ラストマイルのレビュー・感想・評価
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気になる方は観に行って下さい
最近の映画はやはり余り期待しないで観に行った方が良いのか⁉︎ だから意外に面白かった。(逆に言うと期待すると非常に残念に思う事が多々あるので)
映画の内容は、謎解きはほぼ無いのでサスペンスと言うよりドラマであった。ただ各TBSドラマのパートはほぼ別パートで短く同時進行しているだけでこの映画の登場人物達と共演する事は無かった(メインキャスト同士が)。ストーリー上その必要性はないので問題はないのだが…TBSにしてやられた感は拭えない。
しかし映画自体は面白いので気になる方は観に行っても良いのでは。
誰かのサンプル
中だるみもなく退屈しなかった。が、これの何が気に入らないのか自分自身にもよく分からない。
いかにも日本のお茶の間向け映画といった、あざとい予定調和がなんとなく嫌なのかもしれない。
なお、河川の内部にちょっとだけいたことがあるのだが、下請けには相当無茶を言う会社だ。電話で下請けの配送業者さんに何回も逆切れされた。それでももっともっと経費を削るために、最初からミニバンと台車を持ってる個人事業主に委託し始めた。現実に、当たりの強さと大変さを見てきたので、見ていていたたまれない気持ちになり、そこが視聴後の後味の悪さの一つかもしれない。キレイにまとめて欲しくなかった。むしろ社員にとってはワークライフバランスを大切にした稀に見るホワイト会社だと思う。テロを起こすならどう考えても下請けのほうだろう。
日本の河川は、形態的には独立した合同会社。企業理念は改変してあったものの確かにあんな感じの〇か条があり、他にも、内部にいたら、あの事か、とピンとくる小ネタが沢山あった。直接取材したのかもしれない。googleもそうだが日本で商売してる外資は、日本の警察や弁護士の言うことなど聞かない。
何が気に入らないのか考えてみたが
人物の描き方や演出が表層的で深みがないのが最近の民放ドラマの趨勢をそのまま具現化したかのようで、そこが一番気に喰わないのかもしれません
なんか全てのキャラクターから「私って、ひたむきな善人でしょ?」という主張が放たれているような鬱陶しさと厚かましさと、生身の人々を平均化して平均化して平均化して、できた合成人物のような、そんな万人受けを狙った当たり障りのない人物造形だと感じてしまった
まるでバラエティの再現VTRのように無難で、一人一人の人間に味がないというか
人間を描いているようで、実は、最も生身の人間から遠い、顔のない人間を描いている
臭いものに蓋をしたまま、臭いものを描こうとしている
そんな嫌悪感を抱いた
まず日本のドラマの主人公は、「好かれる人」でなくてはならない
「共感できる人」でなくてはならない
「いい人」でなくてはならない
「常識人」でなくてはならない
皆が顔色を窺いあって生きている社会、「ソツなくやってます!コンテスト」の息苦しさを映画の中でまで感じたくはなかった
だから、この映画に出てくる人は、皆、属性のサンプルになってしまってる
これは私の邪推だけど、
たとえば、脚本家さんがエレナという人物を生み出すとき、もちろん企画段階である程度の制約(こういう映画を作りたいので脚本お願いします、と注文されているから)はあって当然なのですが、その過程で、
「こういう悩みや葛藤を抱えてこういう状況にある女性を描きたい。だんだんイメージが固まってきた。うん、こういう人。名前はエレナと名付けよう」ではなく
「帰国子女で外資の女バリキャリってこんな感じかな~?」と、属性のほうから逆算してキャラを生み出し、それを「個人」としてラベリングしてまとめた成果物の名前に最終的に「エレナ」と名付けた、そんな感じがするんですね
だから繰り返しますがこの映画に出てくる人物というのは生身の人間ではなく、属性から逆算されたサンプルであると強く感じます。
「気難しくて職人肌。仕事は真面目な運送業者のおじいちゃんと、父に反感を抱きつつも尊敬しているちょっとドジな息子を用意しよう。そしてこの二人の職業意識に対する世代間対立も要素として盛り込みつつ」脚本家がテキトーにひょい、と用意した、って、そんな感じに見えるのです
実際の人間はこれまでの経験や感情を元に言葉を発します。
だから一つ一つのセリフに必ず、その人物の背負っている過去や、それによって形成されてきた価値観や人格を推察させるものがあります。
しかしこの映画に出てくる人々にはそれがないのです。
そのくせ演出で表情だけはシリアスそうな顔をしてるのです。
ガモウひろしの脚本でも、小畑健がシリアスな絵を付けたらシリアスな作品に見えるのといっしょです。
実際の人間はそんなに単純ではないので、このような描き方を見ていると、さすがに舐めていないか?と思う。
娯楽作品であり、そのあたりのリアリティを求める映画でないとは思うのです。
そして創作技法としておかしいわけでもないでしょうけど、そのサンプル感が露骨すぎるのと、度が過ぎているので、いかにも茶番に見えてしまって、鼻につくんです。
演出含めて、キャラクターのサンプル感が観客に伝わらないように設計すべきだと思います。
「外資のお姉さん」ではなく、「エレナ」という一人の人間として魅せて欲しかったです。
エンタメなんだから仕方ないとは思うし
むしろ万人受けを狙うのが正解なのかもしれないが自分には気に入らなかった
なお、問題提起や社会派作品を求めているわけではありません
また、この作品の趣旨がそういうところにあるとも思いません
まず企画を立ち上げて、それに合わせて話や演出を詰めていくのでしょうから、多くの妥協をした結果だとも思います
でも民放がオワコンなのを感じてしまった
あと満島ひかりの演じるエレナのセリフ回しや挙動がものすごく鼻につきます
正直ウザいです
女性なら独善的なウザい言動が何でも許されるという甘えを感じました
男性部下への態度もパワハラに近いもので見ていられませんでした
チューブに入ってお着換えとか、パジャマで徹夜アピールとか、可愛いとでも思ってんの?と、イライラします。おばさんのぶりっ子を見せられた男性部下のほうが反応に困るんじゃないでしょうか?
そしてこの、もはや、ヴィンテージといっていい、古色蒼然たる天然アピールの直後に
「好きでもない男と死にたくない」という、ここだけ異様に、「明確な生身の人間らしさ」が感じられる、不気味な、浮き上がった台詞が登場します。
全体として、何がしたいのかわからないエレナですが、このセリフにだけは、このキャラクターのこれまでの人生や経験、感情を推察させるものがあり、力がこもっています。
多分、脚本家は外資企業もバリキャリも帰国子女もよく知らなかったから、想像で書いた。
しかしこの恋愛セリフにだけは実体験が伴っており、気持ちを乗せる事ができた。
だから仕事シーンとの落差があってチクハグなんでしょう。
部下にそんな言い方をするのがモラル違反なのは置いといて、
これまで羊運送にパワハラを続けてきたおばさんが、急にぶりっ子を始めて「配属されてから眠れなくなった…」と独白したり、恋愛要素を出してくるのはホラーでしかありません。
エレナというキャラクターはこの変節ぶりによって、前半は「企業にとっての、いい人」後半は「労働者にとっての、いい人」両方のバッヂを獲得します。気色が悪い。
帰国子女の女上司にあんな熱意の空回りした現代版の「おしん」みたいな人、いないでしょう
本社の上司にも、あんな絵に描いたような金髪のけばけばしいおばさんや、
高慢そうなイケメン、いないでしょう
島耕作の上司かよ
要するにこの作品では旧態依然とした日本の会社を自称外資にしただけの世界が描かれていました
日本人が想像する「外資の上司ってこんな感じだよね」という・・・日本のドラマでこれまでさんざん描写されてきたパワハラ管理職をなんだか意識高い系風にしてみただけのキャラクターでした
あれを「できる女」だと思うなら痛すぎます
あと全体的に女性の登場人物の顔が気に入りません
どの人も役に合っていないと思います
そして男性の登場人物は超イケメンばかり
脚本家さんと監督さんは、もしかして女性?と思ったらやっぱりそうでした・・・
個人的には今田美桜がエレナだったら鼻につかなかったと思う。
しかし満島ひかりへの「当て書きだ」というので。本人は一度辞退したらしいがご本人の感覚のほうが私の感じ方に合っています
あと、外資=超合理的、非情、利益最優先
というイメージ、さすがに古くないか?
どっちかというと日系企業のほうが圧倒的に社員に冷たいです。
巨大外資は社員の健康も「自社の利益」に含めているため(社員に訴えられたら手間だし自殺されたら評価も株価も下がるから)むしろとってもワークライフバランスは良いです。証券と金融は知らないけど。
でも脚本家は、とにかくツンケンさせれば外資に見えると思ってるらしいので、エレナがどこまでも上滑りする。そのくせ、本社のサラという上司には人生相談などしているという設定。上司をお友達と勘違い。勝手に期待して傷つく。業務上の叱責をすぐ好き嫌いの問題にすり替える。
バイトの女子大生?外資のバリキャリどころか日本企業の勘違いした女子労働者の甘えの悪いとこばっかり出てる気がする
更にもう一つ気に入らないのが、普段から強く当たられてる運送会社の人たちが時給150円アップだっけ?その程度の賃上げで喜ぶわけがないのにみんなで万歳してて違和感あるし馬鹿にしてるのか?と思えてしまった
最後の、息子さんが爆弾を洗濯機に投げ込んで爆発を食い止めるシーンも、運送業者は汚れ仕事をするもんだよね~という意識が透けて見える気がした
そして自己犠牲の賞賛。
自己犠牲を賞賛するということは、労働問題を扱っていながら、サービス残業とか、過労死とか、賞賛しちゃうんでしょうか?
社会問題を扱ってるフリして実は配送業を見下しているようにやっぱり感じられてしまう上にこの映画に出てくる人々自体がいちばん労働搾取的なメンタルしていると思う
運送業者のオヤジさんは「仕事ってのは魂を込めてするもんだ」というようなセリフを言っていたが、魂なんか込めるから過労でうつになるんだよ。と間髪入れずに思った。しかしそれは劇中で息子も言い返していた。だから期待できるかと思ったら、洗濯機に爆弾放り込んで、捨て身になって、あれ「仕事」の一環ではないけど結局、仕事にプライド見出すんだよね、旧型の洗濯機は昭和の労働者さんの象徴でもあるよね、昭和の労働観を最終的に賛美するような形のラストはどうなんでしょうか?
強いて言えば労働搾取を「される」のはこういう意識の人なんだよという、どの登場人物も搾取されやすい特徴をたくさん備えてましたから反面教師として見ておけば予防ビデオになるかもしれません。
そしてバラエティの再現VTRのようなモブキャラ親子は何なんだ?!
「それでも、今日も、何の罪もない人々が配達を待っている。」という一つの残酷でもある現実を象徴する存在だとは思うのですが(ここでも人間ではなく象徴を描いてるのはやっぱり気に入らないけど!)
でも、モブキャラ度というか脚本家にとっての都合の良い存在度合がメーター振り切ってる。
もう「頑張る」彼らの「笑顔」から「責任感のある台詞」や「家族愛」が
こぼれてくるのを見るだけでも不愉快
これは、建売住宅の宣伝広告か?と思ってしまいます
こういうのは民放テレビ局系のドラマに多いのです
繰り返しになりますが、とにかく人物の描写が表層的で深みを一切感じないのです
最近は民放御用達の有名俳優の顔を見るだけでおぞましい思いがします(俳優さんに罪はないけど)
踊る大捜査線のほうがマシです
俳優・織田裕二からはこういう演技がしたい、という確固たるものを感じられたし、小細工しなくてもスクリーン上での存在感がありましたから。
人が一生懸命作ったものにここまでケチをつけるのもどうかと思ったが
皮肉にも、これは人を企業にとって都合よく洗脳するための映像教材かと思うような作品だった
がらくた
胸が締め付けられる思い。
現代社会を象徴された映画。
そして観て良かったとも思える映画。
エンドロールであの曲を聴いたとき、これはあの2人のどちらの視線からも同じ意味を示すのかなと感じた。
犯行に至るまでの筧からの目線と、もしも目覚めることがあって、全てを知った後の山崎からの目線。
二人とも同じ感情が生まれるような悲しい歌。
そんな歌に感じた。
この「がらくた」の解釈も含めてストーリーが完成するのでは?
白い手帳を買えるだろうか
この時代、この国で働く私たちは、自分に白い手帳を買ってあげられるだろうか。
職歴の空白に眉を顰められる時代に、誰にも何にもとらわれない自分のためだけの時間を作ることの出来ないひとは多いと思う。
2.7m/sの早歩きで向かう通勤路、通勤電車で職場へ運ばれる私たちは、あの倉庫の中の荷物と変わらない。
それでも、そのベルトコンベアから外れればそこで全てが止まってしまうことが多い。劇中の山崎のように。
義務教育が始まれば定年まで空白を許されない風潮の中で、白い手帳を買うにはそこそこの勇気がいる。
この物語の最大のメッセージは、映画の本当に一番最後、真っ黒な画面に映し出された文章の、最後の文なのだと思う。
スマホやPCの液晶でよく見かけるようになった文章だけれど、この物語を経験したあとのそれは、白い手帳を買いにいく背中をほんの少しだけ押してくれる気がする。
すぐにはレビューが書けず 観ている間はすぐにでも書けそうだったのに...
すぐにはレビューが書けず
観ている間はすぐにでも書けそうだったのに、いざ観終わったら、言葉が紡げない
シンプルに言えば面白かった!
邦画を映画館で観ることはだいぶ少ない私だが、これだけは知った時から観に行くと決めていた
予約開始を待って、早々に席を予約したほど
アンナチュラルとMIU404を観ていなくとも楽しめる
観ていたらプラスアルファで楽しめる
エレナ演じる満島ひかりさんの声がよい
とてもきれいに通る声
存在感があり、エレナの雰囲気に相乗効果
物流業界の、ではあるけれど、業界で働いていなくとも、
無関係とはいえない世界、まさに日本の現代社会
どこかに本当にありそうな、とてもリアルな物語が本作でも描かれる
便利さとその裏にあるもの
そして、いつも伝えられてくる、生きろというメッセージ
胸打たれずにいられるわけがない
そして、エンターテイメントとしても面白かった
テンポや展開、アンナチュラルとMIU404のからみ方、すべてが楽しませてくれる
中堂の「ク…」が、そのあと場面変わってから、他の人の口からこぼれ落ちるのも、わざとだよね?と思ってしまった
ラスト間近のミコトたちの解析も久しぶりでゾクゾクした
書き出すとキリがない
もう一度観たいな
最高です!
2つの作品が同じ世界線で別の事件で繋がりがあるって最高です!
2つの作品の主題歌は米津玄師さんでこの映画も米津玄師さんで最高だなと感じました。
荷物を開けたら爆発するってめっちゃ怖いことで、受け取りたくない気持ちが分かります
私もよく荷物を注文するので少し怖いなと思いました。
怪しいと思っていた舟渡さんが犯人ではなくて良かったと思ったし、行動力があるなと思い尊敬しました。
ロッカーのメッセージや恋人などが調べていくうちに分かり恋人は最初の被害者であることがとても驚きました。
ある1家の話があり何故だろうと思っていたのが最後の被害者であり、最初の方に洗濯機の話をしていたのが繋がっててすご!と思いました。
やはり登場人物の発言は物語でとても重要となることもあるので聞き逃せないと思いました。
とにかく面白い社会派
上手い。サスペンスも、謎解きも、巧みに観客を誘導して先を読ませない。
しかし、全てはある人物の手のひらで踊らされていただけと分かった時のムカつき、それに一矢報いるラスト
全ての歪みの大元に問題の核心はある
企業に都合よく解釈された「顧客第一」は社会を歪ませる(追記あり)
期待に違わず面白かったです。
野木亜希子版アベンジャーズみたいなこの映画、大きくは社会悪を扱っているんでしょう。「顧客第一」の名のもと、利潤を上げ、株価を上げることに血道を上げる企業。人を低賃金で働かせ駒のように扱う。労働者は搾取され、管理職は精神を病み、経営層は権力闘争に明け暮れる。そういう中で起きた悲劇と、それに対する復讐。
最初から最後まで緊張して見ることができました。野木さん脚本の新作ドラマもいつかまた見たい。期待しております。・・・と思っていたら次の日曜劇場は野木さん脚本のドラマだそうな。とても楽しみです。
★裏テーマ--社会に爆弾は埋め込まれてしまっている--追記
この映画では犯人の女性は最悪の選択、自死を含む無差別テロをやってしまいました。多分それは復讐としてはあまりに不条理であり合理的ではありません。爆弾を提供した従犯の男も「死刑になっても構わない」とうそぶきます。これも無茶苦茶だ。
このような心の底に暗い絶望?を抱えた、自分や他人の人生がどうなろうと構わない、何を考えているか理解できない無茶苦茶なことをやる人間。そういう人間を生み出してしまっているのも我々の社会。いわば取り除けない爆弾が存在しているという気持ちの悪さ。これもまたこの映画のテーマだったのかなと思いました。
ロッカーの消されなかった言葉
それやったら地殻変動・・・
そこに落ちたらソレジャナイ
精密機器が設置直後から動作
伏線回収するためにある伏線
燃え上がるのか爆発するのか
お前は119通報してやれよ
根性あるじゃん、あるよね。
キュルッとしてる、それな。
そんなデカいSW見つかるわ
トラスコやんけ
必要経費だとしてもケチる
キレイ過ぎて、にがわらい。
MIU、UNREAL推しなら幸福
考えないようにしないと
アンナチュラルもMIU404も普段意図的に目を逸らしていることを突きつけてくるドラマだった。これもそう。
舟渡エレナが会社の利益が最優先!みたいに振る舞ってるのも考えたらやっていけなくなるからでしょ。多分誰もがそう。搾取する側でもあり、される側でもあるから現在の日本では考えないようにしないと自分が保てなくなる。最後には彼女が見て見ぬ振りが出来なくなるのが良心的だった。
ホントの主役はWショウヘイとラストマイルを駆け抜ける配送業者の方たち。
そして私達の生活を当たり前にしてくれている全ての働く人たち。
ちょうど前日にAmazonで購入した荷物が誤配送された。Amazonのカスタマーセンターに問い合わせたら個人事業者だから再配達はできない、交換か返金するとあっさり言われた。謝罪はされたけど全然心はこもってない感じで。きっとその裏で名前も顔も知らない宅配業者の方が何かしらの罰則を受けているのかもと思ったら居た堪れない気持ちになってしまった。
生活に通販が、物流が、欠かせなくなった世の中だからこそ受け取る側ができることは「確実に受け取ること」くらいかな。
もはや止まらないベルトコンベアーのような社会を少しでもマシにするにはどうしたら良いかを考えさせる映画だったと思う。
無駄に豪華‼️
この作品は全てにおいて中途半端な作品‼️ブラック企業とその犠牲者を描く人間ドラマとしても、そんなブラック企業をやっつける勧善懲悪モノとしても、そして無差別爆弾テロのパニック映画としても‼️監督の演出力不足でもあるし、脚本の密度としてもイマイチ胸に響かないですね‼️良くも悪くもTVドラマレベル‼️警察の捜査の描写も、従業員の中に容疑者がいる中、従業員を集めて、「怪しい人見ましたか?」とか聞いてるし、爆弾の威力もすぐ横にいた人がピンピンしてるし、どんな爆弾なんだろう⁉️そしてTVドラマ「アンナチュラル」と「MIU404」と同じ世界観のため、ドラマの主役である綾野剛や星野源、石原さとみ、薬師丸ひろ子さんが出演してるわけですが、なんかまったく必然性を感じない‼️確かに豪華な顔見せとしてTVドラマのファンの方には嬉しいかもしれませんが、私みたいにTVドラマに何の愛着もない者としては、そんな無駄なギャラを払うよりは、無名の役者さんを起用して、浮いた製作費をチープな特殊効果の改善に回して欲しかったですね‼️
期待が大きすぎた感あり
大好きなドラマの世界線ですごい楽しみしてたんです!
確かに各ドラマのキャスト盛り沢山で、こういう世界観なんだよなー。ってのは、凄い分かるし、そこは良かったけど…
結局、犯人死亡で、動機も予想でしかない。
それに満島ひかりの前半の仕事優先のゴリ押し演技がちょっと…
わたしたちの物語
エレナが犯人かもしれないというミスリードを素直に信じてしまい「主人公が犯人なんて面白い!しかもこんなに早い段階でそれをバラすなんて斬新!ここから彼女を追い詰める展開になるのかな?」と思う反面、彼女を憎みたくないという感情が生まれていることに気付きました。
明るいけれど物腰はキツめで、直属の上司にいたら私ならちょっと心が折れてしまいそうな典型的な管理職。
ベタな悪役にしやすい設定ですが、現代の社会問題を取り扱うことに長けた野木亜紀子作品の登場人物がそんな単純なキャラ造詣だと拍子抜けしてしまうでしょう。
エレナが被害者(真犯人)に対して言った「可哀想だけど知らない人」この台詞がグサッと刺さったんです。
なんて酷い事を言うんだとは全く思いませんでした。何故なら私も同じ立場だったらそう考えるだろうなと思ったからです。
知らない人が亡くなっても悲しくない。遠い遠い国で戦争が起きてても悲しくない。
何故ならこの物流センターの中だけが自分の箱庭だから。
私はブルーカラーもホワイトカラーも経験があります。
肉体労働をしていた時は体力的金銭的に辛く、終わりのないマラソンをしているような感覚でした。あのままでは私も「やっちゃん」になっていたことでしょう。
中間管理職の今は責任に押し潰されそうで、全てを捨てて逃げたくなるときもあります。
自分がエレナの立場だったらと考えると、作中よりもずっと愚かな行動を起こしている気がします。
来年もブラックフライデーはあるし、本社からは今回損なった利益を上乗せした無茶な施策も打ち出されることでしょう。
そのとき、センターを任されたコウと五十嵐がどうするのか私達は分かりません。
エレナが最後、退職というかたちで逃げることができて良かった。羊急便のストが(ひとまずは)成功して良かった。
なぜなら我々もその道が残されているから。
ヤバくなったら逃げる。私は山崎ではなくエレナでありたいし、世界中で働いている人達にそう訴えている作品だと思っています。
たまらない…!!けど、、、、
最高に面白かったです。
内容を捉えるのが少し難しく、途中混乱する部分もありましたが、そんなことよりMIU404とアンナチュラル!
伊吹達の登場シーン等でかかるBGMに興奮したり…
久部くんがバイトさんから研修医さんになってて興奮したり…
もうとにかく興奮しまくりでした。
メインは満島ひかりさんや岡田将生さんなので、仕方ないと思いますが、石原さとみさんと綾野剛さん目当てで見に来た私にはもっと登場して欲しいという気持ちでいっぱいでしたね。
MIU404⇒アンナチュラル
の順番で、皆さん活躍していましたが、MIU404のターンが終わるとそれっきり全く伊吹や志摩は出てこなくなります笑
私と同じようにドラマに出ていた方々目当ての人には、少し物足りないかもしれません!
でも、内容は他の皆さんも言う通り社会問題に踏み込んだ考えさせられるお話で、とても面白いので、見て損はありません!
塚原監督x野木亜紀子脚本による最高のエンタメ作品。
『アンナチュラル』『MIU404』とのシェアードユニバース作品ということで、発表当時からずっーーと楽しみにしてた作品♪
前情報をなるべく入れずに観にいきましたので、伊吹や志摩が出てきたりミコトが出てきたりで…
わーきゃーでした。
物語が進み
中盤で、山崎 佑という人物が出てきて、中村倫也さんが演じてるんだけど…ほぼセリフなしであれだけの役を演じきり流石のひとこと。
そして…
満島ひかりの演技は
今回の日本アカデミー賞を受賞してほしいと思える迫真の演技で
特に、後半の玩具の箱を開けようとするシーンは素晴らしかったです。
アンナチュラルからずっと観てきたので、窪田正孝さん演じる医学生も今では立派な研修医さん。
「あ、結局…どうするんだろうなぁ」とか思ったり
MIUの麻生久美子さん演じる桔梗さんも西武蔵野署の署長さんだったり、前田くん演じる高校生もすっかり社会人として機捜に配属されてたりと…
なかなか時間経過によるニヤリな展開にも目が離せなくて
伊吹と志摩のコンビが
メロンパン屋偽装公用車から普通の覆面パトカーに変わってたのもニヤリ。
大倉さんと酒匂さんのコンビ。
Wしょうへいコンビ。
ある種のバディものでもあったなぁ〜と
それを、緻密な脚本で畳み掛けるので、一瞬でも見逃すとボタンの掛け違いの如く無意味なツッコミが噴出するという、なんともスマートな罠に満ち溢れた作品。
噛めば噛むほどにいろんな味が染みてくるが…
途中で止めると、美味しいまでいかないという人も続出しかねない
なんとも、危ういといえば危うい作品だと思いました。
前2作の『アンナチュラル』『MIU404』を観なくても楽しめるのは楽しめるけど…
なんていうか…それはあくまで詭弁であって
ハッキリ言わせてもらうと
『アンナチュラル』も『MIU404』を観ずに本作品を鑑賞するのは、白飯だけをオカズも何も無しで食べるようなもんだと思います。(大倉さんに「例えヘタクソですか?」って言われそうですが…)
まぁ…ネタバレ感想なので
もう、すでに観賞してる方が読んでると思うので今さらですが
アンナチュラルとMIU404を全話観てからラストマイルを観にいってほしいものですね。
井浦さん演じる中堂さんの心理描写もアンナチュラル後の中堂さんなんだねと…そこだけでも感動できます。そもそも…
冒頭の「西武蔵野行き」のバスを見た時点で西武蔵野署が出てくる!と思えるとこから、大倉さんの顔が脳内でチラチラするのは、観てるからこそなんです。
そういう体験って
映画館ならではだと思うんですよね。
ホームシアターでもいいですが…
いろんな地域からバスや電車を使っていろんな思いのある人達とこの映画館のスクリーンの前で同じ作品を堪能するエネルギーの共有、交感は…
ホントに映画館ならではなので
ぜひ!ドラマ2作品を観賞してから観に行って欲しいですね〜♪
中間管理職は大変って映画?
もっとスリルショックサスペンションを想像してたけどおとなしめ。
しかし、脚本家と監督を見れば想像できたことだよね。
アンナチュラル4話の過重労働の話を思い出した。
エンドロール後に心の悩みや問題はひとりで抱え込まず自治体や相談〜
出たのが全てを語ってる。
犯人は彼氏の復讐じゃないよ。
彼氏が体を張って訴えたかったことを、
さらに命をかけて訴えたんだよね?
それをちゃんと推理してたどり着いてくれる人がいてよかった。
ただの復讐したい人にならなくてよかった。
伊吹志摩出てきたときのBGM合わせ『でた〜〜』感が凄かった
アンナチュラルは6年ぶりの結成なの?ほえ〜。
多少の不快感と疑問、後味の悪さが残る
アンナチュラル、MIU404共に何周も観ました。
ですから、今回そのキャラが出てくると聞いて、珍しく公開初日に都合をつけて映画館まで行きました。
結論から言うと、第一印象は
「期待しすぎた?私の感性が乏しいだけ?」
でした。
まず、主人公のエレナのコウや取引先に対する態度が不快。傍若無人というか、海外かぶれっぽいのが鼻につく。後に精神を病んだ過去があり、それなりの信念を持っていることも触れられるが、それで帳消しにならないくらい主人公としての印象が悪い。
福岡?から来たと言っていたが、その仕事ぶりと「時差ボケ」発言から本国から来た何者かなんだろうな、という所までは最初の段階で予測できた。
また、運送業の軽視に対する問題提起をしたかったようだが、「華麗に事件を解決していく痛快なエンタメを観るつもり」で行くと重すぎる。
もちろん、現状がよく分かるし、宅配サービスやECサイトをよく利用する身として感情移入できる部分は多くあった。(羊急便の親子など)
しかし、あそこまで全面的に押し出されてしまうと、あまりにも罪悪感が勝ってエンタメとして楽しめなくなってしまう気がした。特に感動して涙する訳でもないので、こちらの感情が報われないというか特段ポジティブな感情が残らない。
そこまで意図して公開されているのであれば、製作陣のねらい通り。だが、観る側としては心して欲しい。まあまあ重いし、華麗に事件が解決されていく訳ではないので。
そして、散々予告されていた過去ドラマのキャラクター。予想はしていたが、案の定ほとんど出ない。本筋には絡まない。
シェアードユニバースの名の通り、同じ世界線にいる というだけ。ここに関しては、個人的には数年ぶりにキャラクターを見られるだけで満足だった。
特に、ドラマ1話では初動捜査の際に志摩の手袋を片方借りていた伊吹が、今回はちゃんと持参していた所成長を感じた。
「手袋、ある?」「(ガサゴソ)、、、ある!」
のやり取りさえ尊かった。なんなら、映画の中で1番好きなシーンと言っても過言ではない。
また、「クソ」と言わない契約をした中堂系が、
「クっ、、、」と「く」で始まる言葉を探し、それをUDIのメンバーがいじるシーンでも、ドラマ以降の日常が描かれていた。
これも、「あのキャラ達ががっつりタッグを組んで捜査するんだ!」と思っていくと物足りなくなると思う。ドラマキャラ達のその後を「垣間見せてもらう」くらいのつもりがちょうど良いと思う。刑事コンビは大活躍だった。
全体として、主人公コンビ?に感情移入できなかったのと、想定以上に重い社会風刺、特にパッとしない犯人とトリックに肩透かしを喰らった印象。少しでもスクリーンでアンナチュラルやMIUのキャラに会いたい人は映画館に行けばいい。そうでなければ地上波/サブスク解禁してからでも良かったかな。
面白いが納得は出来ない。
物流オペレーションの描写はわかりやすく、全体的にスピード感や緊迫感があり、それらは良かった。その意味では面白い。一方で、テーマと犯人の行動、テーマと主人公の言動がきちんと連動していない。
テーマは、物流の過重労働・低賃金・下請けイジメ・本社の隠蔽体質といったところか。あとは、舟戸エレナ(満島ひかり)の本社キャリアをベースとした新たなチャレンジと警察を超えた推理力か。
ところが、犯人の復讐と無差別テロが、大事なテーマに上手く結びつかない。犯人像をテロ集団に単純化したくなかったのはわかるが、自死を試みた従業員の恋人が出来る犯罪ではない。
本社から来た舟戸エレナが組織・業務課題を劇的に革新するわけでもなく、数日間で自社に多大な損失を齎して辞めた。彼女のこの着任への心持ちを察すると、そんな選択は合理性が無さすぎて不自然だ。
ラストマイルの過酷な労働と理不尽な低賃金については僅かな賃上げで、また物流センターの過重労働と自死未遂は会社の多額の補償損失で、それぞれ報われた?あるいは徒労感で終わりたかった?
繰り返し示された物流課題の根の深さと、舟戸エレナの一仕事やり切って颯爽と次のキャリアを目指す姿や、ラストマイルの疲弊した運送業者による人命救助のヒーロー感が、全く噛み合わない。
納得がいくストーリーではない。
得体の知れない気持ち悪さ😑
何なんでしょうね🙄
悪くはない、悪くはないんですが、何故か奥歯に物が挟まったというか、得体のしれない気持ち悪さが😓
アンナチュラル、MIU404が出て来て、すげえなって思う反面、何かよく分からない気持ち悪さも🤔
たくさんの主役級が脇役に回っていることに対する心の準備ができていなかったのもある🤣
ディーンさん、最初が心象悪いという事は、最後には改心して…の展開にもならなかった、何かよく分からない気持ち悪さも🤔
犯人も分かったような分からないような、何かよく分からない気持ち悪さも🤔
2時間ドラマ大好き人間の私めからすると、犯人役、もしくは曰くありげな事件関係者が鉄板の金井勇太がどこにいたっけ?ってなったのも違和感を感じた理由かも🤣
ロッカーのあの言葉の意味も実は未だによく分かっておらず、一人だけ置いてきぼりを食らった感のある、何かよく分からない気持ち悪さも🤔
だから、中村倫也がああなった理由も実はよく分かっておらず😭
犯人は複数って事?
結局、あの言葉の意味は何?
鑑賞動機:予告7割、野木亜紀子氏3割
『アンナチュラル』は全くみていない。『MIU404』は後半は観た。どちらも重要ポイントで見せ場があったので、ファンは嬉しいだろう。麻生久美子さん、素敵です。
プライベートではあの超巨大企業を含めほぼECを使わないけど、そもそも私の消費行動=嗜好=思考に口出ししようなんて100万年早い、と思ってしまうのでね。
仕事では送料や配達までの日数がジリジリ上昇しているのを嫌というほど実感しているし、この1年くらいは物流業界の問題を目にすることも多かった。
多人数多視点ながらそれぞれの人物をうまく印象づけつつ、サスペンスを随所に組み込んで、さらにストーリーの捻りを仕込んでくる。あそこに収斂していく手際とか。予告で印象的だったあのセリフが、本編ではある意味余計に効いてくるとかね。いやあ、いいようにもてあそばれた。『ノマドランド』や『家族を想うとき』、あるいは『私たちの声』なんかも脳裏をよぎる。そしてある意味観客自身を見せつけるという点では『トゥルーマン・ショー』的でもある。
満島ひかりはほん…ああっ!? 「時差ボケ」って今気づいた…。もっとバンバンスクリーンで観たい人。岡田将生はいい役者になったなあ。
根性というか執念なのだろうけど、でもやはりそんな根性いらない。爆弾マニアって自己承認欲求の塊だよなあ。爆発は成果発表会みたいな。私の作品/子供見て→って感じ。_
エンドクレジットは注意して見てたつもりだけど、某世界的企業は各種協力会社の中には名前はなかったと思う。
塚原あゆ子監督ね…よし覚えた。
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