダメ出し出したとか、歌は曲調と詞で分かるけど映画って難しい。米津玄師のMVがよほど共感する。軒貸して母屋乗ったられるか。
面白かった
ドラマは見ないのでクロスオーバーなども気づかず。登場人物が多いなぁと思ったらそういうことか。同軸見なくても問題なし。
火野正平はいい味。満島キャラのような物言いは苦手で阿部サダヲのようなキャラが身近でキレるくだりは共感できる。
〆の為の伏線が色々あり工夫されているけど、犯人が偽名使って自爆ってあたりはちょっと足し算が余計だったような気がする。クロスオーバーの為に必要だったのかな?ロッカーに書いてあった記号もイマイチピンと来なかった。業界人に無関係の人間にもわかるよう、大事なことなので2回言いました的な強調があってもいいかな。最後の親子も最後のために用意されてました感がちょっと変だった。
130分は少々長く感じたけど変な間延び感もなく不要な恋愛エピもなくテンポ良く進んで面白く観れた。
プロットなど基本的に王道な感じの作りだと思う。
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