ラストマイルのレビュー・感想・評価
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期待していた通りの映画
「アンナチュラル」は見てたけど「MIU404」は見てない、ライト視聴者です。
畳み掛ける会話劇と、凄惨な事件の複数発生、大量の伏線と怒涛の回収。
期待していた通りで、面白かったです。
ツッコミ所は勿論あるし、情報処理が追いつかないところ、聞き取りきれないところ、たくさんありました。各ドラマのキャラを総出演させることで散漫になってる感も。
でもそのあたりも世界観の一部として捉えられたし、最後まで予想がなかなかつかない展開で飽きさせないのがさすがです。
また、ブルドーザーのように仕事するエレナさんは、こちらも観ていて気持ちが良かった!登場人物みんな魅力的。だからこそ無理してドラマキャラを登場させずに映画の人物をもっと観たかったな〜とも思いますが、このあたりはファンサービスなのだろうし、しょうがないか。笑
生活を支える流通の大切さにもまた改めて気付かされ、配送業者の皆様のありがたみを実感。再配達などでお手間をかけないよう、気を付けます!
痛烈なAmazon批判に脱帽!
「アンナチュラル」と「MIU404」いずれも観ておりませんが、
予告を観て面白そうだったので鑑賞しました。
舞台はAmazonの配送センターだろ!というくらいにおそらく酷似している会社
なのですが、実にリアルと言いましょうか、
アカデミー賞受賞作品『ノマドランド』の主人公が働いていたAmazonを思い浮かべてしまったので
きっとああいう感じなのでしょうね。Amazon。
連続爆破事件の導入からグイグイ引き込まれまして、
前半から伏線がはられまくりながら、コンフリクトも次から次に発生しつつ、
伏線がきれいに回収されていくという、なんとも気持ちの良い作品なんですね。
やはり脚本の野木亜紀子さんの手腕が光っているのだと思います。
お見事です。
それに加えて、豪華な俳優陣。このキャストはすごすぎますね。滅多に見られないキャスト陣に驚きです。
主演の満島ひかり、岡田将生はもちろん、しょうへい親子の火野正平と宇野祥平、酒匂芳と大倉孝二の刑事コンビ、
そして阿部サダヲ。もちろんユニバース作品の主役級登場人物も素晴らしいのですが、
特に名前をあげさせていただいた役者陣が素晴らしかったですね。
128分の長編でありながら、全然飽きることがなく、むしろあっという間にラストを迎えるくらいに
見どころの連続でした。
今、ここまでの完成度の映画はなかなかないです。
ここ最近はハリウッドが頑張っている印象だったのですが、なんの邦画も素晴らしいですよね。誇らしいです。
そして、Amazonを批判しまくる姿勢も、私としては好感が持てました。
Amazonのみならず運送会社の待遇等もですね。
運送会社のみなさんへの感謝の念が絶えない作品でもあります。
久々に邦画の会心の作品を鑑賞できた気がします。
劇場もレイトショーで80%強の埋まり具合で、劇場に活気を呼ぶ作品でもありますので
多くの方に劇場で鑑賞いただけるとうれしいですね。
普段映画館に来なさそうな人がたくさんいましたけれど、みんな映画に釘付けだったため
マナーはとてもよかったですね^^
満島ひかりのクールな感じが好きだし、こういう岡田将生もまた新鮮で好きですね。
え!あれ!豪華すぎでしょ…でも好き(追記)
「アンナチュラル」「MIU404」大好きな作品です。続編でなく合作とは… え!凄い。ラストマイルの主演俳優さんも脇を固めた俳優さんも素敵でした。あれ!あの学生さんだったよね?アンナチュラル・MIU404からも登場してました。最初の爆破の伏線が悲しい。解剖された俳優さん個人的に大好きなので。隊長も好きです。とにかく、あの尺で豪華俳優人が繋がったな~と。伊吹は予言者でしたね。俺の生命線はながい
(ドラマの生命線!)ラストマイル作品内容は是非劇場で!リアル世界では配達の方へリスペクト!
>こんなに早いオカワリ鑑賞は、わたしの幸せな結婚依頼です。満島さん、岡田さん、最高です。本当に!
しかし‼️ますますアンナチュラル・MIU404の続編欲望がますばかり。∞ループに落ちていく。
なかなか見ごたえがあった満島ひかり
日本頑張れ!日本人頑張れ!
タイトルは私が思う、この作品のテーマ
(あえてパンフも読まずに書いているので間違っていたらとても恥ずかしい)
きっと予算的にはネトフリとかに全然及ばないだろう。それでもこれだけの大作を作れるクリエーターが日本にいてくれることがとてもうれしい。
あえて端的に言うなら「強く心に残る映画」、名作です。
野木脚本は今の日本の現状、とくに労働問題について正面から問題提起している。そして物流業界と某巨大外資ショッピングサイトについて相当しっかり取材し、何が問題なのかを強烈に訴えてくる。
彼女の脚本は予定調和を嫌い、無知を嫌い、人間を丁寧に描く。さらに「どうせこの先こんな感じの話なんでしょ」と安易なストーリーにはならない。先が読めないから上映中ずっと緊張し続けることができる脚本は少ない。そして、決して説教くさくならずエンタメとしてちゃんと成立し、物語の本質的なテーマが絶対にブレない。だから原作モノであってもファンを裏切らない。
テーマが重くてもエンタメとして成立しているのは塚原監督の技量も非常に大きい。テンポよくスタイリッシュでありながら、劇中音楽を含めてドラマの盛り上げ方がとにかく上手い。
個人的には異様なまでのリアルな描写(爆破シーンのけが、例の男性の大量出血シーン、焼死体の消し炭感)に手を抜かない。そこに「しっかり現実として感じろ」と言う強いメッセージを感じる。
そしてそして、彼女たちの能力をフルに発揮する場所を提供するプロデューサー、本当に素晴らしい。
岡田将生、満島ひかりの魅力が存分に描かれた本筋のストーリーも素晴らしい!出てくる役者が全員とても魅力的に見えるのもこの制作陣の作品の特徴でしょう。
アンナチュラル組もMIU404組もどちらもドラマの終了後もしっかりそこで生きていると思わせてくれる。
これが下手な作品だと過去が無い人間がいきなりその舞台に立つ。キャラクター造形の深さが全然違う。
映画もアンナチュラルやMIU404と同様、決して甘く終わらない。現実はとてつもなく残酷で弱者に厳しい。それでも、私たちが少しずつ「なにか」をすることで、自分の周りが、会社が、社会が、日本が変わってくれるのではないか、と信じたくなる見事なエンディングだった。
あとなにげに爆発のCG良かったです。あれがチープだとドラマ自体がチープになってしまうので。
強いて言えば404組の活躍がもう少しだけ欲しかった。
あでも大倉
でもまさか彼が新しいメンバーになってるなんて(笑)
情報量が多くてテンポも早いけど特に前半部分は集中して見て!
塚原監督、野木脚本、新井プロデューサーのタッグはやはり最高だなと改めて感じた。
無駄なシーンがなく2時間があっという間で、ハラハラドキドキ、クスッと笑えるシーンもあるけれど、見た後は色々考えさせられるものがあった。
ネットで日々欲望のままに特に何も考えずにポチっている身としてはまるで他人事とは思えなかった。
あのロッカーの文字について分かりやすい答えは描かれていなくて、人によって様々な受け取り方があるだろうし、他の方の考えも知りたくなった。
数箇所サプライズがあったが、途中で出てくるバイク便ドライバーに是非注目して欲しい、、
MIU404チームもアンナチュラルチームもお話の中で違和感なく出てくるのでドラマを見ていなくても全く問題ないと思った。(俳優が豪華すぎるのが違和感かもしれないが笑)
懐かしのメンバーが登場するシーンはやはり興奮してしまってその辺りの物語の内容が入ってこなかったので注意(?)伊吹のあの言葉をもう一度聞けたのが嬉しかった、、
火野正平さんと宇野祥平さんの親子は裏の主役という感じでとても良かった。
満島ひかりさんのお芝居には改めて感動したし、岡田将生さんのラストの表情はとても印象に残っている。
是非多くの人に見てほしい作品である。
細部までこだわりが感じられた本寸法のエンタメ作品
監督・塚原あゆ子、脚本・野木亜紀子のタッグでTBSで制作されたドラマ、「アンナチュラル」と「MIU404」と同一世界線で繰り広げられるサスペンスでした。Amazonを模したアメリカ資本の超大手ショッピングサイト”DAILY FAST”社を舞台に、宅配荷物に仕掛けられた爆弾が次々と爆発し、それを一体誰が仕掛けたのかを探っていくサスペンスでした。予告編を観た限り、DAILY FASTに勤務する舟渡エレナ(満島ひかり)の様子から、Amazon的な搾取&独占システムを100%礼賛する胸糞悪い作品だとばかり思っていましたが、全くそんなことはなく、むしろそうしたAmazon的構造をきちんと描きつつ、フェアなスタイルで謎の解明を進めていく本寸法のサスペンス的な面白さもあり、非常に楽しめる一作でした。
満島ひかりと岡田将生という2人の主演に加えて、「アンナチュラル」と「MIU404」の出演者たちも登場し、キャストも豪華絢爛。元々ドラマ自体は観ていませんでしたが、本作に合わせて配信で観たら、こちらはこちらでとても楽しい作品でした。特に「MIU404」の綾野剛は、「地面師たち」で披露した不気味な役柄とは全く異なり、野木亜紀子脚本の「カラオケ行こ!」で魅せたユーモアたっぷりかつハイテンションなキャラクターで、本作的には脇ではありましあが、作品全体を明るく楽しくしていたように感じました。
また、ストーリー本体とは直接関係のない部分も上手に創りこまれていました。米津玄師が唄う主題歌が「がらくた」という題名で、Amazonはじめ通販サイトで売ってるものの大半が「がらくた」なんじゃないかと言ってる気もしたし、最後の爆弾から被害を防いだのが、倒産した日本の電機メーカー”HINOMOTO”=”日の本”の洗濯機だったりと、音楽から小道具に至るまで非常に良く考えられたお話になっていました。
今月は「ツイスターズ」や「フォールガイ」など、ハリウッドの本寸法エンタメ作品が面白かったですが、日本の本寸法エンタメ作品である本作も非常に面白く、幸せな8月でした!!
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
王道エンタメ
MIUはリアタイしてだけど、見逃していたアンナチュラルは先週末しっかり事前に見てからの鑑賞。
ストーリー的にはこれらは繋がってないので予習なしでも全然大丈夫だった。(でも小ネタでふふふってなれる!)
見せ場もいくつもあり手に汗握る王道エンタメだけど、作り手の伝えたいメッセージがシンプルにしっかり伝わる作品。
とにかく満島ひかりが素晴らしい。最初はエレナさんのキャラが意味不明で不安になったけど、心配無用だった(笑)
岡田将生は星航一みが全くなくてびっくりするくらいだった。この物語の観客の視点は岡田くんかな?彼の安心感半端ない。
ラストが正しく理解できてるか自信がないんだけど、大丈夫かな?私…しばらく考察の日々が続くと思う(笑)
追記。劇伴がとってもよかった!
止めませんよ
様々な世代に響く
TBS渾身のお祭り映画
ポチッとクリックした荷物が届くまでの日常とサスペンスの見事な融合です
見事に構成された作品で、終始スクリーンに魅せられた映画でした。
非常にテンポ良く進む展開で、途中分かりづらいところが無い訳では無いですが、劇中で何故?と思った疑問点も最後はなるほどそうだったのかと回収されました。
今や日常生活の中で欠かせなくなったネット通販とそれを支える宅配業者を描いているので、非常に身近な問題でも有りますね。
ロッカーの扉の裏に書かれた謎の数字は何?
数値化された巨大物流倉庫の中で心病みベルトコンベアに落ちた人間がいてもベルトコンベアは止まらないのです。数字を落とすなと利益を追求する企業姿勢とその中で埋没して行く人の心の描き方は秀逸でした。
そしてその物流倉庫の混乱のあおりを受ける宅配業で働く人たちの心情もまた見事に描かれていました。
爆弾入りの荷物にすり替わるトリックは理解はしましたが、一人であんなに上手く行くのかなとちょっと不思議でした。
満島ひかりさん演じたセンター長・舟渡エレナの少しミステリアスな影を残した演技が良かったですね。この役彼女がピッタリだったのではないでしょうか。岡田将生くんの真実を追求する臨場感ある演技も素晴らしかった。アンナチュラルチーム、MIU404チームも加わっての豪華キャストも良かったですが、やはり阿部サダヲさんは存在感溢れる演技を見せてくれました。
安藤玉恵さん演じた母と娘二人の母子家庭がどこで物語に繋がるのかと思っていましたが、なるほどそう言うことだったのですね。
hinomoto製品の伏線もここで見事に回収されました。
ラストマイルとはお客様に荷物を届ける最後の区間を言うのですね。初めて知りましたが、注文を受けてから荷物が届く最後の大切な区間ですね。
現代社会の問題点とミステリーを上手く融和させ、改めてその問題について考えさせてくれる作品でした。
いい映画を見ました
まさに今の問題❢
物欲の闇
地方都市の郊外のイオンシネマ、平日午前10時台でしたが、ほぼ満席でした。人が多いのが嫌なのでいつもこの時間帯を狙うのですが、平日午前でこんなに観客の多い映画はなかなか見ないです、ミステリと言う勿れ以来かな。やはりファンの多いシリーズなんだと実感。
野木脚本、相変わらず洒脱なセリフと鮮やかな伏線回収。塚原演出も相変わらずオシャレでスリリング。本当に息つく間もない展開で、何度も手に汗握り、息を呑みました。
あらゆる社会の闇、見て見ぬフリされがちな社会問題を扱ってきたアンナチュラルMIU404シリーズですが、今回は物流の闇という社会問題がテーマでした。そこを突いてきたかあと。相変わらず現代社会へのアンテナが鋭い。
私事ですが、某通販サイトの超ヘビーユーザーです。個人事業の在宅ワークで子供も小さく、特に大きなもの重たいもの買い物は大変なので、毎週1、2回は何かしら届きます。本当に本当にお世話になっていますし、必要なものがすぐに届く通販サイトにも、届けてくださる宅配業者の方々にも、心から感謝しています。
だからこそ、誰かが搾取されたり忙殺されたりしている現状は心苦しいです。少しくらい高くなっても遅くなってもいいから、誰かに過重な負担のかからないようなシステムになってほしい。
阿部サダヲの集配センター長が可哀想で辛かった…
あと火野正平さんの演技がもう本当に本当に素晴らしかった。もはや演技とは言えないくらい自然すぎる演技。いつも淡々としている父親が息子の危機に慌て取り乱す鬼気迫る姿、誇りを持って職人のように日々仕事をこなし『俺たちが奇跡おこしてんだ』…しびれたー!
そして満島ひかりさんの演技はやはり素晴らしい。目の演技、些細な表情に引き込まれました。塚原・野木作品で見られてよかった!
あとはやはりドラマシリーズからのファンとして嬉しいキャラがたくさん出てきました。
前田旺志郎くん、「まあ大人になって! そうか〜その仕事を選んだのか!」
窪田正孝さん、「頑張ってるじゃないか〜うんうん格好いいよ!」
竜星涼さん、「相変わらず胡散臭いねえ…笑」
などなど、楽しかったです。
素晴らしい鑑賞体験でしたが、ひとつだけ気になったこと。メディカル便って1日2日遅れただけであんなに医療現場パニックになるの?というところ。あれが本当なら困るな…医療器具や医薬品は多めにストックしといて余裕持って発注してくれよ…と思ってしまいました笑
アンナチュラルとMIU404は見て面白いなーと感じた程度のヨイショ!じゃない人間の感想です
1回観ただけの感想として、取りこぼしている情報が多い気がする。別に ぼーっと見ていたわけではないんだけど、情報を処理している間に新しい情報が来るので咀嚼しきれない感じ。テンポがいい!ということなんだけど私には処理しきれず。。
私の飲み込みの遅さのせいなので、全てを理解できれば後々の評価は☆5になると思う。
フィクションだというのはわかっているけど、作中で爆発するたびに苦い表情になっていった。今作は日本の大規模出荷センターとそれに伴う過重労働が舞台というのもあり、余計に現実感が増すから苦しく感じたのかもしれない。
でも、アンナチュラルやMIU404のメンバーありきの作品だと感じた。彼らを登場させずに、新規キャラで補うとしても薄いかな。この2作と並べられるほどおもしろいのか?と言われたら自分はう〜んという感じ。
それでも例の暗号とそれに伴う事件の光景、その直後の光景と表情は脳裏に焼き付いている。
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