ラストマイルのレビュー・感想・評価
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物流業界
頑張る全ての人の心にそっと寄り添う作品。
この作品の登場人物の誰しもが、自分の仕事を誠実に頑張っていて、それでも歪みが生まれてしまう。
豊かさや便利さの一方で歪みが溜まっていく。その歪みの罪は全ての人がほんの少しずつ負っている。かといって豊かさや便利さの中にはそれぞれの生活や生命、喜びや笑顔がある…
という現代社会の縮図を、いっっさい言葉に出さずに伝えてくる脚本力、演出力、演技力に脱帽の2時間でした。
安直なクレーマーなどの存在を一切出さずに、社会問題を描ききる天才・野木亜紀子の世界をコレでもかと味合わせていただきました。
野木先生はきっと世界の人全てを愛し、困っているときには手を差し伸べたいと思い、それでもどうにもならない現実に怒りながらも、自分のできる仕事をし、伝えられることを粛々と伝える。
エンドロール後の一文に、そんな製作陣の愛の深さを見たような気がしました。
もちろん、アンナチュラル、MIU404の世界と地続きのためクスリと笑える部分もあり、続編的にも楽しめました。それ以外の役者さんもみんな良い!ここからさらにスピンオフが見たいくらい!
地上波放送になってからテレビでながら見するにはもったいない作品、映画館でしっかりお金払ってみる価値のある映画と思います。
ドラマ「アンナチュラル」第1話の20分と「MIU404」」第1話の...
オールスター戦!
いっせーのせで、やめようぜ!
面白かったです!
3日前から、アンナチュラルとMIU404全部観てから映画館に直行しました!
2つともめちゃくちゃ面白い!!
休みなく観てしまったので、頭痛くなって、どの事件がどっちのドラマかも、もはやよくわからん状態になってしまったので、映画ちゃんと理解できてないかも…
どんな社会問題を取り上げてくれるんかな〜と思ってたら、まさかの物流!そのテーマエンタメにするとか見たことないので良かったです。
爆弾もハラハラドキドキ。全然いいんですが踊る大捜査線とかコナンとか、事件物の映画化って爆弾好きですよね。
ホワイトカラー、ブルーカラー
広がる格差、止まれない資本主義。
まさにその世界のベルトコンベアーに乗っかっちゃってる自分。。この社会構造にこそ時限爆弾は仕掛けられとるということか…と知った口をききたくなりました。
ただ、ロッカーのメッセージ、僕は意味を捉えきれてるのか不安…
恐ろしい程のリアリティ、震え上がる程の面白さ。
ド平日に地方の劇場でレイトショーにて鑑賞しました。公開から二週間近く経過している割にはそこそこの客数でした。
結論から言うと、とても満足できました。
クライムサスペンスというジャンルは普段観ないのですが、そんな初心者でも楽しめるハードルの低さを確保しつつ、レベルの高い伏線を含む高度な脚本に脱帽しました。
個人的注目ポイントは、ただのサスペンスではなく生々しい大企業の汚さや物流業の闇に迫る池井戸潤作品のようなスペクタクルを感じられる点ですかね、お陰でとても見応えがありました!
最大の見所はラストの緊迫感のあるシーンですね、久々に映画鑑賞中に心拍数が跳ね上がるのを感じました。爆発のシーンも大迫力で、カメラワークも全体的に見応えがあるので「映画館で観てよかった!」と思える映画ですね。
あと、ドラマ2本と同じ世界線で描かれる「シェアードユニバースムービー」と売り出されてる点に関してですが、該当作品を観てなくても全く問題ないと思います、出番自体かなりあっさりでした。ただ、少ない出番のなかでもしっかりと活躍してるので、ドラマファンならちゃんと嬉いんじゃないかなと思います(私は2本とも未視聴)。
総評、とにかく現実的で見応えのある映画でした。個人的な話をすると、某大企業の物流倉庫で派遣として働いたことがあるのですが、ホントにまんまというか解像度が高くて作品に没入出来ました。
こういう生々しい作風が邦画の得意分野なのかなあ、(ただの好みかも知れないけど)と思いました。
P.S.本作と同じ世界線と銘打たれている「アンナチュラル」と「MIU404」ですが、どちらもU-NEXTで視聴可能みたいなので観てみようと思います。この映画と同じ製作陣なら期待出来そう、楽しみです。
ごめんなさい 良さが分からなかったです
現実とフィクションの差とは?
やるならもっと。
映画まで何マイル?
冒頭、火野正平が車に乗ってる事に軽い衝撃を受けて始まる本作だが(自転車じゃないんだ・・・)、この映画の面白さは、一見不真面目に見えて、実はキレ者の策士という満島ひかり演じる主人公のキャラにあるのだが、と言うかそれしかないと言ったほうが正確かも。
そういった点から、警察の捜査のシーンがほぼいらないし、まして検視のシーンなど無いほうが良いまで言える。
満島ひかり、岡田将生、阿部サダヲ3人が演じるキャラにフォーカスを当て、そちらのエピソードを膨らませほうが良かったのではないか。まあ、そうするとこの映画自体が存在してないので、しょうがない部分かもしれない。
また、テレビ局主導の映画全般に言える事だが、詰込み過ぎである。少しでも飽きられたらチャンネルを変えられるというテレビマンの強迫観念なせるわざなのか、テレビはどんなに詰込んでもCMが入るので緩急がとれるが、映画は自ら緩急のリズムをとりに行かなければならず、それが出来てない為、作品の印象が非常にのっぺりしたものが多い気がする。
で、詰込んだのが本筋とは関係ない火野正平親子とシングルマザーのエピソードなのだが、それが交わるシーンを伏線回収と言うのか?
くどいうえに下手なだけだと思うんだけど、
「でしょうね」という感想しか出てこない。
満島ひかりちゃんピッタリ!
なんかちょっと怪しげな演技をさせたらピカイチの満島ひかりちゃんが今回も光ってました♪
私はあまりマルチバース的なのは好きではないんですが、今回のコラボはスパイス程度で逆に本編を邪魔しないファンサービスで良かったと思います
続編やテレビドラマの映画版と違い知名度のない新規のドラマはなかなかスタートダッシュが遅いものですが、その問題解決の1つの正解なのかもしれませんね?
またみんなが普段からよく使う通販物流を狙った爆弾テロというところが怖く、また今日注文したら明日届くというある意味脅威の物流システムの裏には様々な企業の努力から成り立っているということも再度考えてみるという社会問題にも切り込んでいてなかなか深いストーリーは「上手い」の一言
邦画は映画館で観ない派の方もみえますが、ドラマとしてとても面白いので是非とも配信や民法放送時には観て欲しいです♪
あの時はごめんね
情報過多なのか
脚本家目当てで行くのは、君塚さん以来ではなかろうか。
アンナチュラルは未見。
以前、医療系の倉庫でピッキングのバイトをした経験あり。
そう、正月だろうと台風だろうと止められませんよ、絶対に。
大型倉庫が舞台という着想、観客を翻弄する展開と伏線回収の小気味よさは期待通り。
サスペンスではあるが、流通というインフラ業界で働く人々に迫る群像劇でもあった。
欲望と満たすまでの早さは昨今、確かにクレイジーだ。それでも淡々とモノが届き続けるだけに日常化しており、あいだがどうなっているのかなど興味もなければ、蛇口をひねると水が出て当然さながら知る人は少ないのではなかろうか。
状況へ警鐘を鳴らす側面もありで、なかなか成功しづらい「エンタメながらも社会へ問う」仕上がりにまとまった成功例と観た。
あくなき欲望にも安息日を、だ。
ただ自身には、全体にただようアニメっぽさが気になった。
テンポがいい分、ド直球の連続というか。
そこをヨシと取るか、物足りなく感じるかが評価の分かれ目のように感じている。
男女を意識させない満島さん演じる主人公の痛快さがパーフェクト。
さりげなくアイコン化していた衣装もいい。
そう思うといくつかのドラマとも絡んでいたりする本作、
詰め込まれた情報の見本市よろしく、
眺めて感心してフーンとブースを後にしてしまう
情報過多が惜しい作品だったのかもしれない。
無理にシェアード・ユニバースにしなくても…
「アンナチュラル」「MIU404」どちらも大好きな作品なので、この2作品と繋がるシェアード・ユニバース・ムービーに期待しかなかった。そしてシェアード・ユニバースというワードに期待しすぎた。
特番や宣伝などで割と前面に押し出していたので、もう少しガッツリ絡んでくるのかと思っていたら、あっさりめで少し拍子抜け。
…大人の事情やあくまで軸は「ラストマイル」という事もわかってる。
単なるドラマファンのワガママです。
「ラストマイル」という映画としては、物流業界の闇と過酷さ(どこの業界も同じだと思うが)が描かれていて、おそらく現実もそう違いはないのだろうと思うととても怖い。
そして、荷物が届くまでにどれだけの人たちのお世話になっていることか、消費者側としては考えさせられる内容で興味深かった。
タイミングが良いのか、悪いのか…
映画館から帰ってきたら荷物が届いてて、開けるのを少々躊躇ってしまった。
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