ラストマイルのレビュー・感想・評価
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映画としてはイマイチ
TBS地上波の「アンナチュラル」「MIU404」と同じ製作メンバーで両作品と同じ世界軸での劇場版。主題歌は3作品とも米津玄師で「Lemon」「感電」「がらくた」。この映画にも「アンナチュラル」「MIU404」の登場人物が出演。人気連ドラのスピンオフ作品ですね。ということで、何かと話題の映画
話題なだけあって新宿あたりの映画館は軒並み売り切れなのでご近所豊島園へ。夏休みとはいえお盆明けの平日午前中で7割席が埋まってるのは大したもん。少なくとも1週目~2週目の興行成績は良いものになるんじゃなかろか。
中身は.......ちょっとなぁ、Amazonっぽい巨大ショッピングサイトの配送物に爆発物がしかけられ、残りの爆発物・犯人・動機を捜査する......のは良いんだけど、下請け配送業者の酷使みたいな問題を情緒的に扱いすぎてピントがぼやけた印象。色々不自然な設定もあって、地上波TVならともかく劇場版でこれはやや手抜き感。
「映画『ラストマイル』と僕の“疎外労働”体験」
物流業界の闇を描いたサスペンスだが、そこに浮かび上がるのは“新自由主義が生み出した労働の現場”だった。
ラストワンマイル——最後の配達工程。受け手からすれば当たり前の便利さだが、その裏で「迅速」「丁寧」「安価」を求められる労働者たちは、常に疲弊し、すり減っていく。
これはかつて僕自身が経験した「疎外労働」の構造と重なる。小売店を継ぎ、フランチャイズ本部との軋轢の中で自由も尊厳も奪われていった。あの時、自分がまるで“顔のない労働力”に変わっていくような感覚があった。
マルクスの言葉を借りれば、それは「自分の労働と自己に対する疎外(疎外労働)」。何のために働いているのか、誰のためなのかも見えなくなっていく。映画の中でも、システムや企業は責任を個人に押し付け、「便利さ」だけが正義になっていた。
これはエンタメ映画ではあるけれど、“僕たちが日々無意識に享受している便利さの裏側”を鋭く突きつけてくる。労働とは何か、正義とは誰のものか。観終わったあと、そんな問いが静かに残った。
これをAmazonが配信するの?
巨大物流システムを題材に
誰もがAmazonを想像するであろう巨大な物流倉庫とその配送システムを舞台に、爆弾が混入されるという事件の解決に向け、それに関わる人々を群像劇として描いた映画。
事件推理とかパニック映画的な側面もある。けれど、映画の特徴としては、なんと言っても超巨大な物流システムの仕組みや、それを支える人々(ノルマを徹底管理された(死んでも止めることは許されない)倉庫の社員から、出荷される荷物を運ぶ下請けの配送業者、そして最後の末端(ラストマイル)の配送ドライバーまで)を描き、問題提起をしている点だと思う。
「カスタマーファースト」の言葉と表裏一体の利益優先のアメリカ巨大IT企業、それに翻弄され辛酸を舐める人、建前や矛盾を抱え込みながらも、それが人々の生活を支えているという現実。
Amazonをヘビーユーズしている我が身を振り返ると、決して他人事とは思えない(でも本当に便利なんだよな)。
ストーリーとして、少し筋が追いにくく難しいと感じる部分があったけど、よくできた脚本だったと思う。
満島ひかりは、超優秀な外資系社員(でも秘密やどこか不安定な感情を抱えている)という役によくハマっていました。
ブラックなフライデー
邦画にしては悪くはなかった
良質な2時間ドラマのような。
ドラマ「アンナチュラル」と「MIU 404」とコラボしているようで...
ロッカー
思いがけず火野正平さんに出会えた
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