ラストマイルのレビュー・感想・評価
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物流社会への問題提起も感じる作品!
「悪い羊がいるみたいね」
物流倉庫を舞台にしたサスペンス映画!
▼感想
映画館で鑑賞!
今の日本には欠かせない「物流」を題材にした作品!
この映画はサスペンス映画。ストーリーは展開が早く冒頭からすぐに引き込まれた。犯人が分かって「はい解決!」ではなく、そこからさらに展開を見せた!シェアードユニバースのドラマは見たことはなかったけど、問題なく楽しめた。
主演の満島ひかりは「ごめんね青春!」を見て以来好きな俳優。ハキハキとした話し方が好きで、今作のセンター長の役もすごい合っていた!食えない感じで刑事や部下をかわしたり振り回す姿が記憶に残った。衣装は何を着ても似合っていたけど、特に赤い服が凄く似合っていた。
BGMも印象的で「アー!アー!」っていう曲が緊迫感を増し、不安を煽った。
今作は日本の物流社会への問題提起にも感じた。自分もトラックのドライバーと関わる仕事をしているから色々なことを考えさせられた。
▼お気に入りのシーン
ある人物が止めたベルトコンベアがすぐに動き出すシーン!
このシーンは、今の社会では例え人の命でも物流は止めることはできない。止めると社会が機能しなくなってしまう暗喩に感じた。
ドラマは観ていないけれど
最後まで楽しめる娯楽作品
考察が楽しい
黒い金曜日のブラックな話。
物流倉庫ラプソディー
どいつもこいつも…
何か腹立つな……と思いながら見てた。
登場人物にいちいちイラっとくる奴が多すぎる……監察医チーム、警察チームはドラマからのクロスオーバーらしいけど、前からそういうキャラなのかな……何だあの白い……警官……刑事? そんな勘と語彙力で仕事になるのか……?(追記:MIU404は見ました。主に星野源のおかげで仕事になってました)
そんな中、うだつの上がらない中間管理職・阿部サダヲが颯爽と登場した。実家のような安心感だった。作中めちゃくちゃ応援してた。拙者、群像劇大好き侍なので、ああした市井のしがない中年がささやかに活躍すると、作品の評価が爆上がります。運送親子もとても良かった。父ちゃん元気で長く楽しく仕事してくれ。
ちゃんと全ての伏線が回収されていて、とても満足した。昨今、説明してくれない作品が多い中、とても分かりやすくてありがたい。遅延のメーターがそんなに怖いんだなあ。「消すなよ」って後続に言い残してくれた最初の人は、もしかしたらあの人なのかもしれないけど、それが精一杯の「できること」だったんじゃないのかなあ。
それにしても、ひとりの力ではどうにもならんことを「責任」とか言ってひとりに押し付ける社会は、本当に嫌なものだ。「責任取れんの?」って何度も台詞に出てきたが、個人で取れる奴なんかおらんやろ。賠償にしたって金払ったことが責任取ったことになるんか? ひとりでは到底取れない責任を根拠に詰めてくる上司は、「責任取れんのか?」「取れません」って返してくるのが分かってて詰めているので、総じてクソ野郎である。
スタッフロールの終わりに、最近よく見る例の文言を見て、自分もパワハラクソ野郎の下で働いているので、胸と涙腺に来た。
だからみんな、何かあっても気にせず唾吐くくらいの気持ちでいこうな。
俳優達の演技は高評価なんだけど
アンナチュラルもMIU404pも大好きで何回か見直してるくらいだったので期待を込めて鑑賞してみたが、どうなの❓面白くないって事はないけどめちゃくちゃ面白いか❓と言われればそうでも無かったような。気がするなぁ。ハードル上げて見ちゃダメだね。やっぱり。スッキリ感もそれほど感じられなくなるべくしてなるようになったなぁって感じかな?
お客様の欲望のために私たちは商品を届け続ける
お客様ファーストですべての商売が進む、現代日本。夜中に頼んだ本や日用品が、半日も経たずに送料無料で届く。便利だよなあ。安いよなあ。こんな行き届いたサービスが成立するのは日本くらいだよ。だけど、裏を返せばその便利さの代りに犠牲になっている、人、もの、時間、金、がある。僕は、この映画のハラハラドキドキ展開にワクワクする気分よりも、そっちの、犠牲になっている方へついつい感情が引っ張られてしまう。満島ひかりや岡田将生の危難をかいくぐる爽快感もいいんだけど、阿部サダヲや火野正平や宇野祥平たちの抜け出せない徒労感の方に、シンパシーを感じて止まない。
だから、あれで終わった、よかったね、って僕の中ではならない。このままずっとこんな社会でいいのか日本、って気分のまま。それじゃ映画見てもつまんないでしょ?って言われたとしても。だって日本は、”人が飛び降りてもベルトコンベアが数秒間止まっただけの現実”はこの先もかわらないんだろうな、って思うから。
そうか、2024年問題だったか
「うわー、すっごいありそう」
途中まで観てて思ったこの感想がなにか頭に引っかかっていたのだが、他の方のレビューで気づいた。
「そうか、2024年問題だったか」
満島ひかりが好き。
こういう脚本好き。
ちょっと最後はショックだったけど、やっぱりそういうことだよな。
最初ですんごい伏線張りまくってるんだけど、それが「これ伏線なんだろうなぁ」と思わせたところがメインのストーリーで、そう感じさせなかったところが本当は伏線で。
こういう「そっちだったか」と思わせるのが、前回観た「ザリガニの鳴くところ」と似た雰囲気があってすごく好き。
でも、病院にいる彼、最後はどうなっちゃうんだろう。
どうするんだろう。
観了後そこに引っかかっていたから、一番感情移入してたのは彼だったらしい。
見事な伏線回収
シェアドユニバースというから
LAST SMILE 最後は誰が笑う?
巨大通販サイトの物流センターで荷物に爆弾が仕掛けられると言う社会派サスペンスで、なかなか見応えがありました。女性センター長が着任早々起きる爆弾事件に、警察や下請先、通販会社本社を相手に丁々発止とやり合うのは小気味いいです。爆弾探しや犯人の狙い、主人公の隠された秘密などサスペンスの要素を巧く散りばめ、しっかりと伏線を回収し、さらに2024年問題やブラック企業、過剰な消費社会への批判等の社会派的側面もあり、なかなか盛り沢山な内容です。一方で、無差別テロに走る犯人のキャラクターに感情移入できず今ひとつしっくりきませんでした。通販会社の悪玉も生き残っているみたいだし、結局,勝利者がはっきりせず、モヤモヤ感が残りスッキリしないのが残念。役者では、満島ひかりが八面六臂の大活躍でカッコよかったです。タフネゴシエーターでいながら、かつてメンタルを患ったと言う複雑なキャラを好演してました。意外と儲け役は阿部サダヲで、外資系キャリアウーマンの満島ひかりと対照に中間管理職のサラリーマン役がハマってました。
TBSはもっと宣伝費かけるべき!!!!!!
とんでもない作品。
ヒットしてるわけだ。
でも、このヒット理由は
素晴らしい内容過ぎて
噂が噂を呼んでこうなった。
いやいや!TBSさん!
まだまだたくさんの人が観るべき傑作!
追加宣伝してして!!!!
これは社会派作品でありながら
パニック映画でもあり
サスペンス映画でもある。
しかも全てハマってるから
中途半端さがない。
「アンナチュラル」「MIU404」の出演陣が
ゲスト的ではなくちゃんと物語の中にいる。
「あー、カメオ的?」ではない。
それぞれキーポイントなのだ。
これはもう監督と脚本家とTBSの力だろう。
そして、もう、カメラワークから台本から演出から
個々の俳優部全て(子役の女の子まで!)
その役への徹底が半端ない。監督の力だなー!
こんなに物販と流通をわかりやすく、
そして残酷に、そして悲しく、
そして、カッコよく描いた作品はない。
ラストの震えは神経の一本一本全て震えた。
今年1の傑作。
全然引き込まれない難しすぎた
最高でした!!
ドラマファンですし、新井P塚原監督コンビのドラマ大好きです。野木さんももちろん。
最初から最後までこんなに、一瞬も目が離せない、他のことを考える余地を与えてもらえなかった映画は初めてかもしれません。オープニングから、これまで接した映画だったりテレビだったりサブスクなどの映像でいいなと思ったものが劇伴含め、ワクワクする仕掛けに心が囚われてしまいました!終わったドラマを色褪せることなくまた活かしている世界観が最高過ぎるし、正直この気持ち言葉に出来ません!最後の驚きまでやはり素素晴らしい展開!なんとも言えない哀しく不条理なやるせなさもぶつけようもない静かな怒りも圧巻の映画でした。
追記、、エンドロールでふと考えて
最後の伏線解けたとき、主人公たちと同じようにゾワッと泣けた。
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