「物流業界の人間から見て」ラストマイル 鹿の子さんの映画レビュー(感想・評価)
物流業界の人間から見て
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もちろんとても面白い。男性主体の業界なのに女性が矢面に立つ設定も、これまでのドラマが同じ世界線にあることも、その中でさまざまな人間性を垣間見ることができて逸品だと思う。
同業者としてもリアリティがあって引き込まれてしまう。
そして、八木さんの「こんな単価で誰がやる」という言葉にすべてが詰まっていると思う。物流業界はあまりに軽んじられている。
「あなたの手に物があることは当たり前ではない」
それを実感してほしいと思った。3年目の若手にセンター長を任せられる…のは流石に現実的にないと思うけど、それほどこの業界は人を使い捨てにする。どんどんと人が辞めていくのに世界は未だに物流を下に見ている。一つの荷物が誰かの手に届くまでどれだけの知恵と苦労が詰まっているか、もっと知られなければならないと感じる
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