ラストマイルのレビュー・感想・評価
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バカナコトシタ……
予告編を観たくらいで何の前情報も無しで観たが、予想以上の良作だった。
ストーリーの展開もテンポも良く、キーポイントが爆弾なだけに、その爆発が体感できるなら程館内に響いてきて物凄いインパクトとなってる。
お手本の様なミスディレクションで誘っての逆転。(ちょっとあざとかったてらいも…)
解決と見せかけてもう一山。
こんな端役にこの俳優?と思いきや、アンナチュラルメンバーやMIUメンバーが!うれしいサプライズだ。
内容も深堀りして考察したくなる部分もチラホラ。
実際に現場で動く下の辛辣さを理解出来ない上層の指示者。
バカナコトをしてしまう立場もなんとなく解る…。
何処から視ても愉しめる要素満載な傑作。
6年ぶりにあの時の感動が蘇ったみたいな感覚
これはとにかく傑作。言葉では上手く言い表せないレベルなのでぜひ劇場に見に行って体感してほしいんだけど、感想を言うならアンナチュラルの作品をリアタイで初めてみたときの、6年前のあの感動と衝撃が蘇ったような気分になった。止まらない伏線回収にゾクゾクさせられる感覚はアンナチュラルそのもので、非常に疾走感のある展開がMIUの世界観を感じさせて、内容だけじゃなくて世界観そのものがドラマとリンクしていて激アツだった。個人的にはアンナチュラルとMIUのサントラが流れて涙が出てきそうなくらい懐かしい、それだけで泣きそうなくらい幸せな気持ちになった。映画を観た後だからこそ、ラストで映画館に響き渡る主題歌「がらくた」の歌詞がささりまくりで私は涙がとまらなかった。
別に格段映画が好きなわけでもない私は、2時間もある映画を最後まで興味をもって見続けられるなんてことはそうないけれど、過去作のアンナチュラルとMIUはもちろん、満島さんをはじめとするラストマイル陣のキャスティングがハマりすぎていて、セリフも演出も演技も何から何まで全てにおいて別格だったと思う。鳥肌モノです。
これは2作のドラマ(特にアンナチュラル)の大ファンで見に行った私の感想ですが、どちらも見ずに映画に行った友達も楽しめていたので何も知らなくても是非1度見て頂きたい作品。エンターテインメント性もありながら社会の物流界の現状に語りかけるような、とにかく色々なメッセージが込められた深い作品です。1回じゃ消化しきれない部分もあるので私はこれからまた、何マイルもしてこようと思います^^
初満島ひかり
ショッピングサイトの運営側、物流倉庫の管理側、宅配業者、警察などそれぞれの立場がぶつかり合い、問題が複雑化していく。実際に巨大物流倉庫で働いている人に裏側を聞いてみたいものだ。スマホは持ち込み禁止なの?
MIU404、アンナチュラルとのコラボがあり、有名俳優が次から次へと出てきて驚き。通りで作りがテレビドラマっぽい。
MIU404は見たことないが、綾野剛が胡散臭くてすごい嫌悪感。
満島ひかりの演技初めて見たけど、よく通る高い声。岡田将生は演技に安定感あって流石。
ミステリーパートはイマイチで、中村倫也の無駄遣いな感じがした。
私にはあまり刺さらなかったので、「クラウド」の方にしとけばよかったかなあ。
そして何も解決しなかった
悪魔の契約というのは、猿の手やペット・セメタリーに代表されるように、往々にして契約者の願いを不都合な形で叶えるものだ。
だが◯マゾンににかかれば願いごとは次の日には完璧な形で叶う。時には即日で。
さらに、僕達がまだ自分でさえ輪郭のはっきり見えていない欲望を先回りして叶えてこようとさえする。
この人類史上稀に見る有能な悪魔が、どのように我々の懐に入り込み、そして契約の対価としてなにを要求したのかは、本作を鑑賞して確認していただきたい。
満島ひかり
2024.9.6 TOHOシネマズ日比谷
観たい作品だったのでムビチケを購入
今、素敵な俳優さんがいますが
満島ひかり···良かった
アンナチュラル·MIU404···
豪華キャストの皆さん。
是非映画館で大きなスクリーンで観てほしい作品です。
テンポ良し、大満足。だが、
観賞後30分経ち、腑に落ちなさが言語化できた。
そこまでする?
これ言っちゃ、エンタメとしておしまいだが、クレバー犯人なんだから、自分ならまずディーンフジオカ個人を復讐対象にするかな。でなくても、倉庫のコンベアーを爆破する、とか。まあ、そこは気が触れてたということで。
あと、老人と中年男の親子で配送なんだけど、いるか?子供じゃないんだから教わんなきゃ…、まいいか。
時事、生活密着ネタと無差別テロを結びつけた見事な作品だった。
ミステリーと社会風刺
元ネタは某物流会社でしょうか。
実際の現場は見たことありませんが、ニュースになるぐらいですし大変なんでしょう。
誰が犯人で、どうやって爆弾を仕掛けたのか考えながら見ましたが全然わかりませんでした!やっぱり映画と言えば爆発ですね。迫力ありますし。
事前にアンナチュラルを観ていたので、より楽しめました。他のドラマの登場人物も出ているのでしょうか?気になるので後で調べて観ておきます。
0%
初日鑑賞後に感想書き忘れてたので備忘録。
「70kg 2.7m/s→0」の意味は、1人の命で物流の稼働率を0%にするストライキだと解釈しました。鑑賞者を信じて無粋な説明を挟まないのが野木亜紀子作品の好ましいところです。
結局はそれが無情に擦り潰され、婚約者がそれを引き継ぎ、彼女のメッセージを受け取った舟渡エレナにより正当なストライキとなり、物流の在り方に風穴を開け、梨本孔に引き継がれる(ラストシーンでその重さに気づいて慄く描写も含めて)美しい物語の流れでした。
過去作品の出演者達があくまで物語に関わりながら、邪魔はしないのも、素晴らしいです。
お仕事上深く関わる題材なので、我が事として心に刻みます。
豪華キャスト。Amazonと物流の闇
やたら豪華キャストの脇役だなとは思いました。エンドロールにアンナチュラルMIUの表記があって、あー、テレビドラマと繋がってて、見る人が見れば面白いんだなと納得。私はその辺のドラマさっぱり疎くて。
しかし映画単体でも面白かった。
面白かったけど、無理ある展開も。サスペンスならばもっと緻密に組み立てて欲しかった。
ドライバー親子の悲惨さが沁みる。1番大変なのは、そのラストマイルの人々ですよね…。
舟渡エレナがアメリカから来た設定の割に英語が下手すぎて興醒め。役者なら英語のセリフくらい言えても良いのでは。ディーンフジオカは英語堪能で良かったけど。
ストーリーよりも物流の現状の方が気になった
ア○ゾンの倉庫の荷物の中に爆弾が仕掛けられていて、開けると爆発する箱がランダムに配達される。
その設定自体も面白いけど、実際の巨大物流会社の倉庫の中、運送業の現状などが垣間見れる事の方が興味深かった。
映画の中でも答えは出てて、お客様第一主義の競争の果てが今の惨状ですよね。
お客様第一主義がダメなんだから、ちょっとは困らせろ!って事でストライキをして改善を要求する。そしてちょっとだけ日給が上がる。
ストライキは有効な手だと思いますが、長く続ければ労働者と会社そのものが苦しくなるという諸刃の剣でもありますよね。
消費者がサービスに対してキチンと金を払えればいいのですが、従業員に高給を払ってサービス価格も高い会社と、従業員を酷使してでもサービス価格が安い会社があれば、当然安い方を選んでしまう。そうしないと損した気になるから。
企業が努力して、競争をして、高品質で安価なサービスを提供するのは良い事だと思いますが、その皺寄せが労働者に向かうと奴隷化してしまう。
解決策は労働者がAIロボットに置き換わることしかないのかもしれません。
映画未満…16:9は映画館ではもうやってはいけないと思う
ドラマスペシャルなら☆4くらいでも良かった
ドラマスペシャル+アルファの映画未満
題材はNHK感
16:9のアスペクト比もテレビ感強い
アンナチュラル、MIU404風を散りばめてあるけど集中を欠く原因になってる
緊張するところはいつも同じシーン
野木オリジナル脚本の強みは時代の先を読むところだとも思ってたけど後追い感
確かに面白かったけど、犯人それで良いの?
観てる最中も観終わったあともずっと面白かったよ。アンナチュラルもMIUも好きだからそのメンバーが出てきてくれたのもよかったし。満島ひかりと岡田将生と阿部サダヲと火野正平と宇野祥平みんなよかったよ。今の時代に観るべき作品だとは思う。だけどなんかモヤモヤが残る。
この映画の犯人のことである。
要はこの無差別テロ事件を起こした黒幕だ。
はっきり言ってここの描き方は名探偵コナンか?ってくらいベタベタ。恋人が過労で自殺未遂(実際は死にたかったというより物流を止めたかっただけみたいだけど)して植物人間になり、その復讐…はあまりにもさ。
単純な復讐ではなくて大きなシステムを止める為のことだったらしいけど。元々聡明な雰囲気がある女性に見えるのに、やっていることは結局無差別に人を傷つけている、あまりにも惨たらしい無差別テロだ。関係ない人たちを巻き込まないでくれ。
それとも、消費者側にも罪があると考えたのか。
あのシングルマザーとその子供たちになんの罪があると?
あれはショウヘイ親子が阻止したから良かったことになってるけどさ…一歩間違えたら大惨事だった。その「大惨事」まではいかないのが商業映画ぽい。
そもそも、恋人にそこまでするのかというのが正直な感想だ。親子とかならまだわかる。しかも植物人間でまだ仮にも生きている彼を置いて自死するのもなんか腑に落ちない。
犯人はもっと普通のサイコパスにすることはできなかったのかな。それはそれでありきたりだが。なんかよくあるサスペンスとか推理ものの犯人像で残念…
あと労働環境に関する訴えは勿論、テロはテロでもっと糾弾してほしかった。アンナチュラルのミコトなら、ばっさり「犯人の動機なんてどうでもいい」って言ってくれそうだったけど。
野木亜紀子さんワールド
MIU404を観て、脚本家野木亜紀子さんの描く世界観に共感して、それ以来、野木亜紀子さん脚本の物は、観るようにしています。
MIU404やアンナチュラルを観ていなくても、充分楽しめます。
むしろ、わざわざ入れなくても良かったかな。
一番感情移入できたのは、火野正平さん演じる羊運送の請負小型運送の親子。
自分が、どのポジションで働いて生きているかで、ビューポイントも変わるのでは?
もう一度、観直してみたい映画。
まだ気付けてないことだらけのはず。
1回観ただけではまだ気付けてないことだらけのはずだと感じる作品でした。
作品自体はすごく面白い!視点も、内容も、登場人物も、テンポもスピード感あるし冒頭から置いていかれず入り込める。流石の野木さんと新井さん。
1回では主題が掴みきれず、ただ映像作品としての面白さで消化してしまっている感覚。後何度か観に行きたい。
アンナチュラルとMIU404は丁度いい出演時間で隙間感だなと思いました。そっちメインで行くと物足りなさを感じる人もいるかも知れないけれど、きっとその作品を知っていれば知っているほど散りばめられているものがありそう。あの警察と解剖医とが交われば怖いものなしで大活躍な気がするけれど、やっぱり全てのケースで全ての力が最大限に発揮される訳ではなくて、組織としても社会としても優秀な人だけ集まればいいってことじゃないんだと示されているような気がした。
個人的には、パプリカくんが出てきたことが1番の感動ポイント。きっと順風満帆ではなく、気づかないふりをして生きる一般的なレールを歩めはしない苦しみの人生の中でそれでも生きているし、ミコトから貰った「あなたの人生はあなたのものだよ」を大切に自分の人生を探している途中が見られて、人知れず彼が生き続けてくれていることに涙が出た。
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