ラストマイルのレビュー・感想・評価
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結局、対岸の火事のような
ミステリー部分だけ見れば、
ちゃんと登場人物各々になんか引っかかる怪しいミスリードがあって、
ストーリーの進行と一緒に事件の黒幕である可能性を追えるようになっているのがとてもお上手。
最後に真相を知って驚きはしたのだけど。
引っかかってしまうのは警察の無能感。
普通最初の爆発事件の時にもっと荷物を受け取った人の事や状況を配達員に聞くべきだと思ったし、解剖所?に焼死体が来た時はもうほとんど証拠としての価値を見出してないのはどうなのかと思った。
流通業界の闇に触れてる内容と騒がれいるみたいだけど、
総括してしまえば、倉庫会社が利益追求しすぎて宅配業者を安い賃金でこき使っているのが一番の闇なのではないのかなと。
倉庫会社の方もブラックフライデーが怖いというのも見ていてどの辺りが怖いのかが解りにくかった。
倉庫の中の人はかなり人員もいるし、便利なシステムも構築されていて、従業員は走り回る訳でもなくスマートに働いている感じがあって苦労が見え辛い。
メスを入れるにしても流通の闇っていうのがちょっと地味で、
その仕事に携わっている当事者じゃないかぎりは対岸の火事みたいで、
映画を観て「そうだったのか、許せない」と憤った人も、
次の日にはお急ぎ便で即日配達の荷物をポチッてたりしていそう。
後はドラマとのタイアップらしいのだが、
どっちのドラマも私は見た事なかったのでよく解らず、
なんか急に俳優豪華になって尺を使うシーンが不自然で面白かった。
まとめるとミステリー部分は引き込まれたし、
この人が実は・・・なミスリードを誘う演出は良かったけど、
どたばたしてて派手には思えるのだけどどこかチープ。
映画を観たというよりは当たり回の二時間サスペンス劇場を見た気分。
飛び降りた人も自ら焼死した彼女も命をかけるなら、もうちょっと他のやり方があったんじゃないかと思うんですよね。
一度動かしたら
まあまあだったかな
評判通り面白い
見やすさ◎
ストーリー◎
キャラクター○
没入感◎
個人的好み◎
面白い
すごくまとまってる
かなり見やすい
あまり思い入れがないので感動はあまりないけど、ドラマ見てる人はあるよね
バカナコトシタ……
6年ぶりにあの時の感動が蘇ったみたいな感覚
これはとにかく傑作。言葉では上手く言い表せないレベルなのでぜひ劇場に見に行って体感してほしいんだけど、感想を言うならアンナチュラルの作品をリアタイで初めてみたときの、6年前のあの感動と衝撃が蘇ったような気分になった。止まらない伏線回収にゾクゾクさせられる感覚はアンナチュラルそのもので、非常に疾走感のある展開がMIUの世界観を感じさせて、内容だけじゃなくて世界観そのものがドラマとリンクしていて激アツだった。個人的にはアンナチュラルとMIUのサントラが流れて涙が出てきそうなくらい懐かしい、それだけで泣きそうなくらい幸せな気持ちになった。映画を観た後だからこそ、ラストで映画館に響き渡る主題歌「がらくた」の歌詞がささりまくりで私は涙がとまらなかった。
別に格段映画が好きなわけでもない私は、2時間もある映画を最後まで興味をもって見続けられるなんてことはそうないけれど、過去作のアンナチュラルとMIUはもちろん、満島さんをはじめとするラストマイル陣のキャスティングがハマりすぎていて、セリフも演出も演技も何から何まで全てにおいて別格だったと思う。鳥肌モノです。
これは2作のドラマ(特にアンナチュラル)の大ファンで見に行った私の感想ですが、どちらも見ずに映画に行った友達も楽しめていたので何も知らなくても是非1度見て頂きたい作品。エンターテインメント性もありながら社会の物流界の現状に語りかけるような、とにかく色々なメッセージが込められた深い作品です。1回じゃ消化しきれない部分もあるので私はこれからまた、何マイルもしてこようと思います^^
初満島ひかり
そして何も解決しなかった
満島ひかり
テンポ良し、大満足。だが、
観賞後30分経ち、腑に落ちなさが言語化できた。
そこまでする?
これ言っちゃ、エンタメとしておしまいだが、クレバー犯人なんだから、自分ならまずディーンフジオカ個人を復讐対象にするかな。でなくても、倉庫のコンベアーを爆破する、とか。まあ、そこは気が触れてたということで。
あと、老人と中年男の親子で配送なんだけど、いるか?子供じゃないんだから教わんなきゃ…、まいいか。
時事、生活密着ネタと無差別テロを結びつけた見事な作品だった。
ミステリーと社会風刺
元ネタは某物流会社でしょうか。
実際の現場は見たことありませんが、ニュースになるぐらいですし大変なんでしょう。
誰が犯人で、どうやって爆弾を仕掛けたのか考えながら見ましたが全然わかりませんでした!やっぱり映画と言えば爆発ですね。迫力ありますし。
事前にアンナチュラルを観ていたので、より楽しめました。他のドラマの登場人物も出ているのでしょうか?気になるので後で調べて観ておきます。
0%
初日鑑賞後に感想書き忘れてたので備忘録。
「70kg 2.7m/s→0」の意味は、1人の命で物流の稼働率を0%にするストライキだと解釈しました。鑑賞者を信じて無粋な説明を挟まないのが野木亜紀子作品の好ましいところです。
結局はそれが無情に擦り潰され、婚約者がそれを引き継ぎ、彼女のメッセージを受け取った舟渡エレナにより正当なストライキとなり、物流の在り方に風穴を開け、梨本孔に引き継がれる(ラストシーンでその重さに気づいて慄く描写も含めて)美しい物語の流れでした。
過去作品の出演者達があくまで物語に関わりながら、邪魔はしないのも、素晴らしいです。
お仕事上深く関わる題材なので、我が事として心に刻みます。
豪華キャスト。Amazonと物流の闇
ストーリーよりも物流の現状の方が気になった
ア○ゾンの倉庫の荷物の中に爆弾が仕掛けられていて、開けると爆発する箱がランダムに配達される。
その設定自体も面白いけど、実際の巨大物流会社の倉庫の中、運送業の現状などが垣間見れる事の方が興味深かった。
映画の中でも答えは出てて、お客様第一主義の競争の果てが今の惨状ですよね。
お客様第一主義がダメなんだから、ちょっとは困らせろ!って事でストライキをして改善を要求する。そしてちょっとだけ日給が上がる。
ストライキは有効な手だと思いますが、長く続ければ労働者と会社そのものが苦しくなるという諸刃の剣でもありますよね。
消費者がサービスに対してキチンと金を払えればいいのですが、従業員に高給を払ってサービス価格も高い会社と、従業員を酷使してでもサービス価格が安い会社があれば、当然安い方を選んでしまう。そうしないと損した気になるから。
企業が努力して、競争をして、高品質で安価なサービスを提供するのは良い事だと思いますが、その皺寄せが労働者に向かうと奴隷化してしまう。
解決策は労働者がAIロボットに置き換わることしかないのかもしれません。
映画未満…16:9は映画館ではもうやってはいけないと思う
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